C1動詞ラテン系

appeaseの語源と意味

/əˈpiːz/アピーズ

をなだめる、鎮める;(要求をのんで)宥和する

パーツに分けると

ap接頭辞〜へラテン語 ad
pease語根平和ラテン語 pax

〜へ+平和 → 落ち着かせる → なだめる・宥和する

コアイメージ
平和な状態へ持っていく

appease の語源ストーリー

appease の中には、peace(平和)がほぼそのまま入っています。古フランス語 apaisier は「平和な状態にする」でした。英語でも長いあいだ、怒りや飢えを「しずめる」中立の語でした。ところが1938年のミュンヘン会談で、評価が変わります。英国のチェンバレン首相は、ヒトラーの領土要求をのんで戦争を避けようとしました。この appeasement policy(宥和政策)は、結果として戦争を防げませんでした。以来この語には「弱腰の譲歩」の響きが付いています。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    pax
    平和
  2. 2
    古フランス語
    apaisier
    落ち着かせる
  3. 3
    中英語
    apesen
    なだめる
  4. 4
    英語14世紀
    appease

例文

The government cut fuel taxes to appease protesters, but the underlying discontent remained.
政府はデモ参加者をなだめるために燃料税を引き下げたが、根底にある不満は残ったままだった。

よく使う形:appease public anger(世論の怒りを鎮める)

暗記フック

peace(平和)がそのまま入っている(ap+pease)。「相手をピースな状態にする」。歴史ではappeasement policy(宥和政策)が有名

入試・使い方のポイント

appease は人の怒りだけでなく、appease one's hunger / curiosity(空腹・好奇心を満たす)とも使う。

受験ミニ情報 世界史系の長文で appeasement(宥和政策)が出る。placate との言い換えが語彙問題の定番。

派生語・言い換え受験で問われる形

appeasement名詞 宥和・なだめること

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(5語)

ほかの言語の兄弟

フランス語apaiserなだめる
イタリア語pace平和

語源で推理!ミニクイズ

appease と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

appeaseの語源は?

ap(〜へ)+pease(平和 ← pax)→ 平和な状態へ導く → なだめる appease の中には、peace(平和)がほぼそのまま入っています。古フランス語 apaisier は「平和な状態にする」でした。

appeaseの意味は?

をなだめる、鎮める;(要求をのんで)宥和する(動詞)。コアイメージは「平和な状態へ持っていく」です。

appeaseの覚え方は?

peace(平和)がそのまま入っている(ap+pease)。「相手をピースな状態にする」。歴史ではappeasement policy(宥和政策)が有名 同じ語源の peace・pacify・pacific とまとめて覚えると効率的です。

appeaseの発音は?

/əˈpiːz/(アピーズ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。