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英検準1級 📖 約10分

📋 準1級 直前テク32(3割落としても合格する)

準1級は満点を取る試験ではなく、崩れずに合格ラインを超える試験です。この記事では、直前期に使える32のテクニックを、技能別に番号つきで整理しました。自分の弱点に近いセクションから3〜5個を選んで、過去問で試してください。

この記事の使い方と、3割落としても合格できる理由

準1級は満点を取る試験ではありません。一次試験は、CSEスコアの合計が合格ライン(1792点)に届けば合格で、二次は512点が目安です。つまり、「全部を完璧にする」より「大きく崩れない」ことが合格につながります。

この記事では、直前期に使える具体的なテクニックを、技1〜技32の番号つきで整理しました。全部を一度に覚える必要はありません。自分の弱点に近いセクションから3〜5個を選び、過去問で実際に試してください。

コツ:試験前日は「見るだけ」

技を新しく覚えるのは、試験の3日前まで。前日と当日は、すでに使い慣れた技をおさらいするだけにして、新しいことに手を出さないでください。

準1級のCSEスコアは、技能ごとに評価されます。一次試験の合格ラインは3技能の合計で決まるため、ある問題を落としても、別の問題で取り返せば合格ラインに届きます。実際、合格者の多くは、すべての問題に自信を持って答えているわけではありません。

大切なのは、どこで落とし、どこで取るかを事前に決めておくことです。たとえば次のように考えます。



このように「落としてよい場所」を決めておくと、本番で分からない問題に出会っても、動揺せずに次へ進めます。試験中の不安の多くは、「全部取らなければならない」という思い込みから生まれます。

基本戦略(技1〜4)

  • 技1 3割落としても受かる:一次のCSEは素点の単純な割合ではなく、技能ごとに評価されます。満点を狙わず、取れる問題を確実に取る設計で臨む
  • 技2 分からない問題は印をつけて飛ばす:1問に粘る時間は、ほかの3問を解く時間に等しい。仮の答えを入れて、印をつけて先へ進む
  • 技3 技能のバランスを崩さない:リーディング・リスニング・ライティングのどれかが極端に低いと、合格ラインに届かなくなる。苦手な技能を「そこそこ」まで引き上げる
  • 技4 ライティングで稼ぐ:ライティングは型が決まっているので、努力が得点に直結しやすい。10文の設計図を身につければ、安定して点が取れる

時間配分(技5〜9)

時間配分は、従来型の筆記を想定した目安です。S-CBTは画面に残り時間が表示されるので、セクションごとの制限時間を必ず確認してください。


  • 技5 大問1は1問40秒:知らない語で粘らず、即マークして先へ進む
  • 技6 2問連続で分からなければ、次の3問は速く解く:連続で詰まるのは、時間を失っているサイン。切り替える
  • 技7 大問2は1パッセージ6分:段落ごとに約2分。段落末の結論の確認を忘れない
  • 技8 大問3は先読みで時間を作る:設問だけ先に読み、段落ごとに解く。標準は約27分
  • 技9 ライティングの時間を先に確保する:リーディングで押しても、要約と意見論述の時間は削らない。残り時間の表示を目安に、リーディングの終了時刻を決めておく

語彙・大問2・大問3(技10〜20)

  • 技10 品詞と語尾で絞る:空所が形容詞なら、選択肢の名詞や動詞を先に消せる
  • 技11 接頭辞・語根で推測する:un- / re- / dis- / -able / -ous などから、意味の方向だけでも推測する
  • 技12 プラスかマイナスかで消す:文脈が肯定的な話か否定的な話かを見て、逆の意味の選択肢を消す
  • 技13 大問2は最初にタイプを見分ける:選択肢が短いつなぎ語ならマーカー型、句・節なら内容型
  • 技14 逆接の後ろに本音がある:However / Yet / But の後ろは、筆者の主張であることが多い
  • 技15 空所の主語(指示語)を特定する:this / it / such が何を指すかを日本語で一言にする
  • 技16 段落末の結論に矛盾しないか確認する:空所を解いたあと、段落の最後の文と食い違わないかを1秒で確認する
  • 技17 設問だけ先読み、選択肢は読まない:設問文から何が問われるかを把握するだけで十分。選択肢は本文を読んだあとで見る
  • 技18 設問は段落順に並ぶ:1段落読むごとに、その段落の設問を解く。全文を読み終えてから戻らない
  • 技19 選択肢は述部から読む:主語は本文に似せてあることが多く、差が出るのは動詞以降。述部だけ拾って3つ消す
  • 技20 「言い過ぎ」を疑う:always / all / never / must など断定の語を見つけたら、本文がそこまで言っているかを確認する

要約と意見論述(技21〜29)

要約は、60〜70語で、本文の要点をまとめる問題です。4文で書くと、65語前後に自然に収まります。

  • 技21 3分で通読し、トピックセンテンスに下線:時間をかけて全文を精読せず、各段落の主張だけを拾う
  • 技22 各段落を日本語1行でメモする:英語に直す前に、要点を日本語で整理する。メモ用紙を使う
  • 技23 4文テンプレで書く:第1文:テーマの提示、第2文:一方の立場の要点、第3文:However, で反対側の要点、第4文:Moreover, で補足
  • 技24 意見を入れず、5語以上連続して写さない:要約は本文のまとめであり、感想や意見は0点になる。本文のコピーは言い換えて避ける
  • 技25 65語を狙って調整する:少なければ関係詞や分詞で1文を伸ばし、多ければ具体例を削る。上限70語を超えないように注意する
  • 技26 10文の設計図に従う:序論2文・本論①3文・本論②3文・結論2文。10文で130〜140語前後になる
  • 技27 POINTSは書きやすい2つを選ぶ:本心と一致するかどうかは関係ない。For example, に続く具体例が浮かぶものを選ぶ
  • 技28 本論は3文ブロックにする:理由→詳細→データまたは帰結。3文目を忘れると語数が足りなくなる
  • 技29 結論は言い換えで締める:序論の言い換えと締めの一言の2文。新しい理由は加えない
注意:ポイント名の羅列は避ける

観点の名前を並べるだけでは評価されません。なぜその観点が主張を支えるのかを、必ず1文以上で説明してください。

リスニング・スピーキング・メンタル(技30〜32)

  • 技30 リスニングは先読みし、同じ語の選択肢を疑う:選択肢を読んで話のテーマを予想する。聞こえた語がそのまま入った選択肢は、ひっかけであることが多い
  • 技31 スピーキングは「立場を先に言う」「沈黙しない」:No.2〜No.4は、最初の1〜2秒で立場を言い切る。ナレーションは過去形で統一し、Well, などで声を止めない
  • 技32 試験前10分のルーティンを決める:ゆっくり深呼吸を3回。新しい単語帳は開かない。パニックになったら、ペンを置いて顔を上げ、深呼吸してから次の1問だけに集中する

最後に、4つの合言葉を持って試験に向かってください。

  1. 分からない問題は、印をつけて次へ進む
  2. どの技能も、極端に低くしない
  3. ライティングは型で確実に稼ぐ
  4. 積み重ねた学習を信じる
合格ポイント

直前に必要なのは、新しい知識ではなく、使い慣れた型を実行する落ち着きです。32個の技のうち、自分が使えるものが5つあれば、それだけで合格に近づきます。

時間が押したときの緊急対応と、前日〜当日の流れ

本番で時間が足りなくなったときは、次の3つのルールで対応します。

  1. 大問3では、残りの段落の設問だけを先に読み、各段落のトピックセンテンスだけで答えを絞る
  2. 要約や意見論述に入る時間が残り少ない場合は、型(4文・10文)の文数を優先し、内容の細部は削る
  3. 最後の1分は、未回答の問題がないことの確認だけに使う。空欄より、仮の答えのほうが得点の可能性がある

前日から当日の流れは、次のとおりです。


補足:過去問演習での使い方

32個の技は、過去問の演習後に「どの技を使えたか、使えなかったか」を振り返る形で定着させます。1回の演習で、使えた技に○、使い忘れた技に△をつけるだけでも効果があります。