海外行事【1月~4月】

【バレンタインデーとは?】歴史・由来・本当の意味・日本と海外の違いを分かりやすく解説!~世界のバレンタインデー特集つき~

2月14日のバレンタインデー。日本では「女性がチョコを贈る日」として定着していますが、実はこの文化、世界的に見るとかなり珍しいって知っていましたか?海外では「男性が女性にプレゼントする日」が主流で、チョコレートに限らず花束やカード、ジュエリーなど贈り物も多種多様。国によっては2月14日ですらなかったり、「友達の日」として祝ったり、集団結婚式を挙げたりと、驚きの風習がたくさんあります。

この記事では、バレンタインデーの由来と歴史から、アメリカ・フランス・韓国・ブラジルなど世界各国のユニークなバレンタイン事情、さらにはおもしろトリビアまで、まるごと紹介します。読み終わる頃には「バレンタインって奥が深い!」と思えるはずです。

📖 この記事で分かること

  • バレンタインデーの名前の由来と歴史(古代ローマ〜現代まで)
  • 日本と海外のバレンタインの根本的な違い
  • アメリカ・イギリス・フランス・韓国・ブラジルなど世界11か国のバレンタイン事情
  • スプーン告白・鳥占い・ブラックデーなど世界のユニークな風習
  • 世界の定番プレゼントTOP5&おもしろトリビア

🏛️ バレンタインデーの由来と歴史

バレンタインデーはなぜ2月14日なのか?なぜ「愛の日」になったのか?その歴史をたどると、古代ローマ時代までさかのぼります。

💒 聖ウァレンティヌスの殉教(西暦269年頃)

バレンタインデーの名前の由来は、古代ローマのキリスト教の聖職者「聖ウァレンティヌス(Saint Valentine)」です。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は「兵士が家族を恋しがって士気が下がる」として、若い兵士の結婚を禁止していました。しかし、聖ウァレンティヌスはこの命令に背き、密かに兵士たちの結婚式を執り行いました。これが皇帝に発覚し、彼は2月14日に処刑されたと伝えられています。

💡 つまり

「愛する人のために命をかけた聖人」を讃えた日がバレンタインデーの始まりです。処刑される前、看守の娘に「あなたのウァレンティヌスより(From your Valentine)」と手紙を書いたという伝説も残っています。

⛪ キリスト教の祝日に(西暦496年)

ローマ教皇ゲラシウス1世が、2月14日を「聖バレンタインの日」として公式にキリスト教の祝日に制定しました。これは、古代ローマの異教の祭り「ルペルカリア祭(2月15日に行われた豊穣の祭り)」に代わるものとしての側面もありました。ルペルカリア祭では若い男女がくじ引きでパートナーを決めるという風習があり、これが後の「恋愛の日」のイメージにつながったとも言われています。

📝 「恋愛の日」へ変化(14世紀〜)

14世紀のイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーが、バレンタインデーと恋愛を結びつけた最古の文献を残しました。彼の詩『鳥たちの議会』(1382年頃)に「バレンタインの日に鳥たちがつがいを選ぶ」という描写があり、これがロマンティックなイメージの始まりとされています。その後、貴族たちの間でバレンタインデーに恋人に手紙や詩を贈る習慣が広まっていきました。

💌 バレンタインカードの大流行(18世紀〜)

18世紀のイギリスで、バレンタインデーに手作りのカードを贈る習慣が一般庶民にも広がりました。レースや押し花で飾った美しいカードが大人気に。1840年代にはアメリカのエスター・ハウランドが大量生産の「バレンタインカード」ビジネスを始め、現在のアメリカでは毎年約1億4500万枚のバレンタインカードが交換されています。

🍫 日本独自のバレンタイン誕生(1958年〜)

日本でバレンタインデーが広まったのは1958年頃。メリーチョコレートカムパニーやモロゾフなどの菓子メーカーが「バレンタインにチョコレートを」というキャンペーンを展開したのが始まりです。当初はあまり浸透しませんでしたが、1970年代に「女性から男性にチョコを贈る」という日本独自のスタイルが定着。やがて「義理チョコ」「友チョコ」「自分チョコ」など独自の文化が発展し、今の形になりました。

🤔 知ってた?

「女性がチョコを贈る」のは世界的に見るとほぼ日本だけの文化。海外では「男性が女性に贈り物をする日」というのが一般的です!

🇯🇵 日本と海外、こんなに違う!

日本のバレンタインと海外のバレンタインを並べてみると、その違いは一目瞭然です。

📊 日本と海外のバレンタイン比較表

項目 🇯🇵 日本 🌍 海外(欧米中心)
贈る人 女性 → 男性 男性 → 女性(またはお互いに)
定番ギフト チョコレート一択! 花束🌹 カード💌 ジュエリー💎 ディナー🍽️
義理の文化 義理チョコ・友チョコが一大イベント 基本なし。恋人・配偶者メインの日
お返し ホワイトデー(3月14日)にお返し ホワイトデーはほぼ存在しない
雰囲気 告白のドキドキイベント感 カップルのロマンチックな記念日

🌎 世界各国のバレンタインデー

国が変われば、バレンタインの過ごし方もガラッと変わります。それぞれの国の文化が反映された、個性豊かなバレンタインの世界をのぞいてみましょう!

🇺🇸 アメリカ — Valentine’s Day の本場!

アメリカはバレンタインデーの「本場」。男性が女性にプレゼントを贈るのが基本です。定番はバラの花束(特に赤い薔薇12本=「ダズンローズ」が人気)、バレンタインカード、チョコレート、ジュエリーなど。カップルはロマンチックなディナーに出かけ、高級レストランは数週間前から予約でいっぱいになります。

学校でも大きなイベントで、子どもたちはクラス全員にカードやキャンディーを配る文化があります。手作りの「バレンタインボックス」を作って、そこにカードを入れてもらうのが定番。先生にもバレンタインカードを渡します。

🇬🇧 イギリス — バレンタインカード発祥の地

バレンタインカード文化の発祥地として、イギリスでは今でもカードを贈る文化が根強く残っています。面白いのは「匿名のカード」を送る風習。差出人を書かずに「From your secret admirer(秘密の崇拝者より)」とだけ書いて送り、受け取った人は誰からか推測するというロマンチックな遊びです。

また、イギリスの一部地域では、バレンタインの前日に子どもたちが歌を歌いながら家々を回り、お菓子やお小遣いをもらう風習もあります。ちょっとハロウィンに似ていますね!

🇫🇷 フランス — 愛の国のロマンチックな1日

フランスでは「La Saint-Valentin(ラ・サン・ヴァランタン)」と呼ばれ、カップルが中心の完全にロマンチックな日です。フランス人はとにかく手の込んだロマンチックさを大切にします。赤いバラの花束、手書きのラブレター、高級レストランでのディナー、香水やランジェリーのプレゼントなど。

かつてフランスには「ロタリー・ダムール(愛の抽選)」という風習がありました。向かい合った家々から独身の男女が名前を呼び合いペアを組む、というもの。マッチングしなかった男性は女性の名前を叫ぶことが許され、女性に断られた男性たちは集まって振った女性の絵を燃やすという過激な一面も…!(この風習は「野蛮だ」としてフランス政府に禁止されました。)

🇮🇹 イタリア — 聖ウァレンティヌスの故郷

聖ウァレンティヌスが実際に暮らしたとされるイタリアのテルニ市では、毎年盛大なバレンタイン祭が開催されます。カップルたちは聖バレンティーノ大聖堂を訪れ、永遠の愛を誓います。

イタリアの定番プレゼントは「Baci Perugina(バーチ・ペルジーナ)」というチョコレート。「バーチ」はイタリア語で「キス」を意味し、一粒一粒に愛のメッセージが入っています。また、恋人たちが南京錠に名前を書いて橋の手すりにかけ、鍵を川に投げ込む「愛の南京錠」もイタリア発祥と言われています。

🇰🇷 韓国 — 毎月14日が記念日!

韓国のバレンタインは日本にかなり近く、女性から男性にチョコを贈るスタイルです。3月14日のホワイトデーもあり、男性がキャンディーやプレゼントでお返しします。

しかし、韓国独自のイベントがもう一つ!それが4月14日の「ブラックデー」。バレンタインデーにもホワイトデーにも何ももらえなかったフリーの人たちが、黒い服を着て集まり、ジャジャン麺(黒い麺料理)を食べて傷を慰め合うという、なんともユーモラスな日です。

🗓️ 韓国の毎月14日イベント(一部)

🍫 2月14日:バレンタインデー 🍬 3月14日:ホワイトデー
🖤 4月14日:ブラックデー 🌹 5月14日:ローズデー
💋 6月14日:キスデー 🎬 11月14日:ムービーデー
🤗 12月14日:ハグデー
🇧🇷 ブラジル — 2月14日じゃない!?

ブラジルのバレンタインデーは6月12日!「Dia dos Namorados(恋人たちの日)」と呼ばれています。2月14日はブラジルではカーニバルシーズンと重なるため、バレンタインは6月にずらされました。縁結びの聖人「聖アントニオ」の祝日(6月13日)の前日に設定されています。カップルはプレゼント交換やディナーを楽しみ、独身の女性は「聖アントニオの日」に良い出会いを祈る「シンパチア」という儀式を行います。

🇩🇰 デンマーク — スノードロップと謎の詩

デンマークでは「ガッケブレフ(Gaekkebrev)」というユニークな風習があります。これはバレンタインに匿名の面白い詩やジョークを書いた手紙を好きな人に送るもの。差出人は名前の代わりにドット「・」で表記し、受け取った人が差出人を当てなければなりません。当てられなかった場合、差出人はイースターにチョコエッグをもらえます!また、押し花やスノードロップ(春の白い花)を贈る風習も素敵です。

🇿🇦 南アフリカ — 服に好きな人の名前をピン留め!

南アフリカのバレンタインデーはとても情熱的。古代ローマのルペルカリア祭の伝統を受け継ぎ、若い女性が好きな人の名前を紙に書いて、服の袖にピンで留めるという風習があります。公開告白のようなものですね!街はハートや花で飾られ、パレードやパーティーが各地で開催されます。

🇫🇮 フィンランド — 「友達の日」として祝う

フィンランドでは2月14日を「Ystävänpäivä(ユスタヴァンパイヴァ)」=「友達の日」と呼びます。恋愛に限らず、友人や大切な人すべてへの感謝を表す日なのです。カードやちょっとした贈り物を友人同士で交換し、一緒に食事を楽しむのが一般的。「友チョコ」文化がある日本人にはちょっと親近感が湧きますね!エストニアも同様に「友達の日」として祝います。

🇵🇭 フィリピン — 集団結婚式の日!

フィリピンでは2月14日に数百組ものカップルが一斉に結婚式を挙げる「集団結婚式」が毎年の恒例行事です。政府主催のイベントで、公園やショッピングモールなどで開催され、結婚費用を抑えたいカップルに大人気。中には誓いのキスをテレビ中継されるカップルも!フィリピンは国民の約8割がカトリック教徒で、バレンタインへの思い入れも非常に強い国です。

🏴󠁧󠁢󠁷󠁬󠁳󠁿 ウェールズ — 「ラブスプーン」を彫って贈る

ウェールズでは2月14日ではなく、1月25日の「聖ドゥインウェンの日(St Dwynwen’s Day)」が恋人の日です。最も有名な風習は「ラブスプーン」と呼ばれる木彫りの飾りスプーンを贈ること。ハート、鍵、南京錠などの模様が彫り込まれ、それぞれ「愛」「心を開く」「永遠の絆」などの意味があります。16世紀から続く伝統で、男性が女性への愛を込めて一本一本手彫りしていました。

🇨🇳 中国 — 七夕+西洋式のダブル開催

中国には伝統的な恋人の日「七夕節(チーシージエ)」(旧暦7月7日)があり、牽牛と織女の伝説に基づく日本の七夕と同じルーツを持っています。近年は2月14日の西洋式バレンタインも若者を中心に大人気で、バラの花束を抱えた男性がそこら中に!バラの本数にそれぞれ意味があり、1本は「唯一の愛」、9本は「永遠の愛」、99本は「一生愛する」、999本は「永遠に」を意味します。

🇩🇪 ドイツ — 🐷 ブタがラッキーシンボル!

ドイツのバレンタインでは、大きなハートの形をしたジンジャーブレッドクッキーに愛のメッセージを書いて贈るのが定番。さらに面白いのがブタのモチーフのプレゼント。ドイツではブタは幸運のシンボルとされており、ブタのチョコレートやブタの絵のカードなど、可愛いブタグッズがバレンタイン商品として並びます。日本人の感覚からするとちょっと意外ですよね!

🎭 世界のユニーク風習セレクション

世界には、私たちの想像を超えるユニークなバレンタインの風習がまだまだあります。

🥄 スプーン告白(ウェールズ)

手彫りの木製スプーン「ラブスプーン」が愛の証。ハートの数や鍵のデザインで想いを伝えます。

🐦 鳥占い(イギリス)

イギリスでは、2月14日に最初に見た鳥の種類で未来の恋人がわかるという言い伝えが。ロビンならば船乗りと結婚!

🍊 オレンジ投げ(イタリア)

イタリアの「イヴレーアのオレンジ祭り」は2月の名物。大量のオレンジを投げ合う激しいお祭りが恋愛と結びついています。

📜 匿名ラブレター(デンマーク)

差出人をドット「・」で表す匿名の詩を送り、相手に当てさせるゲーム感覚の「ガッケブレフ」が素敵。

💀 骸骨に花を(グアテマラ)

グアテマラでは「Día del Cariño(愛情の日)」と呼ばれ、家族や友人、さらには亡くなった人の墓にも花を供えます。

🧹 畑仕事の日(スロベニア)

スロベニアでは2月14日は農作業が始まる日。畑に出て、新しい季節に向けてみんなで一緒に畑仕事をする日でもあります。

🎁 世界の定番プレゼントTOP5

🌹 1位:花束(特に赤いバラ)

世界でダントツNo.1のバレンタインギフト。バレンタイン当日だけで世界中で約2億5000万本のバラが販売されると言われています。赤いバラ1本=「一目惚れ」、12本=「私のものになって」。

💌 2位:バレンタインカード

欧米ではカード文化が根強く、アメリカだけで約1億4500万枚が交換されます。手書きメッセージが重要で、日本の年賀状文化に近い一大イベント。

🍫 3位:チョコレート

世界的にも人気ですが、「チョコ=バレンタイン」という強い結びつきは日本独特。海外ではプレゼントの「一つ」として添えられることが多いです。

💎 4位:ジュエリー

アメリカでは男性がネックレスや指輪をプレゼントするのが定番。バレンタインデーはクリスマスに次ぐプロポーズのピーク期!

🍽️ 5位:特別なディナー

カップルでの高級レストランディナーは世界共通の定番。人気店は1か月前から予約が埋まることも。手料理を振る舞う派も多数。

💡 バレンタインおもしろトリビア

📊 世界の市場規模

アメリカだけでバレンタインデーの消費額は年間約260億ドル(約3兆9000億円)。日本のバレンタイン市場は約1300億円なので、約30倍の規模です。

🐶 ペットにもバレンタイン

アメリカではバレンタインにペット用ギフトを買う人が約27%。犬用のチョコ(もちろんカカオ不使用)やハート型のおもちゃが大人気です。

💔 「アンチ・バレンタインデー」も存在

アメリカやイギリスでは「Singles Awareness Day(独身者の日、略してS.A.D.)」を祝う人も。友人と集まってバレンタインを茶化すパーティーを楽しみます。

✈️ 最もロマンチックな都市

バレンタインの渡航先人気ランキングでは、パリ🇫🇷、ヴェネツィア🇮🇹、サントリーニ島🇬🇷がトップ3の常連。エッフェル塔の前でプロポーズは定番中の定番!

💍 プロポーズ急増日

バレンタインデーはクリスマスイブに次いで世界で2番目にプロポーズが多い日。アメリカだけで約600万組がバレンタインにプロポーズされると推定されています。

🚫 バレンタイン禁止の国も!

サウジアラビアでは2008年まで、パキスタンの一部地域では現在もバレンタインが公式に禁止または制限されています。「西洋文化の侵略」として反対する国や地域もあるのです。

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