
天気 ・ 37/300
霧はどうしてできるの?
How does fog form?

地面の近くの空気が冷やされて、空気の中の水蒸気が小さな水のつぶになったものが霧だよ。地面にふれている雲のようなものなんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Fog is a cloud on the ground. Air has water in it, but we cannot see it. When the air near the ground gets cold, the water makes tiny drops. These drops float in the air. Then it is hard to see far. That is fog.
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霧は、地面の上にある雲です。空気の中には水がありますが、目には見えません。地面の近くの空気が冷えると、その水が小さなつぶになります。このつぶが空気の中にうかびます。すると、遠くが見えにくくなります。それが霧です。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Fog is simply a cloud that touches the ground. Air always holds some invisible water vapor, and warm air can hold more than cold air. When air cools down, it can no longer hold all its vapor, so some of it turns into tiny water drops. There are two common ways this happens. On clear, calm nights, the ground loses heat into the sky and cools the air just above it. By morning, fog may fill valleys and fields, and it usually disappears as the sun warms things up. Fog can also form when warm, wet air flows over cold water. In summer, warm air from the south moves over the cold sea near Kushiro in Hokkaido, so the city has nearly a hundred foggy days a year.
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霧は、地面にふれている雲にすぎません。空気にはいつも目に見えない水蒸気がふくまれていて、あたたかい空気は、冷たい空気より多くの水蒸気をふくむことができます。空気が冷えると、水蒸気をすべてはふくみきれなくなり、その一部が小さな水のつぶに変わります。こうしたことが起きるよくある方法は、2つあります。晴れて風のない夜には、地面の熱が空へにげていき、すぐ上の空気を冷やします。朝までに、霧が谷や畑をうめつくすことがあり、たいていは太陽がまわりをあたためると消えていきます。また、あたたかくしめった空気が冷たい水の上を流れるときにも、霧ができます。夏には、南からのあたたかい空気が北海道の釧路(くしろ)近くの冷たい海の上を流れるので、釧路では霧の日が1年に100日近くもあります。
この質問の英単語
- fog霧
- cloud雲
- air空気
- water vapor水蒸気
- dropsつぶ
- cools冷える
- ground地面
超絶解説もっと知りたい人へ
霧と雲は、じつは同じもの
霧と雲のちがいは、できている場所です。どちらも、空気中の水蒸気が冷やされてできた、小さな水のつぶの集まりです。空の高いところにうかんでいれば雲、地面にふれていれば霧とよびます。だから、山にかかった雲の中を歩いている人にとっては、それは霧なのです。気象庁では、見通せる距離が1キロメートル未満のものを「霧」、1キロメートル以上10キロメートル未満のものを「もや」と分けています。霧のつぶはとても小さく、1立方メートルの霧にふくまれる水を全部集めても、ほんの数てき分しかありません。
夜の冷えこみが生む霧
よく晴れて風のない夜、地面は、昼間にためた熱を、空へどんどん放出して冷えていきます。これを「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」といいます。地面が冷えると、すぐ上の空気も冷やされて、水蒸気が水のつぶになり、霧が生まれます。とくに、まわりを山にかこまれた盆地では、冷たく重い空気が底にたまるので、朝に霧がたちこめやすくなります。山の上から見下ろすと、町が真っ白な霧の海にしずんだように見える「雲海(うんかい)」になります。兵庫県の竹田城跡は、秋の朝に雲海にうかぶ姿から「天空の城」とよばれています。
海からやってくる霧
あたたかくしめった空気が、冷たい海の上を流れると、下から冷やされて霧ができます。北海道の釧路では、夏になると、南からのあたたかい空気が、北から流れてくる冷たい海流(親潮)の上で冷やされて、海の霧が町へ流れこんできます。6〜8月には、およそ2日に1回の割合で霧が出るほどです。そのため釧路の夏はすずしく、真夏でも上着がほしくなる日があります。アメリカのサンフランシスコも、冷たい海から流れこむ霧で有名で、霧につつまれたゴールデンゲートブリッジは町のシンボルになっています。
霧は、だれかの大切な水
雨がほとんどふらない場所では、霧が貴重な水になります。南アメリカのチリの、雨の少ない海ぞいの土地では、大きなネットを立てて霧のつぶをつかまえ、集めた水を飲み水や畑の水に使っている村があります。霧のつぶがネットにぶつかって大きな水てきになり、下のといに流れ落ちるしくみです。電気も燃料も使わずに、空気から水を取り出すこの方法は、世界の水不足になやむ地いきで注目されています。
みんなが驚く豆知識
英語の smog(スモッグ)は、smoke(けむり)と fog(霧)を合わせてできた言葉です。工場のけむりがまざった霧になやまされていた、20世紀はじめのイギリスで使われ始めました。
北海道の釧路では、霧が出る日が1年に平均約97日もあります(気象庁の1991〜2020年の平年値)。人がいる日本の気象台・測候所の中で、いちばん霧の多い町です。
アフリカのナミブ砂漠には、霧の朝に砂の上でさか立ちして、背中に霧の水てきを集め、口まで流して飲む甲虫がいます。雨がほとんどふらない砂漠で、霧を飲んで生きているのです。

おうちでやってみよう
冬の朝、外で「はーっ」と息をはいて、白くなるか見てみよう。白いのは、息の中の水蒸気が冷たい空気で冷やされてできた、小さな「ミニ霧」。気温が低い日ほど、はっきり白く見えるよ。温度計で気温も調べてみよう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






