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朝、草がぬれているのはなぜ?
Why is the grass wet in the morning?

夜のあいだに草が冷えて、まわりの空気にふくまれていた水蒸気が、水てき(つゆ)になって草につくからだよ。雨がふったわけではないんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
In the morning, the grass is often wet. But it did not rain! At night, the grass gets cold. The air has water in it that we cannot see. When the air touches the cold grass, the water turns into drops. These drops are called dew.
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朝、草はよくぬれています。でも、雨はふっていません!夜のあいだに、草は冷たくなります。空気の中には、目に見えない水があります。空気が冷たい草にふれると、その水が水てきに変わります。この水てきを「つゆ」といいます。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
The tiny drops on grass in the morning are called dew. They do not fall from the sky. They come from the air itself. Air always holds invisible water vapor. During the day, the sun warms the ground. At night, the ground and plants lose their heat into the sky and become cold, especially when the sky is clear and the wind is calm. Thin blades of grass cool down very quickly. When the air touching them cools, it cannot hold as much vapor, so the vapor turns into water drops on the grass. You can see the same thing on the outside of a cold glass of juice. On cloudy nights, clouds act like a blanket and keep the ground warmer, so there is less dew.
日本語の訳を見る
朝、草の上にある小さな水てきは「つゆ」とよばれます。つゆは空から落ちてくるのではありません。空気そのものから生まれるのです。空気には、いつも目に見えない水蒸気がふくまれています。昼のあいだは、太陽が地面をあたためます。夜になると、地面や植物は熱を空へにがして冷たくなります。とくに、空が晴れていて風がおだやかなときはそうです。細い草の葉は、とても早く冷えます。葉にふれている空気が冷えると、水蒸気をそれほどふくんでいられなくなり、水蒸気は草の上で水てきに変わります。冷たいジュースを入れたコップの外側でも、同じことが見られます。くもりの夜は、雲が毛布のようなはたらきをして地面をあたたかく保つので、つゆはあまりできません。
この質問の英単語
- grass草
- dewつゆ
- drops水てき
- air空気
- cold冷たい
- water vapor水蒸気
- blanket毛布
超絶解説もっと知りたい人へ
つゆは空気からのおくりもの
空気がふくむことのできる水蒸気の量は、温度によって決まっています。あたたかい空気はたくさんふくめますが、冷たい空気は少ししかふくめません。だから、しめった空気が冷やされていくと、ある温度で、ふくみきれなくなった水蒸気が水てきになり始めます。この温度を「露点(ろてん)」といいます。たとえば、気温25℃のじめじめした夏の夜なら、草の表面が20℃くらいまで冷えるだけで、水てきがつき始めることがあります。朝の草つゆは、空気の中にかくれていた水が、夜の冷えこみで姿を現したものなのです。
晴れた夜ほど、びっしょりになる
つゆがたくさんできるのは、晴れて風の弱い夜です。雲がないと、地面や草の熱は、さえぎるものなく宇宙に向かってにげていきます。これを「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」といいます。くもりの夜は、雲が熱をはね返す毛布の役わりをするので、地面はあまり冷えません。また、風があると空気がかきまぜられて、草のまわりの空気だけが冷えることがありません。昔から「朝つゆが多い日は晴れ」といわれてきたのは、つゆができやすい晴れた夜のあとには、よい天気が続くことが多いからです。
その水てき、植物が出したのかも
朝、イチゴの葉のふちや、イネやムギの細い葉の先っぽに、大きな水玉がきれいにならんでいるのを見たことはありませんか?じつは、それはつゆではなく、植物が自分で出した水であることが多いのです。夜、植物は根から水をすい上げ続けますが、葉からの蒸発が少ないので、体の中の水があまってしまいます。そこで、葉のふちや先にある小さな穴から、水をおし出すのです。つゆは葉の表面全体に細かくつきますが、植物が出した水は、決まった場所に大つぶでつくので、見分けることができます。
冷えこむと、つゆは霜になる
秋から冬にかけて、もっと冷えこむ夜があります。草の表面が0℃より低くなり、空気中の水蒸気が小さな氷の結晶となって直接つくことがあります。これが「霜(しも)」です。霜がおりた朝の草は、白い粉をふったようにキラキラ光ります。昔のこよみにある「寒露(かんろ)」は冷たい露が見られるころ、「霜降(そうこう)」は霜がおり始めるころを表す名前です。季節の名前にもなるほど、つゆや霜は、昔から人びとのくらしの身近にあったのです。
みんなが驚く豆知識
葉の先にならぶ大きな水玉は、植物が根からすい上げたあまった水を、自分でおし出したものであることが多いのです。つゆとちがって、葉のふちや先など、決まった場所に大つぶでつきます。
オーストラリアの砂漠にすむトゲトゲのトカゲ「モロクトカゲ」は、うろこのあいだの細いみぞで水をすい上げ、口まで運んで飲むことができます。しめった砂などに体をふれるだけで、水が飲めるのです。
英語の天気予報では、気温といっしょに dew point(露点:つゆができ始める温度)がよく伝えられます。露点が高いほど空気はムシムシしていて、蒸し暑さの目安になるのです。

おうちでやってみよう
冷蔵庫で冷やした缶やペットボトルを、部屋のテーブルに出して5分ほど見てみよう。外側に水てきがびっしりつくよ。中身がもれたのではなく、まわりの空気の水蒸気が冷やされて水になったもの。朝の草のつゆと同じしくみだよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






