
身のまわりのもの ・ 226/300
シャボン玉はなぜ虹色なの?
Why are bubbles rainbow-colored?

シャボン玉のまくの表と裏ではね返った光が重なり、まくの厚さによって強めあう色がちがうので、虹色にキラキラ見えるんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A bubble skin is very, very thin. Light bounces off the front of the skin. Light also bounces off the back. The two lights meet. Some colors get stronger, and some colors go away. The skin is thick in some places and thin in others. So you see many colors!
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シャボン玉の皮は、とても、とてもうすいです。光は皮の表ではね返ります。光は皮の裏でもはね返ります。2つの光が出会います。強くなる色もあれば、消えてしまう色もあります。皮は、厚い所もあれば、うすい所もあります。だから、たくさんの色が見えるのです!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Soap film is clear, like water, so where do the colors come from? The answer is light itself. White light is a mix of all the colors, and light travels in waves. When light hits a bubble, some of it bounces off the outside of the film. Some goes in and bounces off the inside. These two reflections come back together. If their waves line up, that color looks bright. If they do not line up, that color fades away. Which colors line up depends on how thick the film is. A bubble film is hundreds of times thinner than a hair, and its thickness keeps changing as the soapy water slides down and dries. That is why the colors swirl and move. Just before a bubble pops, its top can turn dark.
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せっけんのまくは水のようにすき通っています。では、色はどこから来るのでしょう?答えは光そのものです。白い光はすべての色がまざったもので、光は波のように進みます。光がシャボン玉に当たると、一部はまくの外側ではね返ります。一部はまくの中に入り、内側ではね返ります。この2つのはね返った光が、また重なります。波がぴったりそろうと、その色は明るく見えます。そろわないと、その色は消えていきます。どの色がそろうかは、まくの厚さで決まります。シャボン玉のまくは髪の毛の何百分の1もうすく、せっけん水が下へ流れたりかわいたりして、厚さがいつも変わっています。だから色はうずをまいて動くのです。シャボン玉がわれる直前には、てっぺんが黒っぽくなることがあります。
この質問の英単語
- light光
- colors色
- bouncesはね返る
- waves波
- reflectionsはね返った光・反射
- thick厚い
- pops(パチンと)われる
超絶解説もっと知りたい人へ
色のもとは「光の波」
光は、水面の波のように山と谷をくり返しながら進みます。山から山までの長さを「波長(はちょう)」といい、赤い光は約700ナノメートル、むらさきの光は約400ナノメートルです(1ナノメートルは1ミリの100万分の1)。目に入る光の波長によって、私たちはちがう色を感じます。人の目には、赤・緑・青のあたりの光を感じる3種類のセンサーがあり、その組み合わせで色を見分けています。太陽や電灯の白い光は、いろいろな波長の光がまざったもの。シャボン玉は、その中から、ある色だけを強めて見せているのです。
2つの光が「せーの」でそろうと
シャボン玉に当たった光は、まくの表ではね返る光と、まくの中を通って裏ではね返る光の2つに分かれます。裏ではね返る光は、まくの中を往復してからもどるため、表ではね返った光とは進んだ道のりや波のずれ方がちがいます。また、光は表ではね返るときにも、波の向きがずれることがあります。その結果、ある色の波は強めあい、別の色の波は弱めあいます。これを「光の干渉(かんしょう)」といいます。どの色が強く見えるかは、まくの厚さや見る角度などで変わるため、虹のような色のもようができるのです。ニュートンもシャボン玉などの色を熱心に観察し、厚さと色の関係を書き残しました。そして1801年ごろ、イギリスのトーマス・ヤングは、光を波として考え、干渉のしくみを示しました。
色のしまは「厚さの地図」
シャボン玉のまくの液は、重力で少しずつ下へ流れていきます。だから上ほどうすく、下ほど厚くなり、色は横じまのように分かれます。さらに、まわりの空気の流れや、水がかわいていくことで、もようはぐるぐると動き続けます。つまり、シャボン玉の色のもようは、まくの厚さを色で表した「地図」なのです。てっぺんが数十ナノメートルほどまでうすくなると、目に見える光の多くが反射しにくくなり、黒っぽく見えることがあります。これは、まくがとてもうすくなり、われやすくなっているしるしです。
色をぬらずに色を出す生きもの
雨の日の道路に広がったうすい油のまくがにじ色に見えるのも、シャボン玉と同じ光の干渉です。自然界には、細かいつくりで色を生み出す生きものもいます。タマムシの羽のキラキラや、クジャクの羽の青や緑は、主にとても細かいつくりが特定の色の光を強めて生まれる「構造色(こうぞうしょく)」です。色素も見え方に関わることがありますが、見る角度で色が変わるのは、細かいつくりが光を反射する方向を変えるためです。なお、CDやDVDの裏の虹色は、細かいみぞで光が広がる「回折(かいせつ)」という、少しちがうしくみで生まれています。
みんなが驚く豆知識
シャボン玉のまくは、いちばんうすい所では数十ナノメートル。髪の毛の太さの数千分の1しかありません。そんなにうすいまくが、空気をとじこめて空を飛んでいるのです。
南アメリカのモルフォチョウのあざやかな青い羽には、じつは青い色素がありません。りんぷんの表面のとても細かいつくりが青い光だけを強めて、宝石のように光って見えるのです。
シャボン玉のように見る角度で色が変わることを、英語で iridescent(イリデセント)といいます。ギリシャ神話の虹の女神イーリスが語源で、目の「虹彩」を英語で iris というのも同じ由来です。

おうちでやってみよう
大人といっしょに、ぬらしたおぼんの上で実験しよう。ストローの先をシャボン液につけ、息を吸わずに、ゆっくり吹いて半分のドーム形のシャボン玉を作ろう。シャボン液は絶対に吸ったり飲んだりせず、目にも入れないでね。色のしまが動くようすを観察しよう。てっぺんが黒っぽくなったら、まくがとてもうすくなったしるしです。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






