C2名詞ギリシャ系

anathemaの語源と意味

/əˈnæθəmə/アナセマ

忌み嫌われるもの、大嫌いなもの;呪い

絵で分かる語源

anathema の語源のイメージ:神にささげられ呪われた物
神にささげられ呪われた物
ana接頭辞上にギリシャ語 ana
the語根置くギリシャ語 tithenai
ma接尾辞〜されたもの

上に+置かれたもの → 神殿の供え物 → 呪われた物 → 大嫌いな物

anathema の語源ストーリー

anathema は、神殿に「上に置かれた」供え物を指すギリシャ語でした。ana- は「上に」、tithenai は「置く」です。神にささげられた物は、人の手から切り離されます。ここから、ユダヤ教の聖書をギリシャ語に訳すとき、「滅ぼすべく神にゆだねられた物」の訳語に使われました。新約聖書のパウロの手紙では「呪われよ」という強い言葉になります。中世の教会は、異端の者を anathema として破門しました。供え物から呪い、そして「大嫌いな物」へと意味が変わったのです。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ギリシャ語
    tithenai
    置く
  2. 2
    ギリシャ語
    anathema
    神にささげた物、呪われた物
  3. 3
    ラテン語
    anathema
    破門、呪い
  4. 4
    英語16世紀
    anathema

例文

Raising taxes is anathema to much of the party's base, whatever the deficit figures show.
財政赤字の数字がどうであれ、増税はその党の支持基盤の多くにとって断じて容認できないものだ。

よく使う形:be anathema to...(〜にとって忌むべきものである)

暗記フック

「あんたテーマ違い!」と拒絶されるイメージ。be anathema to A(Aには絶対NG)の形で使う

入試・使い方のポイント

be anathema to A(Aにとってとうてい受け入れられないもの)。この形では a を付けず、補語として使うのがふつう。

受験ミニ情報 アクセントは a-NATH-e-ma(第2音節)。早慶上智・英検1級レベル。be anathema to A の冠詞なしの形が要注意。

派生語・言い換え受験で問われる形

anathematize動詞 呪う、破門する

言い換え(同じような意味)

abomination忌まわしいもの
curse呪い

同じ語源の仲間(4語)

ほかの言語の兄弟

ラテン語anathema破門、呪い
フランス語anathème破門、呪い

語源で推理!ミニクイズ

anathema と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

anathemaの語源は?

ana(上に)+the(置く ← tithenai)+ma → 神前に置かれた供物 → 神に委ねられ呪われたもの anathema は、神殿に「上に置かれた」供え物を指すギリシャ語でした。ana- は「上に」、tithenai は「置く」です。

anathemaの意味は?

忌み嫌われるもの、大嫌いなもの;呪い(名詞)。コアイメージは「神にささげられ呪われた物」です。

anathemaの覚え方は?

「あんたテーマ違い!」と拒絶されるイメージ。be anathema to A(Aには絶対NG)の形で使う 同じ語源の thesis・theme・hypothesis とまとめて覚えると効率的です。

anathemaの発音は?

/əˈnæθəmə/(アナセマ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。