TED✓ 視聴済11:45💼 社会人のTED活用:観た翌日の会議で1フレーズ使う
会議・プレゼン・雑談・リーダーの4場面。1本から持ち帰るのは1つだけ
30秒でわかる
- できるようになること
- TEDを仕事の英語に変える方法。会議・プレゼン・雑談・リーダーの4場面から今週の1つを選び、動画1本から表現を1つだけ持ち帰って、仕事で1回使う。
- 入試ではここに効く
- TOEICなどのリスニングと語彙の補強になる(問題の形式には別に慣れる必要がある)。英語の会議や社内プレゼン、就職・転職の英語面接に直接つながる。
- こんな人に
- 仕事で英語を使う場面が増えてきた社会人、英語面接をひかえた大学生に。
今日やること15分
TED✓ 視聴済11:45題名のとおり、よりよい会話のコツがテーマの12分ほどの話。雑談にも会議にも持ち帰りやすい。
▶ この動画でミッションやってみた例:会議の30秒報告を直す
英語の定例会議で、プロジェクトの進み具合を報告する場面です。TEDから盗んだのは「最初に全体の数を言う」「1つずつ順に言う」「最後に聞き手にお願いする」の3つ。英文は原田英語のオリジナルです。
Um, about the project... there are many things. The schedule is, maybe, a little late, and also the design, it's finished, I think, and testing is... so, we need help, maybe.
アフター:3つにまとめて、最後にお願い(約45語)
使っている英語は中学レベルです。変わったのは順番だけ。最初に「3点」と数を言うと、聞き手は話の終わりが見えて安心します。最後のお願いがあると、会議の時間が「報告を聞くだけ」で終わりません。
雑談に持っていく質問を、3つだけ用意した例
よくあるつまずき
英語がほとんど分からなくても大丈夫?
忙しくて、1本を全部やる時間がない。
英語で話す相手がいない。
TOEICの勉強と両立できる?
メモした表現を、すぐ忘れてしまう。
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
TEDは仕事の英語に使えるのか初級
正直に言うと、TEDは商談メールの書き方や契約書の読み方を教えてくれる教材ではありません。専門用語の暗記にも向いていません。それでも社会人にすすめるのは、仕事で英語が必要になる場面の多くが「人前で話す」「意見を言う」「伝わる順番に組み立てる」だからです。これはTEDの話し手が毎回やっていることそのものです。
もう1つの理由は、続けやすさです。仕事の資料や教材は、疲れた日にはなかなか開けません。でもTEDは「次はどんな話だろう」と思えるので、通勤の10〜15分に組み込みやすい。英語の勉強でいちばん大事なのは、結局のところ習慣にすることです。
ここで言う「盗む」は、セリフを丸暗記することではありません。話の運び方(型)と、口に出せる短い表現のかたまりを、自分の仕事に持ち帰ることです。中身を細かく覚える必要はなく、観たあとに「明日の会議で使えそう」と思えたら成功です。
| 場面 | 盗むもの | 向いている動画 | 1回の練習 |
|---|---|---|---|
| 会議 | 質問・確認・意見の出し方 | 会話術・声の出し方 | 確認の表現を1つ声に出す |
| プレゼン | つかみ・組み立て・締め | 話し方・リーダー論 | 冒頭30秒を自分の仕事で作る |
| 雑談 | 質問の型・あいづち | 会話術・内向的な人の強み | 質問を1つ持って出社する |
| リーダーシップ | 安心感・伝え方・時間の使い方 | リーダー論・時間の使い方 | 言い換えの表現を1つ試す |
4場面を毎週ぜんぶやる必要はありません。今週の自分にいちばん近い場面を1つ選びます。会議が多い人は会議、来月に発表がある人はプレゼン。1場面につき動画は1本、盗むものは1つ。これがいちばん長続きします。
場面1:会議で使う中級
英語の会議で黙ってしまう理由は、英語力そのものより「何を言えばいいか分からない」ことが多いものです。実は、会議の発言は数種類の型で足ります。確認する、聞き返す、意見を足す、やんわり反対する、まとめる。この5つです。
TEDの話し手は、複雑な内容を聞き手に確かめながら進めます。その運び方を観ていると、確認や言い換えの表現が自然に耳に入ります。特に声の出し方を扱った動画は、会議で「聞いてもらえる声」を作るヒントになります。
会議に効く2本
TED✓ 視聴済9:59人が耳を傾ける「声の出し方」入門
TED✓ 視聴済19:051本目は、聞き手に届く声の出し方がテーマの10分ほどの話。2本目は、よく話す人ばかりが目立つ場で、静かな人がどう力を出すかを考える話です。会議での発言が苦手な人ほど、2本目に励まされるはずです。
会議で使える表現の型
場面2:プレゼンで使う中級
社内の報告でも、お客さまへの提案でも、聞き手がいちばん集中するのは最初と最後です。TEDの話し手はここに時間をかけます。最初の30秒で興味を引き、最後に「で、何をすればいいのか」を残す。この2点を盗むだけでも、資料の見え方が変わります。
1本目は、リーダー論として世界的に知られる19分ほどの話です。「なぜそれをやるのか」から語り始める組み立ては、提案書の組み立てにそのまま応用できます。2本目は、TEDの形式を笑いで扱った6分ほどの短い動画です。プレゼンの型がどう作られているかを、笑いながら一歩引いて眺められます。
プレゼンの型を学ぶ2本
TED✓ 視聴済18:35人を動かすリーダーは「なぜ」から始める
TEDx✓ 視聴済5:56中身がなくても賢く見える?TEDトークのお約束を笑う
プレゼンで使える表現の型
つかみや締めの型をもっとくわしく知りたい人は、TEDを話し方の教科書にするとTEDの話し方から盗む10のワザへ。
場面3:雑談で使う初級
会議室の外、ランチや懇親会での雑談は、会議より難しいと感じる人が多い場面です。正解がなく、準備もしにくいからです。でも雑談のコツは「うまいことを言う」ことではなく、上手に質問して、興味を示して、相手に話してもらうこと。会話術の動画でくり返し語られる、よく知られた考え方です。
冒頭で紹介した会話のコツの動画は、12分ほどで観られます。ここで決めることは1つだけ。「質問を1つ持って出社する」です。気に入った質問の型を1つ選び、その日にだれかに言ってみる。英語の相手がいない日は、声に出すだけでも構いません。
雑談で使える表現の型
場面4:リーダーシップで使う中級
リーダーの英語は、命令よりも「安心」と「問いかけ」でできています。人が安心して働ける場をつくるリーダー像を語る12分ほどの話は、ミスを報告しやすい職場や、意見を言いやすい会議の作り方を考えるきっかけになります。
リーダーの視点を学ぶ1本
TED✓ 視聴済12:00よいリーダーは、まず「安心」をつくる
ほかに、自由な時間の使い方を扱う話や、100日間「断られる」ことに挑戦した話も、リーダーの素養として役に立ちます。時間の使い方の話は、忙しい社会人が勉強時間を確保する方法としても使えます。
リーダーが使える表現の型
通勤10分の練習メニューと、1週間の回し方中級
どの場面でも、練習の流れは同じです。サイトの基本のやり方「ミッション(5ステップ)」の②③④を、社会人向けに短くしたのが次の3ステップです。ミッションの全体は入試コース30日にあります。
- 日本語字幕で通して観る動画の長さ
最初の1回は止めずに楽しむ。日本語字幕はズルではなく、意味の土台づくり。日本語字幕がない動画は英語字幕で。
- 表現を3つメモして、1つ選ぶ動画の長さ
英語字幕で2回目。長い動画は最初の5分だけでいい。使えそうな表現のかたまりを3つメモし、今週の場面で使う1つに印をつける。5つ書き出したくなっても、使うのは1つで十分。
- 声に出して、仕事で試す5分
その表現を10回声に出し、次の会議や雑談で1回使う。使う場面まで決めておくと記憶に残る。
1週間を場面ごとに割ると、迷わず回せます。曜日と場面をセットにすると、「今日は何を観よう」と悩む時間がなくなります。
| 曜日 | 場面 | やること | 時間 |
|---|---|---|---|
| 月 | 会議 | 確認の表現を1つ声に出す | 10分 |
| 水 | 雑談 | 質問を1つ選んで持って出社 | 10分 |
| 金 | プレゼン | 冒頭30秒を仕事の話で作って録音 | 15分 |
| 土日 | ふり返り | 1週間でメモした表現を読み返す | 10分 |
録音は最初は恥ずかしいものです。それでも、自分の声を聞くと「どこで言いよどんだか」が具体的に分かります。1分の録音を週に1回。これだけで十分な上達の材料になります。社会人向けの学習プランは社会人向けガイドにもまとめています。
よくある失敗と対策中級
- 1本1場面、盗むのは1つ
- 選んだ表現を仕事で1回使う
- 忙しい日は①予想と②日本語字幕だけ(③〜⑤は翌日)
- 週に1回、録音して聞き返す
- 1本から表現を20個書き出す
- 毎日ちがう動画を観て、ふり返らない
- 仕事とまったく関係ない動画ばかり観る
- 完ぺきに聞き取れるまで先に進まない
社会人のいちばんの敵は、完ぺき主義と時間不足です。TEDは1本が10〜20分と長めです。平日は5分前後のTED-Edにして、TEDは週末など時間のある日に回しましょう。英語字幕で観直すのを最初の5分だけにすれば、全体で約30分に収まります。忙しい日は、①予想と②日本語字幕で観るだけ(約10分)にして、③〜⑤は次の日に同じ動画でやれば十分です。
就職活動で英語面接があるなら、プレゼンの場面と同じやり方が使えます。強み(言いたいこと)→体験(例)→入社後にやりたいこと(締め)の順で、1分の自己PRを作ってみよう。作り方は自分の英語スピーチを作るにあります。