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S-CBT完全図解

S-CBTのしくみ
全部わかる

申込から当日の1日の流れ、パソコン画面の操作、スピーキングの赤ランプ、タイピング型の落とし穴、トラブル対処まで。「本番で面食らうこと」をゼロにするためのページです。

✅ 当日チェックリストへ

60秒でわかるS-CBT

🖥 パソコンで4技能を1日で

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングを1日で全部受験。従来型のような「一次→二次」の2日がかりではありません。

🎙 スピーキングが一番最初

順番は スピーキング → リスニング → リーディング → ライティング。技能間の休憩はなくノンストップ。

🤖 面接官はいない

画面の動画の質問に答え、ヘッドセットのマイクに録音する「吹き込み式」。

📜 資格の価値は同じ

問題形式・難易度・採点基準・CSEスコア・級の認定は従来型と同じ。入試での利用も同等です。
  • 実施級は3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級(1級はS-CBTなし)。準1級はS-CBTで受けられる最上位級。
  • 原則、毎週土日に実施(一部エリアは平日も)。申込時に日程・時間帯・会場を自分で選べる。
  • 同じ検定回で同じ級を最大3回まで受験可能。検定回は年3回なので、理論上は年間9回チャンスがある。従来型との併願もOK。
  • 従来型で一次に合格済みなら、一次免除でS-CBTのスピーキングだけ受けることも可能。
  • 検定料(2026年度):2級 9,600円/準1級 10,500円。従来型よりやや高め。
  • 試験時間は全体で2級 約125分、準1級 約135分。うちスピーキングは約15分(準備・音量調整込み)。

従来型との違い【決定版の比較表】

項目従来型(紙+対面面接)S-CBT
受験日年3回の決まった日曜など検定回の期間中、土日中心に自分で選ぶ
受験回数各検定回1回同じ検定回で最大3回
所要日数一次・二次の2日1日で4技能
R・Lマークシートパソコン画面でクリック
W手書き申込時にタイピング型/筆記型を選択
S面接官と対面(二次)画面の動画+マイクに録音(一番最初)
態度点挨拶・アイコンタクト・表情も声だけで判断(声量・即応性・明瞭さ)
聞き返しCould you say that again?「もう一度聞く」ボタン
時間管理面接官のペース各問に制限時間+残り時間が表示
環境静かな個室で1対1同じ部屋で複数人が同時に話す
筆記用具持参持ち込み不可・会場で貸与(2026年4月〜)
一次不合格時二次に進めない4技能すべて受験する(Sも採点される)
結論:違うのは「環境と操作」だけ問われる英語は同じ。だからこのページで操作と当日の流れを先に知っておけば、S-CBTの不利はほぼ消えます。むしろ残り時間表示・聞き直しボタン・受験回数3回という「S-CBTにしかない武器」があります。

申込〜結果までの流れ

  1. 英検S-CBT公式サイトでID登録・申込:級・日程・時間帯・会場を選択。ライティングの解答方式(タイピング/筆記)もここで決める(あとで変更しにくいので慎重に)。人気の会場・日程は早く埋まるので、検定回の申込開始直後が狙い目。
  2. 支払い:クレジットカード・コンビニ等。支払い期限を過ぎると申込が無効になるので注意。
  3. マイページで顔写真を登録(任意だが当日の手続きがスムーズ)。
  4. 受験票のメール:試験日の数日前に届く。マイページからA4で印刷(スマホ画面の提示は無効)。
  5. 当日受験:集合時間は完全指定。遅刻すると受験できない。
  6. 結果:Webで確認。4技能のCSEスコアと合否がまとめて出ます。不合格でも同じ検定回の残りの枠で再挑戦できる(申込期限に注意)。

当日の1日タイムライン(例)

-30分
会場到着駅近の雑居ビル内テストセンターが多い。開場前は入れないこともあるので周辺で英語を小声でウォームアップ。
受付
受験票+身分証で本人確認顔写真の撮影がある場合も。トイレはここで必ず済ませる(試験中の中座は原則不可)。
ロッカー
スマホ・時計・筆記用具を預けるスマホは電源OFF。音が鳴るだけで不正扱いの恐れ。
着席
説明・ヘッドセット装着・音量/マイクチェックここで本番と同じ声量を出す。音が小さい・聞こえないはこの段階で挙手。
S
スピーキング(約15分)ウォームアップ→本番。周りの人も一斉に話し始めます。
L
リスニング2級約25分/準1級約30分。放送は1回。
R
リーディング画面上の長文を読みクリックで解答。メモ用紙を活用。
W
ライティング(要約+意見)タイピング型ならキーボード入力、筆記型なら解答用紙に手書き。
退室
メモ用紙は回収持ち帰り厳禁。お疲れさまでした!

※時間帯の例:土日祝 9:00/12:20/15:40、平日 15:00/18:30など。会場・時期で異なるため必ず受験票で確認。

持ち物・身分証・2026年度の新ルール

✅ 必須はたった2つ

  1. 印刷した受験票(A4。スマホ提示は無効)
  2. 顔写真付き身分証明書の原本(有効期限内)

🚫 筆記用具は持ち込み不可

鉛筆・シャーペン・消しゴムは会場で貸与。メモ用紙も配布(持ち帰り厳禁・回収)。手のひらや机への書き込みは不正行為。
○ 認められる身分証× 認められない
顔写真付き学生証・生徒手帳健康保険証(顔写真なし)
マイナンバーカード定期券・会員カード類
運転免許証・パスポート有効期限切れの証明書
在留カード・障害者手帳 等スマホ画面表示(電子学生証含む)・コピー
身分証の不備は「認証失格」成績無効・検定料も返金なし。マイナンバーカードの新規取得は数週間かかるので、持っていない人は今すぐ動くこと。顔写真付き身分証がない小中学生には代替措置がある場合も(公式で確認)。

画面操作 ― 技能別の完全攻略

🎙 スピーキング(最初の15分が勝負)

🔴 赤ランプ=録音開始

マイクアイコンが赤になった瞬間から録音。赤になる前に話すと最初の数秒が消える。音読ならタイトル、準1級のナレーションなら冒頭文が消える致命傷。
赤を確認 → ひと呼吸(1〜2秒) → 話す。この「間」は減点されません。

🔁 「もう一度聞く」ボタン

質問動画をもう一度再生できる。回数は2回までという報告が多い(非公表)。画面に「採点に影響がある場合があります」と表示されるが、黙って0点よりずっとマシ。再生中は解答時間が減らないという報告も。使うのは本当に必要な1〜2問だけ。

⏱ 残り時間が見える

従来型にない最大の武器。2級の3コマ描写は「1コマ20秒×3」、準1級のナレーションは「1コマ30秒×4」、意見問題は「立場5秒+理由15秒+理由15秒+締め5秒」。

🎧 マイクと音量

マイクは口から指2本分。音量チェックは本番と同じ声量で。小声チェックだと本番で声が出ません。

🗣 周りの声問題

同じ部屋で全員が同時に話す。級が違う人も混ざるという報告もあり、聞こえる英語は参考にならない。自宅のリビングやカフェなど雑音のある所で練習しておくと動じなくなる。

🤐 沈黙は0点

無言で時間切れになると自動で次へ。言い直しは I mean, … で制限時間内ならOK。撮り直し機能はない。

🎧 リスニング

  • 放送は1回だけ。選択肢は画面に表示されるので、音声が流れる前の数秒で選択肢を先読みして「何を聞かれそうか」を予測。
  • 音声は自動で進む前提で動く。1問悩んだら勘でクリックして次の先読みへ。引きずるのが一番の失点パターン。
  • ヘッドホンの音量は音量調整の段階で合わせる。途中で聞こえづらくなったら迷わず挙手。
  • メモは数字・人名・時間の順番だけ。全部書こうとすると聞き逃す。

📖 リーディング

  • 長文は画面でスクロールしながら読む。紙のように書き込めないので、配布メモ用紙に「段落番号+キーワード」をメモ。
  • 解けない問題は仮の答えを選んでメモ用紙に番号を書いておき、あとで戻る(見直し機能は体験版で事前に確認しておく)。
  • 画面を長時間見るので目が疲れる。大問が変わるたびに数秒遠くを見るだけで集中力が戻る。
  • ライティングの時間を削らないこと。ライティングは1技能=CSEの4分の1を持っている。

⌨️ ライティング(タイピング型)

  • 最初に日本語入力がOFF(半角英数)になっているか確認。全角スペースや全角記号が混ざると見た目が崩れる。
  • スペルチェック・予測変換はない前提で練習する。普段からスペルチェックを切ってタイピング練習を。
  • 語数は画面の表示やメモで管理。足りないのは減点、多すぎても減点対象になりうる。目安:2級 要約45〜55語/意見80〜100語、準1級 要約60〜70語/意見120〜150語。
  • 先に構成(立場・理由2つ・具体例)をメモ用紙に書いてから打ち始めると、手戻りがゼロになる。

タイピング型 vs 筆記型 ― どっちを選ぶ?

観点⌨️ タイピング型✏️ 筆記型
修正◎ 挿入・削除・並べ替えが一瞬△ 消して書き直す必要
語数調整◎ 後から1文足す・削るが楽△ 書き直しになりがち
スピードタイピングが1分20語以上なら有利タイピングが遅い人は安定
スペル△ スペルチェックなし△ 同じ
おすすめ2級・準1級とも基本はこちら(特に準1級は分量が多い)キーボードに不慣れな中高生
タイピング速度の目安準1級の意見論述(約140語)を10分以内で打てれば余裕。1分15語が最低ライン、1分25語あれば推敲時間がたっぷり取れます。朝活テストのスピーキング模範解答を打ち写すのも良い練習。

3回受験・併願の「保険」戦略

  1. 検定回の前半に1回目を入れる:結果を見てから同じ検定回の2回目・3回目を申し込める余裕を作る。
  2. 1回目は「本番の練習」と割り切る:会場の雰囲気・画面操作・時間感覚を体で覚えるだけでも2回目のスコアが上がる。
  3. CSEの技能別スコアを分析:一番低い技能に2回目までの2〜3週間を全振り。ライティングは伸びが速い。
  4. 従来型との併願:S-CBTと従来型を同じ検定回に受けて合格の確率を上げる作戦もあり。
  5. 一次免除の活用:従来型で一次合格→面接が不安なら、S-CBTでスピーキングだけ受ける選択肢も(期限・条件は公式で確認)。

S-CBTが向いている人・従来型が向いている人

🖥 S-CBT向き

  • 人前・対面の面接で緊張する
  • タイピングに慣れている
  • 部活・行事で決まった日曜が空かない
  • 1回で決めたい/何度も挑戦したい
  • 早く結果を知りたい

📝 従来型向き

  • 長文に書き込みながら読みたい
  • 画面を長時間見ると疲れる
  • 周りの声が気になって集中できない
  • 面接官とのやりとりの方が話しやすい
  • 検定料を少しでも抑えたい

トラブル対処Q&A

❓ ヘッドホンの音が聞こえない・小さい
音量調整の段階で必ず挙手。試験が始まってからの申告は対応が難しくなります。
❓ 録音されているか不安
マイクチェックで確認できます。本番中に明らかな機材トラブルがあれば、その場で挙手。後から申告しても救済されにくいです。
❓ パソコンが固まった・画面が進まない
自分で操作せず、すぐに挙手して試験監督を呼ぶ。
❓ 周りの声が大きくて集中できない
ヘッドホンをしっかり耳に当て、自分の画面だけを見る。事前に雑音のある場所で練習しておくのが最大の対策。
❓ 遅刻しそう
集合時間は完全指定で、遅刻は原則受験不可。会場までの所要時間は前日までに調べ、30分前到着を。
❓ 身分証を忘れた
後日提出(期限あり)になる場合があるが、不備なら認証失格。家を出る前に受験票と身分証の2点を声に出して確認。
❓ メモ用紙が足りない
挙手して追加をお願いする(会場の指示に従う)。メモ用紙以外への書き込みは不正行為。
❓ 試験中にトイレに行きたくなった
中座は原則不可。受付〜説明開始前に必ず済ませる。水分のとりすぎにも注意。
❓ スピーキングで言い間違えた
I mean, … で言い直せばOK。小さなミスより沈黙のほうがはるかに痛い。
❓ ライティングで日本語入力になっていた
Alt+半角/全角 などで切り替え。打ち始める前の最初の10秒で必ず確認する習慣を。

S-CBT豆知識25連発

  1. 受験票メールは試験日の数日前。前日までに必ずA4印刷(クリアファイルで折れ防止)。
  2. マイナンバーカードの新規取得は数週間かかる。身分証がない人は今すぐ動く。
  3. 身分証の不備は「認証失格」で成績無効・返金なし。
  4. ライティングは申込時にタイピング型/筆記型を選択。基本はタイピング型が有利。
  5. タイピング型でもメモは貸与鉛筆で配布用紙に書く。
  6. 公式サイトの「英検S-CBT体験版」を必ず1回やる。画面操作の不安が9割消える。
  7. 同一検定回で同じ級を最大3回。「1回で受からなきゃ」のプレッシャーから解放される。
  8. 従来型との併願で保険をかけるのも有効。
  9. 言い直しは制限時間内ならOK。録音の撮り直し機能はない。
  10. 無言のまま時間切れ→自動で次へ。沈黙=その問0点。
  11. 2級の音読は時間に余裕がある。早口のほうが損。
  12. 2級の黙読20秒は「タイトル→In this way/By doing so の文を探す」の順で使う。
  13. 画面の面接官は相づちを打たない。無反応でも気にしない。
  14. ウォームアップは採点対象外。一言多く話して口を温める。
  15. 咳・くしゃみ・多少の言いよどみが録音に入っても影響は小さい。
  16. 声が震えても内容と文法が正しければ点は入る。
  17. 「機械相手だと逆に緊張しない」という人も多い。人見知りには追い風。
  18. 機材トラブルはその場で挙手。後からの申告は救済されにくい。
  19. スピーキングが最初=寝不足・遅刻が面接を直撃。前日はしっかり寝る。
  20. 会場に向かう道中で小声の英語ウォームアップ。第一声の質が変わる。
  21. 態度点3点は声の大きさ・積極性・明瞭さ。表情が使えない分、声のトーンが全て。
  22. 三単現・冠詞の小ミスより、沈黙・単語だけの解答のほうがはるかに痛い。
  23. 意見問題は中身の賛否ではなく英語の質で採点。言いやすい側を選んでよい。
  24. 2級は33点中約23点、準1級は38点中約26点で面接の合格圏。1問ミスしても即切り替え。
  25. 準1級の面接で問われる社会テーマはライティングと重なる。意見と語彙は使い回せる。

未確認・変動しうる情報

必ず公式で最新情報を確認各問の正確な制限時間、「もう一度聞く」ボタンの回数上限と採点への影響、試験室内の級の混在状況は協会が公表していないため、受験者報告に基づく目安です。集合時間・検定料・持ち物・身分証規定は年度途中でも変更されることがあります。申込前に 英検S-CBT公式サイト を確認してください。

さらに詳しいスピーキングの仕様は攻略ガイドへ:2級S-CBTスピーキング対策/準1級S-CBTスピーキング対策