📖 英文(216 words)
Have you ever wondered how many times you fart in a day? A team of scientists in the United States wanted to find out. They created a special device called “Smart Underwear.” It is not really underwear, but a small machine that clips onto your clothes. It uses special sensors to measure the gas that comes out of your body.
The scientists tested the device on 19 healthy adults. Each person wore it for one week during the day. The results were surprising. On average, people farted about 32 times a day. But some people farted only 4 times, and others farted 59 times. That is a very big difference.
In another test, 38 people ate food with extra fiber for a few days. Fiber is found in vegetables, beans, and whole grains. As expected, more fiber made people produce more gas. The Smart Underwear could detect this change clearly.
The lead scientist, Brantley Hall, says we still do not know what a “normal” amount of gas looks like. This information could help doctors treat people who have stomach problems. He also started a big project called the Human Flatus Atlas to study farts from many different people.
Science can be funny sometimes, but this research may truly help people stay healthy.
🔊 音読用音声
📝 重要語句
small parts that can find and measure things like heat or gas(熱やガスなどを感知・測定する小さな部品)
to find the size, amount, or degree of something(何かの大きさや量、程度を調べること)
the usual or typical amount when you add everything and divide(全部を足して割ったときの通常の量)
a part of food that helps your stomach work well(お腹の調子を整える食品の成分)
to discover or notice something that is hard to see(見つけにくいものを発見したり気づいたりすること)
to give medical care to a sick person(病気の人に医療を施すこと)
the body part where food goes after you eat(食べ物が食べた後に行く体の部分)
a planned piece of work with a clear goal(明確な目標を持つ計画的な取り組み)
careful study to learn new things about a topic(あるテーマについて新しいことを学ぶための丁寧な調査)
🇯🇵 日本語訳
あなたは1日に何回おならをしているか、考えたことはありますか? アメリカの科学者チームがそれを突き止めようと立ち上がりました。彼らが開発したのは、「スマート下着」と呼ばれる特殊なデバイス。といっても本当の下着ではなく、衣服にパチンと留める小型の装置です。体内から出るガスを、特殊なセンサーで測定する仕組みになっています。
科学者たちはこの装置を19人の健康な成人でテストしました。被験者は日中の1週間、装置を身につけて過ごしました。結果は驚くべきものでした。平均すると、人は1日に約32回おならをしていたのです。ただし、わずか4回という人もいれば、59回という人もおり、個人差は実に大きなものでした。
別の実験では、38人の被験者が数日間にわたって食物繊維を多く含む食事を摂りました。食物繊維は野菜や豆類、全粒穀物などに含まれる成分です。予想どおり、食物繊維を多く摂るとガスの発生量が増加。スマート下着はこの変化をはっきりと検知することができました。
研究を率いるブラントリー・ホール博士は、「正常な」ガスの量がどの程度なのか、実はまだわかっていないと言います。こうしたデータは、お腹の不調に悩む人々の治療に役立つ可能性があります。博士はさらに、さまざまな人のおならを幅広く調べる「ヒューマン・フレイタス・アトラス」という大規模プロジェクトも始動させました。
科学はときにユーモラスなものですが、この研究は人々の健康を守るうえで、本当に役に立つかもしれません。
💨 コラム:おならと腸内細菌の奥深い世界
おなら・・・できれば話題にしたくない、と思う人は多いでしょう。しかし実は、おならは私たちの健康状態を映し出す「体のサイン」なのです。
おならの正体は、主に腸内に住む何兆もの微生物(腸内フローラ)が食べ物を分解する際に生み出すガスです。成分の大半は水素や二酸化炭素、メタンなどの無臭のガスで、あの独特の臭いは硫化水素などごくわずかな成分によるもの。つまり、臭いおならが出るかどうかは、食べたものと腸内細菌のバランス次第というわけです。
🔸 「腸活」ブームの科学的裏付け
近年、「腸活」という言葉が注目を集めています。腸内環境を整えることで、消化だけでなく免疫機能や精神的な健康にまで良い影響があるとされています。ヨーグルトや味噌、キムチなどの発酵食品が腸に良いとされるのは、有益な細菌を腸に届けてくれるからです。一方で、食物繊維の多い食事は腸内細菌を活発にするため、ガスの量が一時的に増えることもあります。これは腸が健康に働いている証拠とも言えるのです。
🔸 「1日32回」が教えてくれること
今回の「スマート下着」の研究が画期的なのは、これまで主観的な報告に頼っていたおならの頻度を、初めて客観的・定量的に測定できるようにした点にあります。「1日32回」という数字は、多くの人が「自分は人よりおならが多いのでは」と密かに心配していた不安を和らげてくれるかもしれません。
おならは恥ずかしいものではなく、体が正常に機能しているサイン。次におならが出たときは、「腸内細菌たちが元気に働いている証拠だ」と、少しだけ誇らしく思ってみてはいかがでしょうか。

