temporality の語源ストーリー
temporality は、中世の英語では教会の財産を指す法律の言葉でした。複数形 temporalities は、教会が持つ土地や地代など「この世の」財産のことです。祈りや儀式という「霊的な」務めと区別するための語でした。国王と教会は、司教が持つこの財産をだれが管理するかで長く争いました。20世紀になると、この語は哲学で新しい役目を得ます。ドイツの哲学者ハイデガーが『存在と時間』(1927年)で論じた Zeitlichkeit の英訳に使われたのです。人間は時間の中を生きる存在だ、という考えを表す用語です。
(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)


