🔥0日⭐Lv.1

何を身につけたい?(目的からさがす)

迷ったら

動画を見つける

勉強法・道具

英語学習YouTube・サイト

🔎 動画をさがす
🎤 話せない・発表が苦手

⏱️ TEDはなぜ18分以内?短い話の型を英語に生かす

言いたいことが7つあっても、1分に縮められる。4つの箱で作る1分スピーチ

やさしい⏱ 全部読むと約11分

30秒でわかる

できるようになること
TEDの「最長18分」という有名な目安から、短くまとめる力を学ぶ。言いたいことを1つにしぼり、4つの箱で1分スピーチを作る。
入試ではここに効く
要約問題や自由英作文で「言いたいことを1つにしぼる」力に効く。発表の授業や面接、英検の二次試験のような面接形式で、決められた時間の中で話す練習にもなる。
こんな人に
話や作文がつい長くなる人、時間を守って話せるようになりたい人に。

今日やること10分

練習にはこの1本

5分ほどで、題名に「3つのコツ」とポイントの数が出ている。短い話の箱に分けやすい。

▶ この動画でミッション

練習プレイヤーで開く →

やってみた例:言いたいことが7つある話を、1分に縮める

テーマは「部活」。最初に思いついたことを全部書き出すと、こうなりました。ここから1分スピーチを作ります。英文は原田英語のオリジナルです。

  • バスケ部に入っている
  • 練習がきつい
  • 先輩がやさしい
  • 夏の大会で1点差で負けた
  • 負けたあと、みんなで話し合うようになった
  • 秋の大会ではいい試合ができた
  • 勉強との両立が大変
  1. 言いたいことを1つ選ぶ2分

    7つの中で、いちばん「人に伝えたい」のは、負けて気づいたこと。言いたいこと=「負けることは、勝つことより多くを教えてくれる」に決める。

  2. それを支える例だけ残す2分

    残すのは「1点差で負けた」「話し合うようになった」「秋にいい試合ができた」の3つ。先輩や勉強の話は、今回は捨てる。

  3. つかみと呼びかけを足す3分

    つかみは質問型に。呼びかけは、聞き手が自分の負けで使える行動にする。

できあがった1分スピーチ(約70語)

Have you ever lost a game by just one point?
(つかみ)たった1点差で試合に負けたことはありますか?
Today I want to say one thing: losing can teach us more than winning.
(言いたいこと)今日言いたいことは1つです。負けることは、勝つことより多くを教えてくれる。
Last summer, my basketball team lost by one point. After that game, we started to talk more and practice our weak points. In the fall, we played much better.
(例)去年の夏、私のバスケ部は1点差で負けました。その試合のあと、私たちは前より話し合い、弱いところを練習するようになりました。秋には、ずっといい試合ができました。
So next time you lose, ask yourself one question: what can I learn from this? Thank you.
(呼びかけ)だから次に負けたときは、自分に1つ質問してみてください。ここから何を学べるだろう? ありがとうございました。
捨てた4つは、もったいなくない

先輩の話や勉強との両立は、別のスピーチのテーマになります。1つの話に1つのことだけ。これが短い話をわかりやすくするいちばんのコツです。

よくあるつまずき

18分を超えているTEDの動画もあるけど?
ある。18分は決まりというより目安で、再生時間が少し長く表示される動画もある。学習では長さより、「1本を最後まで観て、何回か観直せるか」で選ぼう。
1分って短すぎない?
最初は短いほうが完成させやすく、続けやすい。60〜100語なら、英語に慣れていなくても書き切れる。慣れてから3分、5分に伸ばせば十分。
言いたいことが2つも3つもあって、1つに選べない。
「いちばん人に伝えたいのはどれ?」と自分に聞いて1つ選び、残りは別のスピーチに回そう。どうしても2つ入れたいなら、1つを「言いたいこと」、もう1つを「例」にできないか考える。
英語がなかなか出てこない。
先に日本語で4つの箱に入れて、やさしい英語に置き換えよう。難しい単語は使わなくていい。表現の型をそのまま借りるのも、りっぱな勉強法。
時間を計ると、あせって早口になる。
早口になるのは、中身が多すぎる合図。速く言うのではなく、例の文を1つ削って、ゆっくり言える量にしよう。

もっとくわしく

気になる所だけ開けばOK。

なぜ18分? 短くまとめる価値初級

「TEDトークは最長18分」という話は、聞いたことがあるかもしれません。TEDの運営側が示している有名な目安で、話し手はこの長さを目指して話を組み立てると言われています。

TEDを主催する側は、この長さについて、「真剣な内容を語るのに十分長く、集中して聞き続けられるくらい短い」という趣旨の説明をしています。聞き手が集中できる時間には限りがあり、それを超えると内容が頭に残りにくくなる、という考え方です。

ただし、これは決まりというより目安です。実際の動画には、再生時間が18分を少し超えて見えるものも、5分前後の短い話もあります。TED-Edは5分前後のものが多く、TEDxは主催者ごとに幅があります。大事なのは「18分ちょうど」ではなく、「長々と話さない」という姿勢です。

「短く話す」のは、実は長く話すより難しいことです。「手紙が長くなったのは、短く書く時間がなかったから」という有名な言い回し(パスカルの言葉とされます)があります。短くするには、何を残して何を捨てるかを決めなければなりません。

短くする=1つにしぼる

短い話は、言いたいことを1つだけにします。TEDの話を「一言でいうと?」と考えるくせは、聞く力にも話す力にも効きます。

英語の学習者にとって、短い話は3つの意味で好都合です。①1本を最後まで観られる ②何回も聞き直せる ③自分でもまねして作れる。18分を全部まねするのは大変ですが、1分なら今日から作れます。

題名に「18分」が入った有名な話もあります。宇宙の始まりから今までの歴史を、題名どおり18分ほどで一気にたどる話です。大きなテーマでも、組み立て方しだいで短い時間に収められることを感じられます。

18分で大きな話を語る1本と、話し方の秘訣がテーマの1本

短い話に共通する4つの部品初級

すべての話がこの通りではありませんが、原田英語では、短い話によく見られる流れを次の4つに整理しています。

部品役割1分スピーチでの長さ使える表現の型
つかみ聞き手の注意をつかむ。質問・体験談・意外な事実など1〜2文Have you ever ...? / Imagine that ...
言いたいことこの話で言いたいことを1文で言う1文Today I want to talk about ... / My message is simple: ...
例理由・体験・データで、言いたいことを支える2〜3文For example, ... / Let me give you an example.
呼びかけ聞き手に何をしてほしいか、どう考えてほしいかを伝える1〜2文So, what can we do? / Why don't you try ...?

この4つは、TEDを話し方の教科書にするで紹介している8つの見どころ(つかみ・一言でいうと・構成・根拠・声・身振り・映像・締め)を、1分で使えるようにしぼったものです。

話の運びに使える表現(よくある型)

Have you ever wondered why we forget things?
私たちはなぜ物事を忘れるのか、不思議に思ったことはありませんか?(つかみ)
Today I want to talk about one simple idea.
今日は、1つのシンプルな考えについてお話しします。(言いたいこと)
Let me give you an example.
例を1つ挙げます。(例)
So, what can we do about it?
では、私たちに何ができるでしょうか?(呼びかけへの切り替え)
I'd like you to try this today.
今日、これを試してみてほしいのです。(呼びかけ)
自由英作文と同じ形

「言いたいこと→例→まとめ」は、意見を書く英作文の基本の形とほぼ同じです。スピーチで型に慣れておくと、英作文の組み立ても速くなります。

短い動画で、型を見つける練習(15分)初級

下の3本は、どれも4〜6分ほどの短めの動画です。1本選んで、次の手順で観てください。サイトの基本のやり方「ミッション(5ステップ)」の②③(日本語字幕→英語字幕)に、型を探す目を足した練習です。ミッションは入試コース30日から。

型を探すのに向く短めの3本

TED✓ 視聴済6:13

才能より「やり抜く力」が大事かも

Grit: The Power of Passion and Perseverance | Angela Lee Duckworth
努力の見え方が変わる
▶ 1,826万回🇯🇵 日本語字幕★☆☆ やさしい万バズ
TED-Ed✓ 視聴済4:17

自信をつける3つのコツ

3 tips to boost your confidence - TED-Ed
自信は生まれつきではなく、育てるもの
▶ 1,143万回日本語字幕 未確認★☆☆ やさしいサクッと万バズ
  1. 通しで楽しむ最長6分

    日本語字幕(なければ英語字幕)で、止めずに最後まで観る。メモは取らない。「何の話だったか」を自分の言葉で言えれば十分。

  2. 4つの欄に分ける5分

    もう一度観ながら、つかみ・言いたいこと・例・呼びかけにあたる所を探す。見つからない部品があってもいい。「この話には呼びかけがない」も立派な発見。

  3. 一言でいう2分

    言いたいことを日本語1文で書き、次に英語1文にする。難しければ、単語を並べるだけでもいい。

  4. 話を運ぶ表現を1つ盗む3分

    英語字幕で、話の運びに使われている表現を1つだけ見つけて、フレーズ帳に書く。書くのは中身ではなく「話を運ぶ道具」。

ほかにも短めの動画で練習したいときは、5〜8分ほどの話をランキングから選べます。

TED-Edは「型」の宝庫中級

TED-Edの動画は、5分ほどで1つの問いに答える組み立てが基本です。話の運びが整理されていて、はじめに問いを出し、途中で説明し、最後に結論へ導く流れが追いやすくなっています。

「3 tips」のように、ポイントの数が題名に出ている動画は、組み立てが最初から見えるので、型を見つける練習台にちょうどいいです。TED-Edを3本まとめて観て、共通する運び方を書き出してみるのもおすすめです。

長いTEDは「最初の3分」だけでもいい

15分以上のTEDでも、最初の3分だけ観て「つかみ」と「言いたいこと」を探す練習はできます。全部を観るのは、楽しめそうなときだけで大丈夫です。

自分で1分スピーチを作る5ステップ(約20分)初級
  1. テーマを1つ決める2分

    体験したこと、好きなこと、最近考えていることから選ぶ。「睡眠」「朝の習慣」「部活」「英語の勉強法」など身近なものでいい。難しい話題はいらない。

  2. 日本語で型に入れる5分

    つかみ・言いたいこと・例・呼びかけの4つの欄に、日本語で1〜2文ずつ書く。合わせて6〜8文が目安。伝えたいことが1つにしぼれているか確かめる。

  3. 英語にする8分

    中学〜高校レベルのやさしい英語で書く。上の表現の型を借りるのがコツ。全部で60〜100語が1分の目安。

  4. 声に出して3回3分

    タイマーを1分にして声に出す。1回目は原稿を見ながら、2回目は見る回数を減らして、3回目はスマホで録音。1分を大きく超えるなら、例の文を1つ削る。

  5. 聞き直して1か所だけ直す2分

    録音を聞いて、言いにくかった所、早口になった所を1つだけ直す。あれもこれも直さず、1か所だけが続けるコツ。

1分スピーチの最終チェック
時間内に収めるコツ:語数と、削る順番中級

決められた時間に収めるには、語数で準備して、削る順番を決めておくのが近道です。学習者がゆっくり話すなら、1分で60〜100語くらいが目安です。

時間語数の目安(ゆっくり話す場合)例の数
30秒30〜50語1つ(1〜2文)
1分60〜100語1つ(2〜3文)
3分約300語2つ
5分約500語3つ
  1. 長すぎたら、まず例の説明(細かい様子)を削る
  2. 次に、例そのものを1つ減らす
  3. つかみが2文以上なら、1文にする
  4. 言いたいことと呼びかけは、最後まで削らない
速く話して収めない

時間が足りないときに早口で乗り切ると、聞き手には何も残りません。中身を削って、ゆっくり言えるようにするのが正解です。

1分から3分、5分に伸ばす上級

1分に慣れたら、同じ型のまま長さを伸ばします。3分なら例を2つに増やし、言いたいことを支える理由を足します。5分なら、つかみの前に短い自己紹介を入れる、途中に反対意見とそれへの答えを入れる、といった工夫ができます。

  • 1分:つかみ1〜2文+言いたいこと1文+例2〜3文+呼びかけ1〜2文
  • 3分:例を2つに。理由を1つ足す。まとめで言いたいことをもう一度言う
  • 5分:反対意見への答えを入れる。最後に、最初のつかみへ戻る

3分・5分の作り方は、自分の英語スピーチを作るでくわしく説明しています。

次に読む1本

💼 社会人のTED活用:観た翌日の会議で1フレーズ使う会議・プレゼン・雑談・リーダーの4場面。1本から持ち帰るのは1つだけ読む →
🎤「話せない・発表が苦手」の記事をぜんぶ見る(5本)
どの勉強法も、毎日の形は同じ5ステップ。コース30日(高校1・2年生/受験生/社会人)なら、動画も順番もサイトが決めてくれます。🔥 コースを選ぶ