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台風ってなに?のイラスト

天気 ・ 35/300

台風ってなに?

What is a typhoon?

ひとことで言うと

台風は、南のあたたかい海の上で生まれる、とても大きな空気のうずまきだよ。強い風と大雨をつれてくるんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A typhoon is a very big storm. It starts over a warm sea. It turns around and brings strong winds and heavy rain. A strong typhoon may have a quiet place in the middle. This is the eye. When one comes, listen to adults. Go to a safe place if they say to go.

日本語の訳を見る

台風は、とても大きなあらしです。あたたかい海の上で生まれます。ぐるぐる回り、強い風と大雨をもたらします。強い台風では、まん中に、おだやかな場所ができることがあります。これが「目」です。台風が来たら、大人の話を聞きましょう。安全な場所へ行くように言われたら、そこへ行きましょう。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A typhoon is a giant spinning storm that forms over warm tropical seas. Sea water around 26–27 degrees Celsius or warmer can supply lots of water vapor. Warm, wet air rises and builds tall clouds. When vapor becomes liquid water, it releases heat, helping more air rise. Air flows in near the sea, and Earth's rotation helps the storm spin. In the Northern Hemisphere, it turns counterclockwise. A strong, well-organized typhoon may develop an eye with lighter winds, surrounded by the eyewall's strongest wind and rain. Similar storms are called hurricanes in the North Atlantic and eastern North Pacific, and tropical cyclones in the Indian Ocean and South Pacific. In Japan's weather system, a tropical cyclone in the northwestern Pacific or South China Sea is called a typhoon when its highest ten-minute average wind speed reaches at least 17.2 meters per second.

日本語の訳を見る

台風は、熱帯のあたたかい海の上で生まれる、巨大なうずまきのあらしです。海水の温度が26〜27℃くらいか、それより高い海からは、たくさんの水蒸気が送られます。あたたかくしめった空気がのぼって、背の高い雲をつくります。水蒸気が水にもどるときには熱を出し、さらに多くの空気がのぼるのを助けます。海の近くでは空気が流れこみ、地球の自転が、あらしが回るのを助けます。北半球では、時計の針と反対向きに回ります。強く、形がよく整った台風では、風が比較的弱い「目」ができることがあります。そのまわりの「目のかべ」では、風と雨がもっとも強くなります。同じ種類のあらしは、北大西洋と北太平洋の東側ではハリケーン、インド洋と南太平洋では熱帯低気圧とよばれます。日本の天気の決まりでは、北西太平洋か南シナ海にある熱帯低気圧のうち、10分間平均の最大風速が秒速17.2メートル以上になったものを台風とよびます。

この質問の英単語

  • typhoon台風
  • stormあらし
  • spins回る
  • sea海
  • eye目
  • heavy rain大雨
  • warmあたたかい

超絶解説もっと知りたい人へ

台風は「水蒸気で動くエンジン」

台風の燃料は、あたたかい海から立ちのぼる水蒸気です。水が蒸発するときには熱をうばい、水蒸気が雲のつぶにもどるときには、その熱を出します。台風の中では、この熱が空気をあたためて、さらに強い上向きの風を生み、もっと多くの水蒸気をすい上げる……というくり返しが起きています。だから台風は、海水の温度がだいたい26〜27℃以上のあたたかい海の上で生まれ、育ちます。反対に、陸に上がったり、冷たい海の上に来たりすると、燃料の水蒸気がとどかなくなって、だんだん弱まっていくのです。

なぜうずをまくの?

台風の中心に向かって、まわりから空気が流れこむとき、地球が回っていることのえいきょうで、空気の流れが曲げられます。そのため北半球では、台風は上から見て時計の針と反対向きに回り、南半球のサイクロンは時計回りに回ります。このはたらきは赤道のすぐ近くではとても弱いので、赤道ぴったりのあたりでは、台風はほとんど生まれません。台風の多くは、フィリピンの東の海などで生まれ、はじめは西や北西へ進み、日本の近くに来ると、上空の偏西風にのって北東へとカーブしていきます。

台風の目のふしぎ

強く発達して形がよく整った台風では、中心に「目」ができることがあります。目の中では空気がゆっくりおりてくるため、雲が少なくなり、風も比較的弱くなります。目の大きさは、ふつう直径数十キロメートルほどです。目の中に入ると、さっきまでのあらしがうそのように静かになり、青空や星が見えることもあります。でも、安心してはいけません。目が通りすぎると、今度は反対の向きから、ふたたびはげしい風がふき始めます。台風が近づいたら、静かになっても外に出ず、川や海のようすを見に行ったりしないことが、とても大切です。

1年にいくつ生まれるの?

台風は、1年に平均で約25こ生まれます。そのうち日本に近づくのは約12こ、北海道・本州・四国・九州に上陸するのは約3こです(1991〜2020年の平均)。日本に来やすいのは、夏の終わりから秋にかけて。日本では、その年に生まれた順に「台風1号」「台風2号」と番号でよびます。台風は、こわいあらしですが、夏の水不足をおぎなう大切な雨ももたらしてくれます。天気予報で進路や強さをよく確かめて、早めにそなえることが、身を守るいちばんの方法です。

みんなが驚く豆知識

  1. 観測史上もっとも強い台風のひとつは、1979年の台風20号(英語名 Tip)です。中心の気圧は870ヘクトパスカルまで下がり、強い風のふく範囲は直径約2200キロメートル。本州がすっぽり入るほどの大きさでした。

  2. 英語の typhoon の語源は、はっきり1つに決まっていません。広東語で「大風」を表す daai fung(ダーイフォン)、アラビア語から広がった tūfān(トゥーファーン)、ギリシャ神話の怪物テュポーンを表す typhon など、いくつかの言葉が重なって今の形になったと考えられています。

  3. 台風には、日本の番号とは別に、アジアの14の国と地いきが出し合った140この名前が順番につけられています。日本が出したのは「コイヌ」「ヤギ」「ウサギ」など、星座にちなんだ名前です。

おうちでやってみよう

洗面器を安定した場所に置いて水を入れ、水面に小さな葉を1枚うかべます。スプーンで水をゆっくり同じ向きにかき回し、スプーンを止めて、葉と水面を観察しましょう。葉が水といっしょに回り、まん中の水面が少しくぼむことがあります。これは「回る水」を見る実験です。台風が回る原因はスプーンではなく、地球の自転などなので、同じしくみではありません。水をこぼしたら、すぐにふいてください。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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