まずはこの3つ
- スコアは各セクション・総合とも1〜6(0.5刻み)
- Reading・Listening は前半の出来で後半の難度が変わる
- Integrated 課題・700語長文は出ない。形式別の対策は更新を
2026年1月21日からの新形式(2026年10月に ETS 公式で確認)
テスト時間は約1時間半(説明を含めて2時間弱)で、会場でも自宅でも受けられる。スコアは0〜120から 1〜6の0.5刻みに変わり、総合は4セクションの平均になった。移行期の2年間はスコアレポートに旧尺度(0〜120)の参考値も載る。古い対策本の問題タイプ・時間はそのまま使えないので注意。
4セクションの全体像(ETS 公式)
R→L→W→S の順。R・L は適応型なので問題数と時間は前後する。
| セクション | 問題タイプ | 問題数 | 時間の目安 |
|---|---|---|---|
| Reading | Complete the Words/Read in Daily Life/Read an Academic Passage | 約50 | 約30分 |
| Listening | Listen and Choose a Response/Listen to a Conversation/Listen to an Announcement/Listen to an Academic Talk | 約47 | 約29分 |
| Writing | Build a Sentence/Write an Email/Write for an Academic Discussion | 12 | 約23分 |
| Speaking | Listen and Repeat/Take an Interview | 11 | 約8分 |
Reading:3つの問題タイプ3
- 1Complete the Words70〜100語ほどの学術的な段落。1文目はそのまま、その後は1語おきに語の後半が消えていて、欠けた文字を入れる。1段落で10語。語彙・文法・文脈の総合力が出る。Many birds tra long distances. (→ travel)語の後半を、品詞と文脈から補う(例はオリジナル)
- 2Read in Daily Life掲示・広告・メニュー・メール・SNS投稿・時刻表・領収書など15〜150語ほどの日常の文。長さに応じて2〜3問。目的・推測・くだけた表現が問われる。
- 3Read an Academic Passage約200語の説明文に5問。歴史・芸術・経済・生物・社会科学など。背景知識は不要な作り。事実・文脈での語義・推測・文と文の関係・筆者の意図を問う。
Listening:4つの問題タイプ4
- 1Listen and Choose a Response短い問いかけや発言を聞き、最も適切な応答を4つから選ぶ。問いかけは音声だけで画面に出ない。言外の意味をくむ応答が正解になりやすい。
- 2Listen to a Conversation2人の短い会話を聞いて2問。食事・買い物・旅行・健康・学校など身近な話題。話し手の意図や次の行動の予測が問われる。
- 3Listen to an Announcement授業や学校行事のお知らせ(40〜85語ほど)を聞いて答える。予定・場所・規則・変更点が中心。
- 4Listen to an Academic Talk100〜250語ほどの講義・解説を聞いて4問。要点、具体例の役割、話の構成、推測が問われる。音声は1回だけ。北米・英・豪の発音が出る。
Writing・Speaking:5つの問題タイプ
| 問題タイプ | 中身 | 数・時間 |
|---|---|---|
| Build a Sentence | 会話の応答文になるよう語句を並べ替える | 10問 |
| Write an Email | 学校・社会の場面で、3つの指示に沿ってメールを書く | 1題・7分 |
| Write for an Academic Discussion | 教授の問いと学生2人の投稿を読み、自分の意見を投稿する(100語以上が目安) | 1題・10分 |
| Listen and Repeat | 学校の場面の文を聞いてそのまま繰り返す。だんだん長くなる | 7文・各最大8〜12秒 |
| Take an Interview | 録画の面接官の質問に答える。前半は経験、後半は意見 | 4問・各45秒 |
スコアの出し方4
- 1全部1〜6の0.5刻みReading・Listening・Writing・Speaking の4つと総合が、すべて1〜6の0.5刻みで出る。1〜6が CEFR の A1〜C2 に対応するよう作られている。
- 2総合=平均を0.5刻みに丸める4セクションの平均を、いちばん近い0.5刻みに丸める。ETS の例では平均5.125なら総合5。旧形式の「合計点」ではない。
- 3MyBest も載るスコアレポートには、過去2年の受験でセクションごとの最高点を集めた MyBest のスコアも載る。受け付けるかどうかは出願先しだい。
- 4採点は自動・AI+人R・L と Build a Sentence は自動採点。Email・Discussion・Speaking は AI と訓練を受けた人の採点者を組み合わせる(ETS)。Email・Discussion・Speaking の各問は0〜5で評価される。
新スコアと CEFR・旧スコアの対照(ETS 公表)
旧0〜120は総合の目安の下限。出願の基準は必ず大学の要項で確認。
| 新スコア | CEFR | 旧総合(0〜120) |
|---|---|---|
| 6 | C2 | 114以上 |
| 5.5 | C1 | 107以上 |
| 5 | C1 | 95以上 |
| 4.5 | B2 | 86以上 |
| 4 | B2 | 72以上 |
| 3.5 | B1 | 58以上 |
| 3 | B1 | 44以上 |
| 2〜2.5 | A2 | 24以上(2.5は34以上) |
| 1〜1.5 | A1 | 0以上(1.5は12以上) |
適応型(multistage)の攻め方
Reading と Listening は2段階の適応型で、前半の出来で後半の難しさが決まる(ETS)。前半で確実に取ると、後半はより難しい問題になり高いスコアをねらえる。前半の Complete the Words や短い応答問題を「易しいから」と雑に解かない。
旧形式との違いで間違えやすい所5
- ✕総合は4セクションの合計で出る○4セクションの平均を0.5刻みに丸める新形式は平均。合計は旧0〜120の考え方
- ✕長文700語・10問の読解を中心に対策○約200語の説明文と日常文、語の穴埋めを練習新形式の長文は約200語・5問
- ✕Integrated Writing(読んで聞いて要約)を練習○Email と Academic Discussion を練習新形式の Writing に Integrated 課題はない
- ✕Speaking は準備時間で構成を考える前提○質問を聞いたらすぐ45秒話す練習公式の説明に準備時間の記載はない
- ✕旧スコアの「80点」を新スコアと同じ感覚で使う○新スコアと要項の基準を対照表で確認大学によって新旧どちらで示すかが違う
セクション別:最初にやること4
- 1Reading学術的な文章で語の後半を補う練習(つづりの正確さが命)。日常の掲示・メールの速読も。
- 2Listening短い問いかけに即答する練習。Didn't I see you …? のような否定疑問・言外の意味に慣れる。
- 3Writing並べ替えは疑問文・関係詞・語順。Email は3つの指示を全部書く。Discussion は10分で100語以上。
- 4Speaking聞いた文を一語一句そのまま言う練習と、45秒で答え+理由+例を話す練習。
確認テスト
- 12026年1月からの TOEFL iBT の総合スコアは?正解は 1〜6の0.5刻み。各セクションも同じ尺度
- 2前半の出来で後半の難しさが変わるのは?正解は Reading と Listening。W・S は全員同じ課題
- 3Write an Email の時間は?正解は 7分。Discussion は10分
- 4Take an Interview の質問数と1問の解答時間は?正解は 4問・45秒。前半は経験、後半は意見
- 5新スコア4(B2)に当たる旧総合の目安は?正解は 72以上。ETS の対照表
参考にした資料
TOEFL iBT 新形式を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。