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たこはなぜ空にあがるの?のイラスト

身のまわりのもの ・ 241/300

たこはなぜ空にあがるの?

Why do kites fly?

ひとことで言うと

ななめにかたむいたたこに風が当たると、たこを上へおし上げる力が生まれ、糸がたこを引っぱってその角度をたもってくれるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A kite needs wind. The wind pushes on the kite. The kite leans back a little, so the wind pushes it up. Your string holds the kite and keeps it at the right angle. The tail helps it stay straight. With a good wind, the kite goes up, up, up!

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たこには風が必要です。風がたこをおします。たこは少しうしろにかたむいているので、風はたこを上へおし上げます。あなたの糸がたこをつなぎとめ、ちょうどよい角度にしてくれます。しっぽは、たこがまっすぐでいられるように助けます。よい風がふけば、たこはどんどん上へあがっていきます!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A kite flies because the wind and the string work together. When a kite is in the air, it is not flat to the ground. It leans back a little, like a tilted board. When wind hits the front of the kite, the air is pushed down and away. At the same time, the kite is pushed up and back. This upward push is called lift. If there were no string, the wind would simply blow the kite away. But the string pulls on the kite and keeps it at the right angle, so the lift can become stronger than the kite's weight. The tail creates drag behind the kite and helps it face the wind instead of spinning around. That is why light kites and steady winds work best.

日本語の訳を見る

たこが飛ぶのは、風と糸がいっしょに働くからです。空にあるたこは、地面と平らではありません。ななめにした板のように、少しうしろにかたむいています。風がたこの前の面に当たると、空気は下の方へおしやられます。それと同時に、たこは上とうしろへおされます。この上向きの力を揚力(ようりょく)といいます。もし糸がなかったら、風はたこをただふき飛ばしてしまうでしょう。でも糸がたこを引っぱってちょうどよい角度にたもつので、揚力がたこの重さより強くなれるのです。しっぽは、風にうしろへ引かれる力を生み、たこがくるくる回らずに風の方を向けるように助けます。だから、軽いたこと安定した風がいちばんよいのです。

この質問の英単語

  • wind風
  • string糸
  • angle角度
  • tailしっぽ
  • lift揚力(上へおし上げる力)
  • weight重さ
  • steady安定した

超絶解説もっと知りたい人へ

たこは「ななめの板」

下じきを顔やほかの人から十分にはなし、体の前でななめに持ってゆっくり歩くと、下じきがおされるのを感じます。たこもこれと同じです。ななめになったたこの面に風が当たると、たこは空気の流れを下へ曲げます。そのおかえしに、空気はたこを上へおし返します。また、たこの上下では空気がおす力にも差ができます。こうして生まれる上向きの力を揚力といいます。たこには、上向きの揚力、うしろへおし流す力、地球が下へ引っぱる力、そして糸が引っぱる力がかかっています。これらがつり合うと、たこは空の一か所で止まっているように見えます。

糸こそが主役

「糸はたこをつないでおくだけ」と思うかもしれませんが、じつは糸が引っぱることで、たこは風に対してちょうどよい角度をたもてます。糸が切れると、その角度をたもちにくくなり、風に流されながら落ちていきます。ただし、落ち方はたこの形や風によってちがいます。風が弱い日に走るとたこがあがるのは、たこから見ると空気が向こうから流れてくるからです。また、地面の近くでは建物や木が風をじゃまするため、少し高い所の方が風が強く安定していることがあります。ただし、場所や天気によって風の強さは変わります。

しっぽは矢の羽と同じ

四角いたこに長いしっぽをつけるのは、矢のうしろに羽がついているのと同じ理由です。しっぽは風にうしろへ引っぱられ、たこの頭がいつも風の方を向くようにしてくれます。しっぽがないと、たこはくるくる回ったり、左右にふらふらしたりします。三角形のゲイラカイトのように、形を工夫してしっぽがなくても安定するたこもあります。

たこから飛行機へのバトン

たこは2000年以上前の中国で生まれたといわれ、日本にも古くから伝わりました。たこは人類が初めて空に長くうかべた「つばさ」ともいえます。1903年に世界で初めて動力つき飛行機を飛ばしたライト兄弟も、その前に大きなたこでつばさのしくみを何度もためしました。飛行機のつばさが空気をおして揚力を生むしくみは、たこと同じなのです。ただし、たこあげは電線の近くや、雷が鳴りそうな日には絶対にしてはいけません。広い公園や河原で楽しみましょう。

みんなが驚く豆知識

  1. 英語の kite は、もともと鳥のトビのことです。羽ばたかずに風に乗ってゆったり空にうかぶトビのすがたから、おもちゃのたこも kite とよばれるようになりました。

  2. ライト兄弟は1899年、つばさの左右を少しねじって向きを変えるしくみを、はば1.5mほどのたこで実験しました。この発見が、4年後の人類初の動力飛行につながりました。

  3. 1901年、イタリアのマルコーニは、大西洋をこえる無線の電波を受け取る実験で、アンテナの線をたこで空高くあげました。たこは科学の大発見も助けてきたのです。

おうちでやってみよう

うすいビニール袋の持ち手に糸をむすび、風が背中からふく向きで広い公園を走ってみよう。袋がふくらんで、ななめになりながら空へあがっていきます。電線や道路の近くではやらないでね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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