資格試験のスコアアップ計画(TOEIC・IELTS・TOEFL)

スコアは「何をやるか」より「何をやらないか」で伸びる。目標スコア別のやること、3か月プランの例、公式問題集の使い倒し方を1枚に。

資格試験のスコアアップ計画(TOEIC・IELTS・TOEFL) の1ページ目

印刷用PDFA4 2枚・415KB・□チェック欄つき

まずはこの3つ

  1. 今の弱点を1つ決めて、そこに時間の半分を使う
  2. 公式問題集は「解く1回・復習3回」。解きっぱなしは0回と同じ
  3. 本番の日から逆算し、最後の2週間は時間配分の練習に使う

伸びる人の順番4

  1. 1
    目標と期限を決める「何点を・いつまでに・何のために」を1行で書く。出願や就職の締め切りから逆算し、受験日を先に申し込む。
  2. 2
    公式の問題で現在地を測る公式問題集の1回分を本番と同じ時間で解き、Part(技能)ごとの正答数を記録する。
  3. 3
    弱点を1つに絞るいちばん失点の多い所に学習時間の半分を使う。ほかの技能も維持しつつ重点配分すると、効率よく伸びることが多い。
  4. 4
    2〜3週間ごとに測り直す同じ形式の問題で伸びを確かめ、弱点が変わったら重点を移す。

TOEIC L&R:目標スコア別の重点(編集部の目安)

目標最優先やること
〜595単語と文法の土台頻出単語を毎日、Part5の品詞・動詞の形、Part1・2で耳慣らし
600〜725Part3・4とPart7の量先読みの型、設問の言い換え、文書を1日2〜3セット
730〜855時間内に解き切るリーディング75分の配分、Part7の複数の文書、音声のシャドーイング
860〜取りこぼしの根絶誤答を1問ずつ原因分類、語彙問題の精度、集中力の維持

IELTS・TOEFL:技能別の伸ばし方

技能やることポイント
Reading学術的な文章を毎日1本、時間を計る設問の種類ごとに解き方を固める
Listening講義・会話の音声でメモ取り練習聞き終えてから要点を言えるか確かめる
Writing型を決めて書き、第三者に添削してもらう同じ課題を書き直すと伸びが速い
Speaking録音して聞き返す沈黙・言い直し・同じ語のくり返しをチェック

3か月プランの例(TOEIC 600→730)

平日1時間・休日2時間の例。量は自分の時間に合わせて調整する。

時期平日休日
1か月目:土台単語30分+Part5を20問Part1・2の音声で聞き取り練習、文法の弱点を復習
2か月目:量Part3・4を2セット+Part7を2文書公式問題集のリスニングを1回分、復習を中心に
3か月目:本番形式弱点Partの復習と音読2時間通しで解く→翌日に全問を復習
最後の2週間新しい教材は増やさない時間配分の確認と、間違えた問題の解き直し

公式問題集の使い倒し方5

  1. 11回目は本番と同じ条件
    時間を計り、途中で止めずに解く。わからない問題にも必ずマークし、迷った問題には印をつけておく。
  2. 2誤答は理由で分類
    「単語を知らない」「文法」「聞き取れない」「時間切れ」「読み違い」に分ける。分類が次にやることを教えてくれる。
  3. 3音声は最低3回使う
    スクリプトを見て意味を確認 → 音声に合わせて音読 → 何も見ずにシャドーイング。聞けない原因が音・語彙・文法・速さのどこにあるか見つけやすい。
  4. 42周目は印の問題だけ
    正解した問題も、迷った印があれば解き直す。たまたま当たった問題は、本番で同じ型を落としやすい。
  5. 5新しい問題より深い復習
    何冊も解きっぱなしにするより、1冊を本文の音読まで復習しきる方が力がつく。

症状別:伸び悩みの処方箋

症状原因処方
Part2で迷う冒頭や発言の意図をつかめていない冒頭の疑問詞・助動詞に注意しつつ、発言全体の意図を聞き取る練習
Part3・4で答えが追いつかない先読みが間に合っていない設問だけを先に読み、3問ごとにリセット
Part7が最後まで終わらないPart5・6に時間をかけすぎPart5を1問20秒で切る練習
スクリプトを見ればわかる音と文字が結びついていない音読とシャドーイングを毎日
Writingの点が上がらない自己流で書いて直していない型を決め、添削→書き直しをくり返す
なぜ「解く→復習」が効く?

思い出す練習をした方が、読み直すだけより長く記憶に残る(テスト効果:Roediger & Karpicke 2006)。また、同じ量の学習でも日を空けて何回かに分けた方が定着しやすい(分散学習:Cepeda ほか 2006 のメタ分析)。問題を解いて思い出し、日を空けて解き直す のが、科学的にも理にかなった復習の形。

スコアが伸びないやり方4

  • ✕模試を解いて答え合わせだけで終える
    ○誤答の理由を分類し、音声と本文で復習する
    解くだけでは弱点が残ったまま
  • ✕単語帳を眺めるだけで何周もする
    ○単語帳で思い出す練習をし、問題の中でも出会い直す
    設問の言い換えは文の中で見ないと気づけない
  • ✕直前に新しい教材を何冊も買う
    ○解いた問題の解き直しに時間を使う
    直前期は定着と時間配分が優先
  • ✕Writing・Speakingを独学で書き流す
    ○添削や録音で自分の弱点を見える形にする
    自分では誤りに気づきにくい
注意

試験の形式・受験料・日程・スコアの有効期間は変わることがある。TOEFL iBT は2026年1月にスコアの尺度が変わった。計画を立てる前に、必ず各試験の公式サイトで最新の情報を確認する。

確認テスト

  1. 1
    公式問題集の1回目の解き方として最も良いのは?
  2. 2
    スクリプトを見れば意味がわかるのに聞き取れない時の処方は?
  3. 3
    思い出す練習で記憶が長く残る現象の名前は?
  4. 4
    本番前の最後の2週間にすべきことは?

参考にした資料

スコアアップ計画を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。

印刷して、持ち歩こう。

A4 2枚・415KB。□のチェック欄つきで、通学中や試験直前の見直しに。

PDFをダウンロード

このシートが入っているルート

あわせて印刷したいシート

原田英語の無料アプリで練習

PDF(2枚)