
天気 ・ 31/300
かみなりはなぜゴロゴロ鳴るの?
Why does thunder rumble?

いなずまが流れると、まわりの空気が一瞬でものすごく熱くなって、ばくはつするように広がるからだよ。その音が長い通り道のあちこちから少しずつ届くので、ゴロゴロと長く鳴るんだ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Lightning is very, very hot. It heats the air in a flash. The hot air spreads out fast, with a big BOOM. That sound is thunder. A lightning bolt can be very long, so sounds come from many places along its path. The sounds reach you bit by bit. That makes a long rumble.
日本語の訳を見る
いなずまは、とてもとても熱いです。一瞬で空気を熱くします。熱くなった空気は、大きなドーンという音を立てて、すばやく広がります。その音が、かみなりの音です。いなずまの通り道はとても長くなることがあるので、そのあちこちから音が出ます。音は少しずつあなたにとどきます。それが、長いゴロゴロという音になるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Thunder is the sound made by lightning. A lightning bolt heats the air around it to about thirty thousand degrees Celsius in a tiny fraction of a second. The hot air expands so fast that it pushes the air around it like an explosion, making a powerful sound wave. If lightning strikes very close, you hear a sharp CRACK. Farther away, you hear a long, low rumble. Why? A bolt can be several kilometers long. Sound from the nearest part reaches you first, and sound from the farther parts arrives later. The sound can also bounce off hills and buildings. Light is almost a million times faster than sound, so you see the flash first. Sound travels about one kilometer in three seconds, so you can count to estimate how far away that lightning bolt was.
日本語の訳を見る
かみなりの音は、いなずまが出す音です。いなずまは、ほんの一瞬で、まわりの空気を約3万℃まで熱くします。熱くなった空気はとても速くふくらむので、ばくはつのようにまわりの空気をおして、強い音の波を生みます。すぐ近くに落ちると、バリバリッというするどい音が聞こえます。遠くだと、低く長いゴロゴロという音が聞こえます。なぜでしょう?いなずまの長さは、数キロメートルになることがあります。いちばん近い部分の音が先にとどき、遠い部分の音はあとからとどきます。音は山や建物にはね返ることもあります。光は音より100万倍近く速いので、光が先に見えます。音は3秒で約1キロメートル進むので、数をかぞえれば、そのいなずまがどのくらい遠くで光ったかをだいたい計算できます。
この質問の英単語
- thunderかみなりの音
- lightningいなずま
- sound音
- air空気
- rumbleゴロゴロという音
- echoesこだまする
- expandsふくらむ
超絶解説もっと知りたい人へ
音の正体は「空気のばくはつ」
空気は、あたためるとふくらみます。ふつうはゆっくりですが、いなずまは、ほんの一瞬で、通り道の空気を約3万℃という、太陽の表面よりずっと高い温度にしてしまいます。すると空気は、にげ場を求めて、ものすごい勢いでいっせいにふくらみます。これがまわりの空気を強くおしのけて、ばくはつのような音の波になります。すぐ近くにかみなりが落ちると、バリバリッ、ドーンという、耳がいたくなるほどの音がして、窓ガラスがビリビリふるえることもあります。かみなりの音は、空気そのものがさけんでいる音なのです。
ゴロゴロの正体は「音の行列」
いなずまの長さは、数キロメートルから、ときには十数キロメートルにもなります。音は1秒に約340メートル進むので、いなずまの近い部分で生まれた音と、遠い部分で生まれた音では、耳にとどくまでの時間が何秒もずれます。たとえば、自分から見て奥のほうへ6キロメートルのびたいなずまなら、最初の音と最後の音のあいだは15秒以上もあきます。音が行列になってつぎつぎとやってくるので、ゴロゴロゴロ……と長く聞こえるのです。さらに、遠くの音ほど高い音が空気にすいとられ、低い音だけが残ります。だから遠くのかみなりは、低くひびくのです。
3秒で1キロメートル
光は1秒で約30万キロメートル、地球を7周半もする速さで進みます。いっぽう音は、1秒に約340メートルしか進みません。だから、いなずまはすぐに見えても、音はおくれてやってきます。ピカッと光ってから音が聞こえるまでの秒数に340をかけると、かみなりまでのだいたいの距離(メートル)がわかります。3秒なら約1キロメートル、10秒なら約3.4キロメートルです。かみなりの音が聞こえるのは、ふつう10〜15キロメートルくらいまで。音が聞こえたら、もうかみなりが落ちるかもしれない場所にいる、ということです。アメリカでは「かみなりがほえたら、中に入ろう」という意味の合言葉で、すぐ建物に入るようよびかけています。
昔の人が考えた音の正体
昔の日本の人は、かみなりの音を、空の上で雷神(らいじん)が太鼓をたたく音だと考えました。「かみなり」という言葉も、「神鳴り(神さまが鳴らす音)」から来たといわれています。古代ギリシャの学者アリストテレスは、雲どうしがぶつかる音だと考えました。熱くなった空気が急にふくらむ音だということが、実験や観測で確かめられていったのは、ずっとあと、近代になってからのことです。
みんなが驚く豆知識
英語の Thursday(木曜日)は「Thor's day(トールの日)」という意味です。トールは北ヨーロッパの神話に出てくる、かみなりの神さま。英語の thunder(かみなり)も、トールの名前と同じ古い言葉から生まれたといわれています。
遠くの空がピカピカ光っているのに音がしないことがあります。これは、音がとどかないほど遠く(15キロメートル以上はなれたところなど)のかみなりの光だけが見えているのです。
火山がふん火したときにも、かみなりが起こることがあります。ふき上がった火山灰のつぶがこすれ合って電気がたまるためで、「火山雷(かざんらい)」とよばれます。鹿児島の桜島でも見られます。

おうちでやってみよう
ピカッと光ったら「1、2、3……」と数をかぞえて、ゴロゴロが聞こえるまでの秒数を3でわってみよう。それがかみなりまでのだいたいの距離(キロメートル)だよ。必ず家の中で、窓からはなれて数えてね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






