
天気 ・ 34/300
風はどこから来るの?
Where does wind come from?

太陽が地面や海をあたためるとき、場所によってあたたまり方がちがうので、空気の温度や気圧にちがいができ、空気が動くんだ。それが風だよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Wind is moving air. The sun warms the land and sea in different ways. Warm air spreads out and often rises. Cool air then moves in. Air also moves from places with higher air pressure to places with lower air pressure. This moving air is wind.
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風は、動いている空気です。太陽は、陸と海をちがうようにあたためます。あたたかい空気は広がり、上へのぼることがよくあります。すると、冷たい空気が流れこみます。空気は、気圧の高い場所から低い場所へも動きます。この動く空気が風です。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Wind is moving air, and most wind gets its energy from the sun. The sun does not heat Earth evenly. Over a year, sunlight hits places near the equator more directly than places near the poles, and land changes temperature faster than water. Warm air expands and becomes less dense. These temperature differences help create differences in air pressure. Air starts moving from higher-pressure areas toward lower-pressure areas. On a sunny day at the beach, the land warms faster than the sea, so a cool sea breeze often blows toward land. At night, this local wind may turn around. On a much larger scale, Earth's rotation bends moving air and helps form great wind belts around the planet. Strong upper winds over Japan usually blow from west to east, so many weather systems also move that way.
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風は動いている空気で、ほとんどの風は太陽からエネルギーを受け取っています。太陽は地球を同じようにはあたためません。1年を通して見ると、赤道の近くには北極や南極の近くよりも日光がまっすぐ当たり、陸は水よりも温度が速く変わります。あたたかい空気はふくらんで、密度が小さくなります。こうした温度のちがいによって、気圧にも差ができます。すると空気は、気圧の高い場所から低い場所へ動き始めます。晴れた日の海べでは、陸が海より速くあたたまるので、すずしい海風が陸へ向かってふくことがよくあります。夜になると、この土地だけの風は反対向きになることがあります。もっと大きな目で見ると、地球の自転が動く空気を曲げ、地球をめぐる大きな風の帯ができるのを助けます。日本の上空では強い風がふつう西から東へふくので、多くの天気のしくみも西から東へ動きます。
この質問の英単語
- wind風
- air空気
- warmsあたためる
- risesのぼる
- pressure気圧(空気のおす力)
- breezeそよ風
- spinning回っている
超絶解説もっと知りたい人へ
風のエンジンは太陽
冬に暖房をつけた部屋で、天井の近くと床の近くの温度をくらべると、天井のほうがずっとあたたかいことがあります。あたためられた空気はふくらみ、同じ大きさでくらべると、まわりの冷たい空気より軽くなるので、上へ動きやすくなります。そして、のぼった空気のあとをうめるように、冷たい空気が床をはうように流れこみます。地球の上でも、これと同じことが、とても大きなスケールで起きています。太陽にあたためられやすい場所とあたためられにくい場所があるので、空気はいつも、どこかでのぼったり、流れこんだりしています。風のおおもとをたどると、約1億5000万キロメートルかなたの太陽にたどり着くのです。
風は空気のすべり台
空気がたくさん集まって、まわりをおす力が強いところを「高気圧」、空気が少なくて、おす力が弱いところを「低気圧」といいます。空気は、おす力の強い高気圧から、弱い低気圧へと流れこみます。ちょうど、すべり台を上から下へすべりおりるようなものです。気圧の差が大きいほど、すべり台は急になり、風は強くなります。天気図にかかれている、木の年輪のような線(等圧線)の間かくがせまいところほど風が強いのは、このためです。台風の中心の近くで風がとても強いのも、気圧の差がとても大きいからです。
地球が回ると風が曲がる
もし地球が回っていなければ、風は高気圧から低気圧へ、まっすぐふくはずです。ところが地球は回っているので、動いている空気は、北半球では進む方向の右へ右へとそれていくように見えます。このはたらきを「コリオリの力」といいます。そのため、風は高気圧から低気圧へまっすぐ行かずに、うずをまきます。地球全体で見ると、赤道の近くでは東からふく「貿易風」、日本のあたりでは西からふく「偏西風(へんせいふう)」という、大きな風の帯ができています。日本の天気が西から東へ移り変わるのは、この偏西風に雲が運ばれるからです。
空の高速道路を見つけた日本人
日本の上空、高さ約10キロメートルのあたりには、偏西風の中でもとくに強い流れ「ジェット気流」がふいていて、冬には時速300キロメートルをこえることもあります。この強い風の発見につながる大切な観測を1920年代に行ったのが、茨城県の館野(たての)にあった観測所の大石和三郎(おおいし・わさぶろう)という日本の気象学者です。大石は気球を何度も空にあげて、上空の風を調べました。今でも、日本からアメリカへ向かう飛行機は、この風を追い風にして、帰りより早く着くことがよくあります。
みんなが驚く豆知識
英語の window(窓)は、もともと「風の目(wind + eye)」という意味の、古い北ヨーロッパの言葉から来ています。昔の家の窓は、ガラスのない、風やけむりが通るための穴だったからです。
竜巻をのぞいて、世界でいちばん強い風の記録は、1996年にオーストラリアのバロー島で観測された秒速約113メートル(時速約408キロメートル)。新幹線の最高速度より、ずっと速い風です。
空気にも重さがあり、1立方メートルで約1.2キログラムです。教室1つ分の空気は200キログラムをこえ、大人3〜4人分にもなります。そんな重い空気が動くので、強い風は大きな力をもつのです。

おうちでやってみよう
冬、暖房のきいた部屋のドアを少しだけ開けて、すきまの上と下に、細く切ったティッシュをかざしてみよう。上ではティッシュが部屋の外へ、下では部屋の中へなびくよ。あたたかい空気と冷たい空気の動き、つまり風が見えるね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






