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竜巻ってなに?のイラスト

天気 ・ 42/300

竜巻ってなに?

What is a tornado?

ひとことで言うと

竜巻は、大きな積乱雲(せきらんうん)の下で、空気がものすごい速さでうずをまいて、地面までとどいたものだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A tornado is a very strong wind. It spins around and around like a top. It comes down from a big, dark storm cloud and touches the ground. It can be very fast and strong. When you hear a tornado warning, go inside a strong building.

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竜巻は、とても強い風です。こまのように、ぐるぐると回ります。大きくて黒い嵐(あらし)の雲からおりてきて、地面にとどきます。とても速く、強くなることがあります。竜巻の知らせを聞いたら、じょうぶな建物の中に入りましょう。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A tornado is a column of air that spins very fast and reaches from a thundercloud down to the ground. Most strong tornadoes are born under huge storm clouds called supercells. Inside these clouds, warm, wet air rushes upward. At the same time, the wind near the ground and the wind higher up blow at different speeds or in different directions, so the air between them begins to roll like a rolling pin. When the rising air lifts this rolling air and stands it up, it becomes a spinning tower. As the tower gets thinner, it spins even faster, just like a figure skater who pulls in her arms. Some tornadoes last only a few minutes, but their winds can be even stronger than a typhoon's. Scientists still cannot say exactly which storms will make a tornado, so they watch the sky carefully with radar.

日本語の訳を見る

竜巻は、とても速く回る空気の柱で、雷雲(かみなりぐも)から地面までとどいているものです。強い竜巻のほとんどは、スーパーセルとよばれる巨大な嵐の雲の下で生まれます。この雲の中では、あたたかくしめった空気が勢いよく上へのぼっています。同時に、地面近くの風と上空の風が、ちがう速さやちがう向きでふいているので、その間の空気が、めん棒のようにころころ回り始めます。のぼっていく空気がこの回る空気を持ち上げて立たせると、それは回転する塔のようになります。塔が細くなるにつれて、回転はさらに速くなります。ちょうど、フィギュアスケートの選手がうでをちぢめるのと同じです。数分しか続かない竜巻もありますが、その風は台風の風よりも強くなることがあります。科学者にも、どの嵐が竜巻を生むのかを正確に言うことはまだできません。だから、レーダーで空を注意深く見守っているのです。

この質問の英単語

  • tornado竜巻
  • spins回る
  • storm嵐
  • ground地面
  • column柱
  • radarレーダー

超絶解説もっと知りたい人へ

材料は「上昇気流」と「風のずれ」

強い竜巻の多くが生まれるスーパーセルでは、2つの材料が大切です。1つは、あたたかくしめった空気が勢いよく空へのぼる「上昇気流(じょうしょうきりゅう)」。もう1つは、高さによって風の速さや向きがちがうことです。地面の近くでは弱い南風、上空では強い西風、というように風がずれていると、その間の空気が、めん棒を転がすように横向きに回り始めることがあります。そこへ積乱雲の強い上昇気流がやってくると、横向きの回転が持ち上げられて、雲の中に、はばが数キロメートルもある大きなうずができます。このような、回転する巨大な積乱雲を「スーパーセル」とよびます。ただし、スーパーセルではない雲の下でできる竜巻もあり、竜巻が生まれるしくみには、まだわかっていないことがあります。

フィギュアスケートと同じしくみで速くなる

回転する空気の柱が細くのびると、回転はどんどん速くなります。フィギュアスケートの選手が広げたうでをちぢめると、スピンが急に速くなるのと同じしくみです。こうして、地面までとどいた細く強いうずが竜巻です。1999年にアメリカのオクラホマ州で起きた竜巻では、トラックにのせたレーダーで、時速480キロメートルをこえる風がはかられました。新幹線の最高速度よりずっと速い風です。

「ミスター・トルネード」は日本人

竜巻の強さを表す「藤田スケール(Fスケール)」を1971年に考えたのは、アメリカで研究を続けた日本人の気象学者、藤田哲也(ふじた・てつや)博士です。博士は、こわれた家や木のたおれ方を細かく調べて、風の強さを見積もる方法を作り、「ミスター・トルネード」とよばれました。雲から地面へふき下ろす強い風「ダウンバースト」を見つけたのも藤田博士で、この発見は飛行機の事故をへらすのに大きく役立ちました。今の日本では、日本の建物に合わせて作り直した「日本版改良藤田スケール(JEFスケール)」が使われています。

日本にも竜巻はあるの?

竜巻が世界で一番多い国はアメリカで、1年に1000個以上も起きます。日本でも、海の上のものをのぞいて、1年に平均25個ほどの竜巻が確認されています。台風が近づいたときや、海に近い平野などで起こりやすいことがわかっています。ただし、どの積乱雲が竜巻を生み、どれが生まないのかは、今の科学でもまだ完全にはわかっていません。そこで気象庁は、竜巻が起こりやすいときに「竜巻注意情報」を出しています。空が急に暗くなる、冷たい風がふく、ゴーッという音がする、といったときは、じょうぶな建物に入り、窓からはなれましょう。

みんなが驚く豆知識

  1. アメリカでは1年に1000個以上の竜巻が起こり、とくに多い中部の平原は「トルネード・アレー(竜巻の通り道)」とよばれています。世界の竜巻の多くが、アメリカで起きているのです。

  2. 空から魚やカエルが降ったという報告は、世界のいろいろな場所にあります。水上竜巻や強い上昇気流が生きものを運んだという説がありますが、実際に運ばれるところが確かめられた例はほとんどなく、すべての原因がわかっているわけではありません。

  3. 英語の tornado は、スペイン語の tronada(雷の嵐)と tornar(回る)がまざってできたことばだと考えられています。日本語の「竜巻」は、うずが竜が天にのぼっていく姿に見えたことから生まれた名前です。

おうちでやってみよう

空のペットボトル2本の口と口を、ビニールテープでしっかりつなごう。片方に水を入れてさかさまにし、ぐるぐる回すと、水の中に竜巻そっくりのうずができるよ。テープのつなぎ方は、おうちの人に手伝ってもらおう。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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