まずはこの3つ
- 書く→要約→大問1→2→3の順。ライティング40分を先に確保
- 大問1は1問33秒。数問落としても他で取り返せる
- 大問3の正解は本文の言い換え・抽象化が多い。語の一致だけで選ばない
形式と時間配分(R・W 90分)
| 大問 | 問題数 | 目安時間 | ペース |
|---|---|---|---|
| 1 短文の語句空所補充 | 18問 (1)〜(18) | 10分 | 1問33秒 |
| 2 長文の語句空所補充 | 6問 (19)〜(24):A・B 各3問 | 12分 | 1パッセージ6分 |
| 3 長文の内容一致選択 | 7問 (25)〜(31):A 3問、B 4問 | 26分 | [A]11分/[B]15分 |
| 4 英文要約 | 60〜70語 | 18分 | — |
| 5 英作文(意見論述) | 120〜150語 | 22分 | — |
| 見直し | — | 2分 | 語数とマークだけ |
準1級こそ「ライティングから」
R・L・Wは各750点で均等。ライティング2題はリーディング31問と同じ満点を持つ。頭が元気なうちに英作文→要約→大問1→大問2→大問3の順で解くのがおすすめ。開始1分で表紙に終了時刻を書く。10:30開始なら 英作文10:52/要約11:10/大問1 11:20/大問2 11:32/大問3 11:58/見直し12:00。
大問1(語彙):粘らない6つの鉄則6
- 11問33秒、知らなければ5秒知っている語なら5秒で選ぶ。4つとも知らない時は5秒で勘でマーク。数問落としても長文・ライティングで取り返せる。ここで時間を使うと長文とライティングが崩れる。
- 2空所の前後2語の相性準1級でも決め手はコロケーション。動詞+名詞、形容詞+名詞の組み合わせとして自然かを見る。The new policy is expected to public criticism. → draw新しい政策は世間の批判を招くと予想されている(draw criticism)
- 3文の論理で意味の向きを決めるalthough / despite は「予想に反する」、so / thus は「原因→結果」。前後の内容の関係から空所の意味の向きを決める。Despite his manner, he was actually very kind. → brusqueぶっきらぼうな態度とは裏腹に、彼は実はとても親切だった
- 4語根で意味を割る知らない語は接頭辞・語根・接尾辞に分ける。完全な意味はわからなくても、プラスかマイナスか、動きの方向くらいは決まる。
- 5句動詞は粒子のイメージout=取り除く・最後まで、off=離す・防ぐ、through=通り抜ける・最後まで。粒子のイメージは手がかり。最後は句動詞全体の意味と文脈で決める。The deal fell at the last minute. → throughその取引は土壇場でだめになった
- 6選択肢の知っている語から消す4つのうち2つ知っていれば、それが入らない理由を確かめて消す。残り2つの二択なら、文のプラス・マイナスで決める。
語根で割る:準1級の語17
パーツ意味例
bene-良いbenevolent 慈悲深い
mal-悪いmalfunction 故障
ob-逆らってobstruct 妨げる
pro-前へprolong 長引かせる
ex- / e-外へexempt 免除された
sub-下にsubordinate 下位の
cede / ceed行くprecede 先行する
spect見るin retrospect 振り返ると
dict言うcontradict 矛盾する・反論する
vert / vers向けるdivert (注意・資金を)そらす
tract引くdetract from 〜を損なう
pel / puls押すcompel 強いる
ject投げるeject 追い出す
mit / miss送るtransmit 伝える
cred信じるcredible 信用できる
fid信頼confide 打ち明ける
-cide殺す・切るpesticide 農薬(害虫などの駆除剤)
準1級で狙われる句動詞16
句動詞意味イメージ
fall through(計画が)だめになる通り抜けて落ちる
iron out(問題を)解決するしわを伸ばす
phase out段階的に廃止する段階を追って外へ
stave off食い止める棒で払いのける
weed out取り除く雑草を抜く
rule out除外する線を引いて外す
single out選び出す1つだけ外へ
pan outうまくいく否定文で使うことが多い
chip in(お金・力を)出し合う少しずつ入れる
bank on当てにする銀行のように頼る
drag onだらだら長引く引きずり続ける
own up to(非を)認める自分のものと認める
come down with(病気に)かかる病気が下りてくる
brush up on磨き直すほこりを払う
follow through on最後までやり遂げる最後までついて行く
talk down to見下して話す上から下へ話す
大問2(長文の空所):6分で3問5
- 1タイトルと第1段落で論点何の話か、何と何が対立しているか(賛成と反対、従来の説と新しい説)をつかむ。
- 2空所の文の主語を確かめる空所に入るのは「誰の考え・何の結果」か。主語を取り違えると、内容は正しくても答えがずれる。
- 3空所の前後の具体例をまとめる選択肢が長い時は、前後の具体例を一言でまとめたものが答え。具体→抽象の変換を探す。
- 4つなぎ語は論理の関係で前後を一言ずつにまとめ、逆接・因果・譲歩・対比・同様のどれかを決めてから選ぶ。
- 5入れて段落ごと読み直す段落全体の流れに合うかを確認。合わなければ二番手と比べる。
準1級のつなぎ語
| 働き | 語句 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 逆接 | Nevertheless / Nonetheless | 前を認めた上で、それでも |
| 譲歩 | Admittedly 〜, but | 確かに〜だが(相手の意見を一度認める) |
| 因果 | Consequently / Thus / Hence | 前が原因、後ろが結果・結論 |
| 対比 | Conversely | 前と逆の方向の関係 |
| 同様 | Likewise / Similarly | 前と同じことが別の例でも言える |
| 強調 | In fact / Indeed | 前を強める。意外な事実を出すこともある |
| 譲歩 | That said | とはいえ(前を少し打ち消す) |
| 連鎖 | In turn | 今度はそれが次の結果を生む |
| 皮肉 | Ironically | 期待と逆の結果 |
大問3(内容一致)の鉄則5
- 1設問→段落の順設問1つを読み、該当しそうな段落を読む。A(3問)は3段落、B(4問)は4段落前後に1問ずつが基本の対応。
- 2設問の固有名詞・年代を目印に人名・地名・年代・研究者は本文を探す目印。見つけたら、その前後2〜3文を精読する。
- 3誰の意見かを区別する筆者・研究者・批判する人の意見が混ざる。some critics / supporters / the researchers の後で、誰の考えかに印をつける。
- 4選択肢は本文の「抽象化」本文の具体的な出来事が、選択肢では一般的な言葉でまとめられることが多い。語の一致ではなく、選択肢全体の意味で照らす。
- 5However・But の後を優先通説を述べてからひっくり返すのが準1級の長文の型。答えは逆接の後の「新しい見方」にあることが多い。
言い換え変換表:具体→抽象13
本文選択肢の言い方意味
could not find jobsfaced unemployment職が無い
the number dropped sharplya significant decline大きく減った
did not believe the resultswere skeptical of the findings結果を疑った
became well known abroadgained international recognition海外で広まった
cost far more than expectedproved more expensive than anticipated予想より高くついた
people nearby complainedlocal residents objected住民が反対した
was shown to be wrongwas disproved誤りとわかった
made it possible for A to doenabled A to do可能にした
causedled to / resulted in引き起こした
had little effectwas largely ineffectiveほとんど効果なし
the law was changedlegislation was revised法律が改正された
worries about safetysafety concerns安全面の懸念
copiedimitated / replicatedまねた・再現した
誤答の作られ方(大問3)6
- ✕本文の専門用語が入っているだけで選ぶ○選択肢の内容全体が本文と合うか確かめる本文の語を流用して中身をずらすのが誤答の定番
- ✕some を most にした選択肢を見逃す○量・頻度の語を本文と比べる範囲を広げると本文と言っていることが変わる
- ✕同時に起きた2つを因果関係と読む○because / led to が本文にあるか確かめる本文に無い因果をつくるのが典型
- ✕批判する人の意見を筆者の意見として選ぶ○誰の考えかを主語で確かめる意見の持ち主のすり替えは準1級に多い
- ✕本文に無い比較(more than など)を信じる○比べている対象が本文にあるか確かめる勝手な比較を足すと誤答になる
- ✕前半だけ合っている選択肢を選ぶ○後半の時期・結果まで照らす途中から内容をずらして作ってある
2級と準1級の決定的な違い
2級の言い換えは主に「類義語への置きかえ」。準1級は「抽象度を上げる言い換え」が増える。本文の「店が閉まり、若者が町を出た」が、選択肢では economic decline(経済の衰退) になる。具体的な出来事を一言の名詞にまとめる練習が、準1級の長文対策の近道だ。
なぜ「抽象化」が見抜ける?
読解は単語を照らし合わせる作業ではなく、頭の中に「何が起きたか」という意味の模型(状況モデル)を作る作業だとされる(Kintsch 1998)。段落ごとに一言で要点をまとめながら読むと、この模型ができ、言葉が違っても同じ意味の選択肢を選べる。
確認テスト
- 1The negotiations on for months before an agreement was finally reached.正解は dragged。drag on=だらだら長引く
- 2The company plans to out its old models over the next three years.正解は phase。phase out=段階的に廃止する
- 3The plan seemed perfect. , it failed because of a lack of funding.正解は Nevertheless。期待と逆の結果=逆接
- 4本文 Many experts did not believe the results. の言い換えは?正解は Many experts were skeptical of the findings.。skeptical=疑っている
- 5obstruct の ob- が表すのは?正解は 逆らって。道に逆らって置く=妨げる
原田英語の英検アプリ2
- 英検準1級 超絶道場
リスニング・リーディング・ライティングのオリジナル演習とAI採点。
- 英検直前チートシートくん
前日〜試験10分前に見る判断と型のまとめ。
参考にした資料
英検準1級リーディングを一覧にまとめ、A4 3枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。