C2形容詞ギリシャ系

apocryphalの語源と意味

/əˈpɑːkrəfəl/アパクリファル

出所の怪しい、作り話とされる

パーツに分けると

apo接頭辞離れてギリシャ語 apo
cryph語根隠すギリシャ語 kryptein
al接尾辞〜のラテン語 -alis

離れて+隠す+の → 隠された書物の → 真偽の怪しい

コアイメージ
隠されていた→出どころ不明

apocryphal の語源ストーリー

apocryphal の元は、聖書の「外典(Apocrypha)」です。ギリシャ語 apokryphos は「隠された」という意味でした。一部の人だけに伝えられる秘密の書を指したとされます。やがて教会が正式な聖書に入れなかった書物を、こう呼ぶようになりました。そこから「出どころが怪しい、作り話らしい」という意味が生まれます。ワシントン少年が桜の木を切って正直に謝った話は、その代表例です。19世紀初めの伝記作家が広めたもので、事実の裏づけはありません。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ギリシャ語
    kryptein
    隠す
  2. 2
    ギリシャ語
    apokryphos
    隠された
  3. 3
    ラテン語
    apocrypha
    正典に入らない書物
  4. 4
    英語16世紀末
    apocryphal

例文

The story of the inventor sketching the design on a napkin is almost certainly apocryphal.
その発明家がナプキンに設計図を描いたという逸話は、ほぼ間違いなく後世の作り話である。

よく使う形:an apocryphal story(眉唾な逸話)

暗記フック

crypt=隠す(cryptocurrency 暗号通貨のcrypto)。「隠された外典」→真偽不明の話

入試・使い方のポイント

an apocryphal story(作り話とされる逸話)の形でよく使う。広く信じられているが根拠のない話に付ける。

受験ミニ情報 アクセントは第2音節 a-POC-ry-phal。難関私大の長文で「真偽不明の逸話」の言い換えに出る。

派生語・言い換え受験で問われる形

Apocrypha名詞 外典

言い換え(同じような意味)

fictitious架空の
legendary伝説上の
dubious疑わしい

同じ語源の仲間(5語)

crypt地下聖堂(隠された部屋)
crypticなぞめいた
cryptography暗号法
cryptocurrency暗号資産
Apocrypha聖書の外典

語根 crypt(隠す)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語apocryphe真偽の疑わしい

よくある質問

apocryphalの語源は?

apo(離れて)+cryph(隠す ← kryptein)+al → 正典から外され隠された → 真偽の怪しい apocryphal の元は、聖書の「外典(Apocrypha)」です。ギリシャ語 apokryphos は「隠された」という意味でした。

apocryphalの意味は?

出所の怪しい、作り話とされる(形容詞)。コアイメージは「隠されていた→出どころ不明」です。

apocryphalの覚え方は?

crypt=隠す(cryptocurrency 暗号通貨のcrypto)。「隠された外典」→真偽不明の話 同じ語源の crypt・cryptic・cryptography とまとめて覚えると効率的です。

apocryphalの発音は?

/əˈpɑːkrəfəl/(アパクリファル)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。