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ひょうはなぜ降るの?
Why does hail fall?

かみなり雲の中の強い上向きの風で、氷のつぶがもち上げられ、冷たい水のつぶをくっつけながら大きく育ち、重くなって落ちてくるのが、ひょうだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Hail is balls of ice. It comes from big storm clouds. Strong wind pushes bits of ice up high in the cloud. The ice gets more and more water on it, and the water freezes. The ice balls grow bigger. When they are too heavy, they fall.
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ひょうは、氷の玉です。大きなかみなり雲から生まれます。強い風が、氷のかけらを雲の中の高いところへおし上げます。氷にはどんどん水がつき、その水がこおります。氷の玉はどんどん大きくなります。重くなりすぎると、落ちてきます。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Hail is made inside tall thunderclouds. These clouds have very strong winds blowing upward, called updrafts. High in the cloud, it is far below freezing, but many water drops can stay liquid. When a small piece of ice is carried upward, these cold drops freeze onto it, layer by layer. The ice may follow a complicated path through the cloud and grow larger. When the updraft can no longer support it, it falls as hail. If you cut a hailstone in half, you can often see rings like an onion. In Japan, ice balls five millimeters or larger are called hail. In many parts of Japan, hail is common in spring and early summer, when warm, wet air near the ground meets much colder air above. However, hail can fall in other seasons too.
日本語の訳を見る
ひょうは、背の高いかみなり雲の中でつくられます。この雲の中では、上に向かってふく、とても強い風があります。これを「上しょう気流」といいます。雲の高いところは0℃よりずっと寒いのに、こおらずに水のままでいるつぶがたくさんあります。小さな氷のかけらが上へ運ばれると、この冷たい水のつぶが、一つずつその上にこおりつきます。氷は雲の中をふくざつに動きながら、大きくなることがあります。上しょう気流がささえきれなくなると、ひょうとなって地面に落ちてきます。ひょうを半分に切ると、玉ねぎのような輪が見えることがよくあります。日本では、直径5ミリメートル以上の氷の玉を「ひょう」とよびます。日本の多くの場所では、地面近くのあたたかくしめった空気と、上空のとても冷たい空気が出会う春から初夏に、ひょうがよく降ります。ただし、ほかの季節に降ることもあります。
この質問の英単語
- hailひょう
- ice氷
- cloud雲
- freezesこおる
- heavy重い
- updrafts上昇気流
- layer層
超絶解説もっと知りたい人へ
ひょうと、あられのちがい
空からふってくる氷の玉のうち、直径5ミリ以上のものを「ひょう」、5ミリより小さいものを「あられ」とよびます。どちらも積乱雲などの中でできる氷ですが、ひょうは、ずっと大きく育ったものです。大きなひょうは、ゴルフボールやにわとりのたまごくらいになることもあり、畑の野菜やくだものをきずつけたり、車をへこませたり、ビニールハウスや窓ガラスをわったりします。俳句の世界では、ひょうは夏の季語。冬ではなく夏の言葉になっているのは、昔の人も、ひょうが暑い季節にふることを知っていたからです。
0℃より冷たいのにこおらない水
ひょうが育つカギは、「過冷却(かれいきゃく)」という、ふしぎな水のつぶです。雲の中の小さな水のつぶは、こおるきっかけになるちりなどがないと、マイナス20℃、ときにはマイナス30℃以下になっても、水のままでいられます。ところが、このつぶが氷のかけらにぶつかると、その瞬間にカチッとこおりつきます。上昇気流で運ばれた氷のかけらは、雲の中で、このような冷たい水のつぶを次々とくっつけていきます。こうして、氷が一皮ずつ厚くなり、玉ねぎのような層ができていくのです。
雲の中の強力エレベーター
大きなひょうをつくる積乱雲の中では、上に向かう風が秒速数十メートル、時速にすると100キロメートルをこえることもあります。この強い風が、重い氷の玉を雲の高いところまでおし上げ、ささえ続けるので、ひょうは大きく育つことができます。そして、上昇気流でもささえきれないほど重くなったとき、いっきに落ちてきます。大きなひょうが落ちてくる速さは、時速100キロメートル以上になることもあります。空が急に暗くなり、冷たい風がふいてきたら、ひょうやかみなりのサイン。すぐにじょうぶな建物の中に入りましょう。
なぜ春から初夏に多いの?
日本の多くの場所で、ひょうが春から初夏に多く降るのには、わけがあります。この季節は、地面の近くにあたたかくしめった空気があり、上空に冷たい空気が入ることがあります。下と上の温度の差が大きくなると、空気がいきおいよくのぼり、背の高い積乱雲と強い上しょう気流が育ちます。ただし、ひょうは冬をふくむほかの季節にも降ります。反対に、真夏は上空まであたたかいことが多く、できたひょうが地上に着くまでにとけて、雨になってしまうこともあります。
みんなが驚く豆知識
アメリカで記録された最大のひょうは、2010年7月にサウスダコタ州ビビアンにふったもので、直径約20センチ、重さ約880グラムでした。バレーボールくらいの大きさの氷の玉が、空から落ちてきたのです。
英語の hail には「ひょう」のほかに、「大声でよぶ」という意味もあります(hail a taxi で「タクシーをよび止める」)。でも、この2つはもともと別の言葉で、たまたま同じつづりになったものです。
気温が30℃をこえる真夏の日でも、ひょうがふることがあります。積乱雲のてっぺんは高さ10キロメートル以上にもなり、そこはマイナス40℃より冷たい、真冬よりずっと寒い世界だからです。

おうちでやってみよう
おうちの人といっしょに、プラスチックのカップに水を少し入れて冷凍庫でこおらせ、こおったらまた少し水を足してこおらせる、をくり返してみよう。1回ごとに食紅で色を変えると、ひょうのような層がよく見えるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






