まずはこれだけ10分
今日は下の★1の動画から1本だけ選んで、日本語字幕で最後まで観ましょう。観終わったら「へえ」と思ったことを日本語で一言メモして、今日は終わり。英語の勉強っぽいことは、まだ何もしなくて大丈夫です。
英語が好きになる30日で始める →高校生がTEDを使うと何が変わる?
この節でわかること:TEDに期待していい3つの効果と、期待しすぎてはいけないこと。
TEDは世界中の研究者や起業家、アーティストが数分〜20分ほどで語るスピーチ、TED-Edは5分前後のアニメーション授業です。どちらも「面白い話を聞いていたら、気づけば英語を聞いていた」という入り口をつくってくれます。高校生にとっての効果は、次の3つです。
- 英語への苦手意識が下がる:テストの英文は「問題」ですが、TEDは「話」です。中身が面白いと、意味を追う楽しさが先に来ます。
- 定期テスト・共通テストの土台ができる:生の英語の音、テーマ別の語彙、現代的な話題(環境・脳・言語・教育など)にふだんから触れておけます。
- 自分の意見を言う材料が増える:探究学習、英語のスピーチ課題、総合型・推薦の面接で「最近気になった話」を語れるようになります。
TEDだけで成績が急に上がるわけではありません。教科書・単語帳・文法の学習が土台で、TEDは「続く楽しさ」と「生の英語」を足す教材です。効果の出方には個人差があります。
くわしく:1年生・2年生・3年生のおすすめの使い方初級
| 学年 | ねらい | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| 1年生 | 英語を好きになる・習慣化 | TED-Edを1日1本。忙しい日は5ステップの1・2(予想→日本語字幕で観る)だけにして3〜5は翌日に。まず「毎日観る習慣」を作る |
| 2年生 | 語彙と音の土台・探究の材料 | 5ステップを全部やる。英語字幕で表現を3つメモ、好きな30秒をまねる。探究テーマに近い話題を探す |
| 3年生 | 受験・面接に向けた仕上げ | 受験勉強と並行して1日1本(忙しい日は1・2だけ、3〜5は翌日に同じ動画で)。テーマ語彙と意見の型を増やし、面接ネタを3〜5本ためる |
学年に関係なく、スタートは同じです。★1のTED-Edを日本語字幕で観るところから始めてください。3年生でも、いきなり長いTEDに挑んで挫折するより、短い動画で毎日続けるほうが、結局は近道です。
まずどれから?レベル別ロードマップ
この節でわかること:★1→★2→★3の順に、どの動画から始めれば迷わないか。選ぶのは「今のレベルの1本」だけで大丈夫です。
★1:TED-Ed(4〜5分)を日本語字幕で
最初の1〜2週間はここだけで十分です。短い・アニメで意味が入りやすい・テーマが身近、の三拍子がそろっています。どれか1本を選んでください。
★1:まずはこの3本から
TED-Ed✓ 視聴済5:042つの言葉を話す脳は、なにがすごい?
TED-Ed✓ 視聴済4:17自信をつける3つのコツ
TED-Ed✓ 視聴済4:49練習のしかたを変えれば、上達スピードも変わる
- 英語や脳に興味があるなら、バイリンガルの脳の動画。英語学習のモチベーションにもなります。
- 自信や緊張が気になるなら、自信を高める3つのコツの動画。
- 部活や楽器をやっているなら、効果的な練習の仕方の動画。
★2:TED(6〜10分)の短めスピーチ
★1で「5分なら余裕」と感じたら次へ。人が話すスピーチに慣れる段階です。話し手の声や間(ま)を感じられるのが、TED-Edとの大きな違いです。
★2:話し手の声に慣れる3本
TED✓ 視聴済6:13才能より「やり抜く力」が大事かも
TED✓ 視聴済10:25「まだできない」が、人を伸ばす
TED✓ 視聴済7:49どの子にも、味方になる大人が必要だ
やり抜く力、伸びると信じる力、先生が生徒を信じることなど、高校生活に近い話題が中心です。ここでも最初は日本語字幕で構いません。
くわしく:★3 長め・早口のTEDに挑戦中級
★2を楽に観られるようになったら、10〜14分のスピーチへ。話し方や構成が上手な人の話は、英語プレゼンの見本にもなります。
★3:話し方の見本と、笑える定番
TED✓ 視聴済9:59人が耳を傾ける「声の出し方」入門
TED✓ 視聴済14:04先延ばし魔の頭の中をのぞいてみた
話し方の動画は「聞き手に届く声とは何か」がテーマなので、発表前に観ると参考になります。もう1本は、先延ばしをユーモラスに語る人気の話で、聞き手を笑わせながら引っ張る構成が学べます。長めの動画なので、日本語字幕で通して観たあと、英語字幕で観直すのは気に入った数分だけに絞ると、1日の時間がふくらみすぎません。
他の動画を探したい人は、高校生向けランキングと初心者向けランキングから選べます。
最初に日本語字幕で意味をつかむのは、理解の土台をつくる大事な工程です。ただし、同じ動画で日本語字幕を使うのは1回だけ。次は英語字幕で観て表現をメモ、まねるときは字幕なしにも挑戦、と段階を上げていきます。字幕の使い分けはこちらでくわしく解説しています。
くわしく:英語が得意な人は「難しく」ではなく「深く」上級
英語が得意な人は、つい難しい動画を選びたくなります。でも、伸びるのは「難しさ」より「深さ」です。同じ★2〜★3の動画を、次のように使ってみてください。
- 最初から英語字幕で観て、話の流れを3〜5コマでメモする
- 字幕なしで30〜60秒を聞き、聞こえた内容を英語で書き出す(ディクテーション)
- 話し手の主張に対して、賛成・反対・条件付き賛成のどれかで英語1〜2文の反応を書く
- 1分スピーチにまとめ、録音して聞き返す
「観て分かる」から「自分で言える」へ。この1段階を上げるだけで、同じ1本から得られるものが大きく変わります。
1日約20分の5ステップと、学校生活への組み込み方
この節でわかること:毎日の基本になる約20分の流れと、部活で忙しい日の短縮版。朝・通学・部活の後に分けてこなす方法も。
| 忙しい日の短縮版(約10分) | ふだんの日(約20分) | |
|---|---|---|
| 向いている日 | 部活・行事・テスト前で時間がない日 | それ以外の毎日(基本はこちら) |
| やること | 1 予想(1分)→ 2 日本語字幕で観る(5分前後)だけ。3〜5は次の日に同じ動画で | 5ステップを全部:1 予想 → 2 日本語字幕で観る → 3 英語字幕で表現を3つメモ → 4 好きな30秒を3回まねる → 5 英語で1〜3文書く |
| 目標 | 「観た」を毎日つなぐ | 1本を深く味わう |
| おまけ | できた日はマイページに記録 | メモした表現をフレーズ帳へ |
番号は、ミッションの5ステップの番号です。基本は約20分で5ステップ全部。時間がない日は1・2だけの短縮版にして、3〜5は次の日に同じ動画でやれば十分です。動画ページの「この動画でミッション」ボタンから、そのまま始められます。くわしくは5ステップのくわしい解説へ。
| 場面 | 時間 | やること |
|---|---|---|
| 朝(登校前) | 6分 | 1 予想 → 2 日本語字幕で通して観る。頭が冴えているうちに楽しむ |
| 休み時間 | 1〜2分 | 朝の話を思い出して、気になった単語を1つだけ調べておく |
| 帰りの電車・バス | 5〜8分 | 3 英語字幕で観て、表現を3つメモ。混雑時や歩きながらは音だけにして、安全を最優先 |
| 部活の後 | 5分 | 4 好きな30秒を声に出してまねる(下の「5分版」) |
| 寝る前 | 3分 | 5 英語で1〜3文書いて声に出す。動画は観直さず、スマホは短めに |
校内でのスマホ使用は学校のルールに従ってください。夜は動画を観すぎず、睡眠を削らないこと。続けるコツは「長くやる」より「毎日1本」です。
くわしく:時間が取れない日の「短縮版」初級
基本は1日1本・約20分。でも、部活や行事でどうしても時間が取れない日はあります。そんな日は、5ステップの一部だけで終わらせて構いません。
- その日にやること:1 予想 → 2 日本語字幕で最後まで観る(TED-Edなら全体で約10分)
- 次の日にやること:同じ動画で 3 英語字幕で表現を3つメモ → 4 好きな30秒をまねる → 5 英語で1〜3文書く
- 短縮版の日の動画選び:長いTEDは選ばず、5分前後のTED-Edにする
短縮版はこの1種類だけ。迷わず切りかえられます。続きを次の日にやれば、1本を5ステップで使い切れます。くわしくは5ステップのくわしい解説を見てください。
4週間チャレンジ
この節でわかること:1か月で「観る→メモする→まねる→書く・話す」をひと通り体験する、日ごとの計画。毎日1本を5ステップで進めるのは同じで、表のマスは「その日とくに時間をかけるところ」です。
| 週 | 月・火 | 水・木 | 金 | 土・日 | 中心のステップ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1週目 楽しむ | ★1を1本。予想をしっかり立ててから日本語字幕で観る | 別の★1を1本。観たあと日本語で1行メモ | 今週いちばん好きな1本をもう一度 | ★2に挑戦。日本語字幕で最後まで観られれば合格 | 1・2 |
| 2週目 メモする | 英語字幕で観て、気になる表現に印をつける | 表現を3つ選んでフレーズ帳へ | メモした表現で自作文を1つ | 1週目の1本を字幕なしで通して観る | 3 |
| 3週目 まねる | 好きな30秒を選び、0.75倍で聞く | 英語字幕を見ながら声に出してまねる | 字幕なしで3回まねる | その30秒を通して言えるか確認 | 4 |
| 4週目 書く・話す | I think ___ because ___. の形で英語を1〜3文書く | 1分スピーチの原稿づくり | 声に出して練習・録音 | 家族や友達に聞いてもらう | 5 |
1日休んでしまっても、次の日にまた1本から始めればOKです。2日続けて休みそうなときは、その日は短縮版(1 予想と2 日本語字幕で観るだけ)にしてみてください。ゼロの日を作らないことが、続けるいちばんのコツです。プランを立てたい人は学習プランナーが使えます。
くわしく:続けるための5つのコツ初級
- 時間を決める:「朝の身支度のあと」「帰りの電車」など、毎日ある行動の直後に置く。やる気に頼らない。
- ハードルを下げる:疲れた日は、上で紹介した短縮版で終わらせる。0にしないことを最優先にする。
- 好きな話題を選ぶ:部活、心理、動物、歴史など、興味がある動画なら苦になりません。
- 記録する:観たらチェックを付ける。マイページの連続日数を伸ばすのも励みになります。
- 誰かに話す:友達や家族に「こんな話だった」と日本語で1分話す。話すと記憶に残ります。
1か月続けられたら、それだけで大きな成果です。次の1か月は、同じ流れで動画の難しさを1段階上げてみましょう。
実際の動画を使い倒す実況例
この節でわかること:5分の動画1本を、約20分の5ステップでどう使い切るか。何分に何をするかを、時計つきで追いかけます。
くわしく:時計つき実況「勉強のコツ」の動画を約20分で初級
題材は、3つの勉強のコツを紹介する5分のTED-Edです。内容は動画で確かめてもらうとして、ここでは「何分に何をするか」の設計を見てください。
実況の題材(5分)
TED-Ed✓ 視聴済5:09| パート | 時計 | やること | ポイント |
|---|---|---|---|
| 観る(約8分) | 0:00〜1:00 | 1 予想:「効率のいい勉強法って何だと思う?」を日本語で1行 | 当たり外れは気にしない |
| 1:00〜6:00 | 2 日本語字幕で最後まで観る | 止めない・巻き戻さない | |
| 6:00〜7:00 | 日本語で1行「どんな話だったか」 | 日本語でよい | |
| 7:00〜8:00 | 今日の自分の勉強に使えそうな点を1つ | 実際に試せるとベスト | |
| メモする(約7分) | 8:00〜13:00 | 3 英語字幕で観る。気になる表現に印 | 止めてOK |
| 13:00〜14:30 | 表現を3つ選んでフレーズ帳へ | 3つで打ち止め | |
| 14:30〜15:00 | まねしたい30秒を1か所選ぶ | 好きなところでよい | |
| まねる・書く(約7分) | 15:00〜16:00 | 4 選んだ30秒を聞く。0.75倍→等速 | 練習プレイヤーでくり返し再生 |
| 16:00〜19:00 | 4 声に出してまねる。1回目は英語字幕あり、2回目は字幕なし、3回目は気持ちをこめて | 最初は小声でOK | |
| 19:00〜22:00 | 5 英語で1〜3文書いて、声に出す(I think ___ because ___.) | 英語が出なければ日本語→英語で |
最後に、自分が実際に取り入れる勉強のコツを1文で英語にできれば大成功です。ここで大事なのは、動画をきれいに再現することではなく、自分の言葉で1文言えたという経験です。
シャドーイング入門(高校生向け)
この節でわかること:ステップ4「好きな30秒を声に出してまねる」を、もう一歩深くやる3段階の進め方と、部活後でもできる5分版。
- 聞いて意味をつかむ2〜3分
30〜60秒の区間を、意味が取れるまで聞きます。字幕を見てOKです。分からない語は日本語で意味を確認して、区間の内容をつかみます。
- 小声でなぞる2〜3分
音声に合わせて小声・口パクで、音の流れだけをなぞります。単語を正確に言うより、リズムとつながりを体で感じるのが目的です。
- 字幕なしで追いかける3〜5分
字幕なしで、強弱・抑揚・間をまねしながら、影のように少し遅れて追いかけます。0.75倍で慣れたら等速へ。5〜10回が目安です。
0:00〜1:00 30秒を聞く → 1:00〜2:00 小声でなぞる → 2:00〜5:00 字幕なしで4〜5回追う。疲れた日は、これだけで十分です。
くわしく:つまずいたときの3つの直し方初級
- 速すぎて追えない → 再生速度を0.75倍に落とす。区間を短く(20〜30秒)する
- 音がつながって聞こえない → 英語では隣り合う音がつながって変化することがあります。字幕を見て「どこがつながるか」を先に確認します
- 意味が飛ぶ → 日本語字幕で観直して、意味をつかみ直す。意味が分からないまま追っても、口が疲れるだけです
意味を思いうかべながら言う練習や、録音して聞き比べる練習に進みたくなったら、シャドーイング完全ガイドを読んでください。
プレゼン視点:英語発表・探究発表に使える「型」
この節でわかること:TEDを「話し方の教科書」として観るコツと、すぐ使える3つの型、1分スピーチの作り方。
動画を1本観たら、内容だけでなく「どんな順番で話しているか」にも注目します。最初の30秒で何をしたか、言いたいことは何か、最後に何を残したか。こうした話し方のポイントはプレゼン視点の勉強法にまとめています。ここでは高校生がすぐ使える型を3つ紹介します。
くわしく:話し方を観るときのチェック表(高校生向け)中級
| 観点 | 自分への問い |
|---|---|
| Hook(つかみ) | 最初の30秒に何を置いた?(質問・体験談・意外な事実など) |
| Big Idea | この話を1文で言うと? |
| Structure(構成) | どんな順番で話した? |
| Evidence(根拠) | どんな例・研究・実演で説得した? |
| Voice(声) | 速さ・間・強弱はどうだった? |
| Body(身振り) | 立ち位置・視線・表情は? |
| Visuals(見せ方) | スライドや小道具は? TED-Edなら映像の作りは? |
| Ending(締め) | 最後に何を残した? |
毎回全部を見る必要はありません。1本につき、気になる行を2つ選んで答えるだけで十分です。英語の発表課題の前は、Hook・Structure・Endingの3つに絞ると、自分の原稿に活かしやすくなります。
| 型 | 流れ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| PREP型 | 結論 → 理由 → 具体例 → もう一度結論 | 英語スピーチ課題・面接の意見 |
| 問題→解決型 | 問題提起 → 原因 → 解決策 → 呼びかけ | 探究学習の発表・提案 |
| ストーリー型 | 体験談 → 気づき → 一般化 → 呼びかけ | 自己PR・志望理由 |
1分スピーチの作り方(4パーツ)
- Hook(10秒):質問や意外な事実で始める
- Idea(10秒):言いたいことを1文で
- Example(25秒):自分の体験や具体例を1〜2文
- Action(15秒):聞き手にしてほしいことか、まとめの1文
1分は、ゆっくり話して80〜120語ほどが目安です。最初は日本語で骨組みを作り、それを短い英語に置き換えます。難しい言い方はいりません。中学で習う英語でも十分に伝わります。
話の運びに使える表現(一般的な型)
くわしく:話の組み立てを見る練習動画中級
TEDxの短いトークで、話の組み立て方そのものをテーマにした動画があります。内容を丸ごとまねするのではなく、「構成がどう作られているか」を観察する練習に使ってください。
話の組み立てを観察する(6分)
TEDx✓ 視聴済5:56中身がなくても賢く見える?TEDトークのお約束を笑う
観るときのメモは3つだけ。「最初は何で始めた?」「話の途中で何が変わった?」「最後に何を残した?」。これが分かれば、自分のスピーチにも応用できます。
定期テスト・共通テストへのつなげ方
この節でわかること:TEDで何を鍛えて、どの学習と組み合わせると効率がいいか。
| 力 | TEDでやること | 組み合わせるもの |
|---|---|---|
| 語彙 | 動画のテーマ語(環境・脳・言語・教育など)を月に10〜15語、フレーズ帳へ。テーマ語彙カードも使えます | 学校の単語帳・教科書の語彙 |
| リスニング | TED-Edの5分を字幕なしで聞き、0.75倍→等速で慣らす。まとまった長さの英語に慣れる | リスニング問題集・過去問 |
| 長文の話題 | 観た内容を日本語で3行にまとめ、関連する英文を教科書や問題集で読む | 長文問題集・入試テーマ別の解説 |
環境、AI、医療、脳、教育、言語といった話題は、英語長文やリスニングで扱われやすいテーマです。あらかじめ日本語と英語の両方で触れておくと、初見の文章でも内容を想像しやすくなります。特定の動画が出題されるわけではありません。テーマ別の整理は入試テーマ解説へ。
テスト期間の使い分け
- テスト3週間前〜2週間前:いつもどおり1日1本・約20分。教科書の単元に近い動画を選ぶ。
- テスト2週間前〜前日:5ステップの1・2だけ(約10分)にするか、思い切ってお休み。フレーズ帳の見直しと、教科書の音読を優先する。
- テスト後:ごほうびに、好きなテーマの動画を1本。楽しさを取り戻すのも大事な作戦です。
定期テストの前は、教科書の単元テーマに近いTED-Edを1本選びます。教科書の英文とテーマがつながると、同じ語彙に2回出会えるので記憶に残りやすくなります。テスト直前は新しい動画を増やさず、フレーズ帳の見直しを優先してください。
くわしく:探究学習にTEDを使う3つの場面中級
探究学習では「テーマ選び」「問いの立て方」「発表」の3場面でTEDが役立ちます。
- テーマ選び:ランキングやジャンル一覧で、気になる話題を10分だけ眺める。心が動いた話を3つ選び、日本語で理由をメモする。
- 問いの立て方:観る前に「この話は何を問いかけている?」と考え、観たあとに「自分ならどう調べる?」を1つ書く。問いの型が身につきます。
- 発表:話し手が「つかみ→主張→根拠→締め」をどう置いたかを観察し、自分の発表に1つだけ取り入れる。
調べ学習の根拠として動画をそのまま使うのではなく、あくまで「きっかけ」と「話し方の見本」として使い、必要な情報は書籍や公的資料などで確かめてください。
総合型・推薦の面接でのネタづくり
この節でわかること:TEDで見つけたネタを「自分の意見」に変えて、面接で使える形にする手順。
- ネタ帳を作る1本5分
気になった話を、日本語で「話題・自分の意見・きっかけ」の3行にまとめます。3〜5本たまれば十分です。
- 意見の型に当てはめる5分
賛成・反対・条件付き賛成のどれかを選び、理由を2つ考えます。迷ったら「条件付き賛成」で理由を書き分けると、思考の深さが出ます。
- 自分の体験につなぐ5分
部活、探究、ボランティアなどと結びつけます。動画の主張を借りるだけでなく、自分が見たこと・やったことを1つ足してください。
意見を言うときの型
自己紹介、志望理由、最近関心を持ったこと、高校で頑張ったこと。この4つは形式を問わず聞かれやすい定番です。TEDのネタ帳は「最近関心を持ったこと」に直結します。日本語で答えを用意し、英語が求められる場合に備えて、短い英文に直す練習もしておきましょう。
- 動画の話題を、自分の体験や探究テーマにつなげて話す
- 結論→理由→具体例の順で短く答える
- 分からない質問は、考えながら正直に答える
- 動画の内容を丸暗記して話す
- 難しい言葉で背伸びして、意味が曖昧なまま使う
- 「TEDで観ました」だけで自分の意見がない
面接の形式や英語の有無は、学校・学部ごとに違います。必ず志望校の募集要項と先生の指示を確認してください。
くわしく:つまずきQ&A(8つ)初級
英語が苦手でも大丈夫ですか?
日本語字幕ばかりで英語力は上がりますか?
聞き取れなくて自信がなくなります。
部活が忙しくて時間がありません。
定期テストの勉強とどう両立しますか?
単語が分からないと止まってしまいます。
スピーチが思い浮かびません。
どの動画を選べばいいか迷います。
保護者・先生へひとこと
TEDやTED-Edは、教科書の代わりではなく「英語を好きになる入り口」として使うのがおすすめです。日本語字幕から始めて、少しずつ英語字幕・字幕なしに進む設計なので、苦手な生徒にも取り組みやすい構成です。ご家庭では「今日はどんな話だった?」と内容を聞いてあげるだけで、自分の言葉で説明する練習になります。授業での活用は先生向けの使い方も参考にしてください。なお、本サイトはTEDと提携していません。動画は、TEDが公式に公開しているものをYouTubeの埋め込みで視聴します。
高校生向けランキングを見る気になる1本を選んで、今日の約20分を始めよう開く →