C1名詞ゲルマン系

wrathの語源と意味

/ræθ/ラス

激怒、憤怒

パーツに分けると

wrath元の語怒り古英語 wræþþu

ねじれた → 怒って顔がゆがむ → 激しい怒り

コアイメージ
ねじれるほどの激しい怒り

wrath の語源ストーリー

wrath は、古英語の形容詞 wrað「怒った」から作られた名詞です。wrað の祖先は「ねじれた」を表すゲルマン語だったと考えられています。怒りで顔や体がよじれる様子が元のイメージです。writhe(身をよじる)や wreath(花輪。ねじって編んだもの)は同じ仲間とされます。wrath は今では日常語ではなく、神や王の怒りのような重々しい場面で使われます。スタインベックの小説『怒りの葡萄』の原題は The Grapes of Wrath です。この題は、南北戦争期の歌「リパブリック賛歌」の歌詞から取られました。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ゲルマン祖語
    *wraithaz
    ねじれた、怒った
  2. 2
    古英語
    wrað
    怒った(今の wroth)
  3. 3
    古英語
    wræþþu
    怒り
  4. 4
    中英語
    wraththe
    激しい怒り
  5. 5
    英語
    wrath

例文

The airline incurred the wrath of passengers by canceling hundreds of flights without warning.
その航空会社は予告なしに数百便を欠航させ、乗客の激しい怒りを買った。

よく使う形:incur the wrath of A(Aの怒りを買う)

暗記フック

スタインベックの名作『怒りの葡萄』は The Grapes of Wrath。文学的な「怒り」

入試・使い方のポイント

wrath は文語的な「激しい怒り」。the wrath of God(神の怒り)、incur A's wrath(Aの怒りを買う)。

受験ミニ情報 w は読まず [ræθ]。英文学の作品名や歴史の長文に出る。rage・fury との言い換えで意味を問われる。

派生語・言い換え受験で問われる形

wrathful形容詞 激怒した

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(4語)

wroth怒った(古語)
writhe身もだえする(同じ「ねじる」の仲間)
wreath花輪(ねじって編んだもの)
wrathful激怒した

よくある質問

wrathの語源は?

古英語 wræþþu(怒り)← wrāð(怒った;今の wroth)。「ねじれた」が原義とされ、writhe(身をよじる)と同じ仲間 wrath は、古英語の形容詞 wrað「怒った」から作られた名詞です。wrað の祖先は「ねじれた」を表すゲルマン語だったと考えられています。

wrathの意味は?

激怒、憤怒(名詞)。コアイメージは「ねじれるほどの激しい怒り」です。

wrathの覚え方は?

スタインベックの名作『怒りの葡萄』は The Grapes of Wrath。文学的な「怒り」 同じ語源の wroth・writhe・wreath とまとめて覚えると効率的です。

wrathの発音は?

/ræθ/(ラス)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。