どんなスターが海外番組に出演している?
YouTubeの公式チャンネルでは、たとえば次のような日本・アジアにゆかりのある人たちの出演動画を見ることができます。
- 俳優:ドラマ『SHOGUN 将軍』で注目された真田広之さん、アンナ・サワイさんなど
- アスリート:テニスの大坂なおみ選手など
- 文化の発信者:片付けの近藤麻理恵さんなど
- アーティスト:BTS、BLACKPINK、TWICE、SEVENTEEN などのK-POPグループ
出演者によって英語との向き合い方はさまざまです。英語を流暢に話す人もいれば、通訳を交えて母語で話す人もいます。どのスタイルも、それぞれの方法で「伝える」ことに成功しているのがポイントです。
※出演回の内容は動画ごとに異なります。個々の発言内容は、実際に動画を見て確かめてください。
学べること1:完璧じゃなくても伝わる
英語が母語ではない人の話し方を聞くと、多くの学習者が勇気づけられます。なぜなら、伝わる英語は「完璧な英語」とイコールではないとわかるからです。
伝わる話し方には、たとえば次のような共通点が見られることがあります。
- ゆっくり、はっきり話す:早口より、落ち着いたテンポのほうが伝わりやすい
- 短い文で区切る:長い文を1つより、短い文を3つ
- 笑顔や身振りを使う:言葉以外の要素も会話の一部
たとえば自己紹介なら、次のような(自作の例文)短い文の組み合わせで十分伝わります。
- I'm from Japan. I play tennis. I love it.(日本出身です。テニスをしています。大好きです)
ポイント:大切なのは「文法が完璧か」より「相手に届くか」です。
もう一つ注目したいのが、聞き返す力です。英語が母語ではない話し手が、質問の意味を確認してから答える場面は、学習者にとって大事なお手本になります。わからないときに使える表現を、自作の例文で覚えておきましょう。
- Sorry, could you say that again?(すみません、もう一度言ってもらえますか?)
- Do you mean ~?(〜という意味ですか?)
- Let me think.(ちょっと考えさせてください)
「わからない」と伝えることは失礼ではありません。むしろ、正確に理解しようとする誠実な態度として受け取られることが多いのです。
学べること2:通訳を使うのも立派な選択
海外の番組では、通訳を交えてインタビューに答える出演者もいます。これも一つの大切なコミュニケーションの形です。
英語学習者にとって、通訳つきの動画には特別な学び方があります。
- 日本語の発言を聞く(日本語で話している場合)
- 通訳の英語を聞く
- 「自分ならどう訳すか」を考える
これは「日本語→英語」の変換トレーニングそのもの。通訳者がどんな単語を選び、どう言い換えているかを観察すると、直訳ではない自然な英語の言い方が学べます。
たとえば、日本語特有の考え方や文化を説明する場面では、「一言で訳せない言葉をどう説明するか」がよくわかります。
学べること3:自分の文化を英語で紹介する力
海外番組に出演する日本・アジアのスターは、自分の国の文化や食べ物について話を振られることがよくあります。これは、私たちが海外の人と話すときにもよく起こる場面です。
そのまま使える、文化紹介の型を練習しておきましょう(自作の例文)。
- It's a traditional Japanese ~.(これは日本の伝統的な〜です)
- It's similar to ~, but ~.(〜に似ていますが、〜です)
- In Japan, we usually ~.(日本では、たいてい〜します)
例:
- Onigiri is a rice ball. It's similar to a sandwich, but we use rice.(おにぎりはライスボールです。サンドイッチに似ていますが、お米を使います)
スターたちが自分の文化を紹介する姿を見ながら、「自分ならこう説明する」と考えるだけで、立派なスピーキング準備になります。
説明に困ったときは、具体的な例を出すのもコツです。たとえば「こたつ」を説明するなら、It's a low table with a heater under it. We sit around it in winter.(下にヒーターがついた低いテーブルです。冬にみんなで囲んで座ります)のように、見た目と使い方を順番に言えば伝わります。
アジアのアーティストから学ぶ「英語で夢をかなえる」視点
K-POPをはじめとするアジアのアーティストの多くは、英語が母語ではない環境から世界の舞台に立っています。インタビューで英語を話すメンバーもいれば、母語で答えて仲間や通訳がつなぐ場面もあります。
こうした動画を見ていると、英語学習について次のような気づきが得られます。
- 英語は「目的」ではなく「道具」:伝えたい思いがあるから、英語を使う。
- チームで補い合える:得意な人が助け、みんなで伝える。
- ユーモアは言葉の壁を越える:笑顔やノリで場が和む。
英語で自分の目標を話す練習もしてみましょう。自作の例文です。
- My dream is to travel around the world.(私の夢は世界中を旅することです)
- I want to use English to make friends from other countries.(英語を使って海外の友達を作りたいです)
- I'm studying English every day to get closer to my goal.(目標に近づくため、毎日英語を勉強しています)
好きなアーティストが英語で話す姿を見ることは、何よりのモチベーションになります。「自分もいつか」と思える動画を1本見つけて、学習がつらいときに見返すのもおすすめです。
動画を使った練習ステップと1週間メニュー
日本・アジアのスターの出演動画を使った練習ステップです。
- 日本語字幕で内容を理解する
- 英語字幕で話し方を観察:文の長さ、スピード、間の取り方
- 質問文を書き取る:司会者がどんな質問をしているか
- 自分で答えてみる:同じ質問に、自分のこととして英語で答える
1週間メニュー
- 月曜:日本人ゲストの出演動画を1本見る
- 火曜:英語字幕で見直し、司会者の質問を2つ書き取る
- 水曜:その質問に自分なりの英語で答える(3文でOK)
- 木曜:アジアのアーティストの出演動画を1本見る
- 金曜:日本の食べ物を1つ、英語で紹介する文を作る
- 土曜:作った文を声に出して、スマホで録音して聞く
- 日曜:1週間で作った英文を見直し、言いやすく直す
よくある失敗
- 「自分にはネイティブのような英語は無理」とあきらめる:伝わる英語が目標です。
- 見るだけで終わる:1つでいいので、自分の答えを英語で作りましょう。
- 間違いを恐れて話さない:通じればOK。直すのは話したあとで十分です。



