英語教師のための生成AI英語授業実践事例

AIが英作文を添削! リアルタイム個別フィードバック ライティング授業【英語教師のための生成AI英語授業実践事例 VOL.2】

🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 2 / 365
AIが英作文を添削!
リアルタイム個別フィードバック
ライティング授業✍️
📅 2026年2月20日
⏱ 読了12分
🎯 対象:中学〜高校英語教師

Day 2
連載
50分
授業時間
¥0
追加コスト
★★☆
AI難易度

SECTION 01

🎯 この授業案の概要
「英作文の添削が追いつかない」「40人分のライティングに赤ペンを入れると週末が消える」──英語教師の永遠の悩みをAIでリアルタイムに解決する授業案です。
この授業では、生徒が書いた英作文をその場でAIに添削させ、文法ミス・表現の改善・構成のアドバイスを即座に受け取るという活動を行います。従来なら提出→1週間後に返却だったフィードバックが、書いた3秒後に返ってくる。この圧倒的スピード感が、生徒の「書く→直す→また書く」サイクルを劇的に加速させます。
🔥 この授業のキモ
添削は「直してもらう」だけじゃない。AIの添削結果を「批判的に検討」し、自分で取捨選択する力を育てる。これが従来の赤ペン添削では絶対にできなかった「能動的ライティング学習」です。
対象学年
中2〜高3(課題レベルで調整可能)
教科・単元
英語・ライティング指導(英作文・自由英作文)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末(タブレット or PC)
準備時間
教師側:約10分 / 生徒側:0分
学習指導要領
「知識及び技能」文法・語彙の運用 /「思考力」書くこと(表現力)

SECTION 02

🛠 事前準備:ライティング課題の設計
この授業では、まず先生がライティングのお題(トピック)を決めます。以下のプロンプトでAIにレベル別のお題を一括生成させましょう。
教師用プロンプト①:レベル別ライティング課題生成

📋 コピー

あなたは中学/高校英語のベテラン教師です。

以下の条件で英作文のライティング課題を3レベル分作成してください。

【条件】
- 対象:[中2 / 中3 / 高1 / 高2 / 高3](←選択)
- テーマ:[学校生活 / 将来の夢 / 環境問題 / 日本文化紹介 / 自由](←選択)
- 教科書で学習済みの文法:[現在完了 / 関係代名詞 / 仮定法 など](←選択)

【出力形式】3レベル分を作成
━━━━━━━━━━━━━━
★ レベルA(基礎)
- 語数目安:30〜50語
- 条件:[学習済み文法]を最低1回使うこと
- ヒント:書き出しの1文を提示すること
- お題:(ここに出力)

★ レベルB(標準)
- 語数目安:50〜80語
- 条件:[学習済み文法]を最低2回使い、理由を2つ以上書くこと
- お題:(ここに出力)

★ レベルC(発展)
- 語数目安:80〜120語
- 条件:自分の意見+反対意見への反論を含めること
- お題:(ここに出力)
━━━━━━━━━━━━━━

【追加指示】
- 中高生が「書きたい!」と思える身近なテーマ設定にして
- 各レベルに「使えると加点になるキーフレーズ」を3つ付けて
- レベルAには日本語のガイド文(何を書けばいいかの道筋)もつけて
💡 プロのTips
レベルを3段階に分けることで、書くことに苦手意識がある生徒もレベルAから安心してスタートできます。逆に得意な生徒はレベルCで挑戦できる。全員が「ちょうどいい難しさ」で書ける仕掛けです。

SECTION 03

⏱ 50分授業の完全タイムライン
この授業の核心は「書く→AI添削→修正→もう1回AI添削」の2周サイクル。1回で終わらせず、2回目の添削で「さっきのミスが直った!」という成功体験を全員に届けます。

0:00 – 5:00 ──── 導入(5分)
🎬 「今日は”3秒で返ってくる添削”を体験しよう!」
先生の声かけ例:「英作文を書いて先生に提出すると、返ってくるのはいつ?……1週間後? 今日はそれが3秒になります。」

● ChatGPTの画面を電子黒板でデモ(30秒で添削完了するインパクトを見せる)
● 「ただし、AIの添削を鵜呑みにしちゃダメ。自分の頭で『本当にこれでいいか?』を考えるのが今日の勝負」と伝える
● 今日のゴール:「英作文を書いて→AI添削→修正→もう1回添削で完成させる」

5:00 – 8:00 ──── レベル選択+お題確認(3分)
📋 自分のレベル(A/B/C)を選んでお題を確認
先生が事前準備した3レベルのお題を配布 or 画面共有。
生徒は自分で挑戦するレベルを選ぶ

⚠️ ポイント:「迷ったらBにしよう。途中でレベル変更してもOK。大事なのは”ちょっと頑張れば書ける”レベルを選ぶこと」と伝える。

8:00 – 20:00 ──── 第1稿を書く(12分)
✍️ まず自力で英作文を書く(AI使用禁止タイム)
ここがこの授業の超重要ポイント最初は絶対にAIを使わない。自分の頭だけで書く

● ノートまたはGoogleドキュメントに手書き or タイピングで執筆
● 辞書(紙 or 電子辞書)は使用OK
● 「間違ってもいいからとにかく書く。完璧じゃなくて全然OK」と繰り返す
● 先生は机間巡視で「手が止まっている生徒」にヒントを出す

20:00 – 28:00 ──── 第1回AI添削(8分)
🤖 ChatGPTにプロンプト+自分の英作文を送信!
いよいよAI解禁。生徒が以下のプロンプトをコピペし、自分の英作文を貼り付けて送信する。

● AIから添削結果が返ってきたら、赤ペンでノートに「AIの指摘ポイント」を書き出す
● 「AIが直した部分、全部納得できる? 1つでも『え?』と思ったらそこに印をつけよう」と声かけ

⚡ 教室が「おおー!」「こんなに直される!?」で盛り上がるタイミングです。

28:00 – 38:00 ──── 修正+第2回AI添削(10分)
🔄 AIの指摘を取り入れて書き直し→2回目の添削へ
ここが学びが一番深まる瞬間

● AIの添削を参考に、自分で判断して修正する(AIの提案を全部受け入れなくてOK)
● 修正したら、もう一度AIに送信して2回目の添削を受ける
● 「1回目と比べてミスがどれだけ減ったか」を自分で確認
● 隣の人と「AIにどんな指摘をされた?」を30秒シェア

38:00 – 50:00 ──── 振り返り+共有(12分)
🎤 ビフォーアフター発表+振り返り
振り返りシートに記入(4分)→ 2〜3人がビフォーアフターを発表(8分)

発表のやり方:
①「最初に書いた英文(第1稿)」を読む
②「AIに添削されて直した英文(最終稿)」を読む
③「一番の学びは何だったか」を一言で

振り返りの問い:
①「AIに一番多く指摘されたミスの種類は?(文法?語彙?構成?)」
②「AIの添削で『そういう表現があるんだ!』と思ったものは?」
③「AIの添削に納得できなかった部分はある?」

SECTION 04

🎯 生徒用・添削プロンプト(コピペ用)
これが本記事の目玉です。このプロンプトの設計がミソで、ただ「正しい英文」に直すのではなく、生徒が学べるフィードバック形式で返してくれます。
生徒用プロンプト:AI英作文添削フィードバック

📋 コピー

あなたは優しくて丁寧な英語のライティングコーチです。
中高生が書いた英作文を添削して、成長できるフィードバックをください。

【私のレベル】
(↓自分に近いものを1つ選んでね)
□ 初級:英作文は苦手。短い文しか書けない
□ 中級:基本的な文は書ける。もっと上手くなりたい
□ 上級:そこそこ書ける。ネイティブっぽい表現を身につけたい

【私が書いた英作文】
(↓ここに自分の英作文を貼り付けてね)


【添削のルール】
以下の順番でフィードバックしてください:

① まずは褒めポイント(3つ)
  → 良い表現、正しく使えている文法、内容の面白さなど

② 文法ミスの指摘(重大な順に)
  → ❌ 間違い部分 → ✅ 正しい形 → 💡 なぜ間違いか1行で解説
  → 同じ種類のミスはまとめてOK

③ もっと良くなる表現提案(3つまで)
  → 「この表現もアリ!」的な代替表現を教えて
  → ただし私のレベルに合った表現にして(難しすぎないように)

④ 構成・内容へのアドバイス(1〜2点)
  → 文章の流れ、段落構成、もっと詳しく書くといい部分

⑤ 総合スコア(5段階)+一言コメント
  → ★☆☆☆☆〜★★★★★ で評価
  → 「次にこれを意識するともっと良くなるよ!」を1つ

【出力ルール】
- 日本語で説明してね
- 絵文字を使って見やすくして
- 修正箇所は元の文と直した文を並べて表示して
- 最後に「修正版の英作文(フル)」をまとめて出力して
⚡ 超重要:生徒への声かけ
【私のレベル】のところで、自分に正直にレベルを選んでね。背伸びする必要はないよ。レベルに合わせてAIのアドバイスが変わるから、正直に選んだほうがためになるフィードバックが返ってくるよ!」

※ 【私が書いた英作文】にさっき書いた第1稿をそのまま貼り付けるよう指示する。

SECTION 05

📱 AI添削フィードバックの実例
実際に中3の生徒が「My Dream」というお題で書いた英作文をAIに添削させた結果のイメージです。
📝 生徒が書いた英作文(第1稿)
I want to be a doctor. Because I want to help sick people. When I was child, my grandmother is sick. I feeled very sad. So I decided to became a doctor. I will study hard and go to good university.
🤖 AIの添削フィードバック(出力サンプル)
① 🎉 褒めポイント
✨ 「将来の夢」を明確に伝えられている
✨ おばあさんのエピソードで具体的な理由が書けている
✨ 最後に「これからどうするか」で締められていて構成が◎

② 🔍 文法ミスの指摘

❌ “Because I want to help sick people.”(文頭のBecauseで文が途切れている)
✅ “I want to be a doctor because I want to help sick people.”
💡 becauseは理由を前の文につなげる接続詞。ピリオドで切らずにつなげよう!

❌ “When I was child” → ✅ “When I was a child”
💡 childは数えられる名詞なので冠詞aが必要だよ

❌ “my grandmother is sick” → ✅ “my grandmother was sick”
💡 過去の話だから過去形wasにしよう

❌ “I feeled” → ✅ “I felt”
💡 feelの過去形はfelt。不規則動詞だよ!

❌ “decided to became” → ✅ “decided to become”
💡 to のあとは動詞の原形!(to不定詞のルール)

❌ “go to good university” → ✅ “go to a good university”
💡 ここでも冠詞aを忘れずに

③ 💎 もっと良くなる表現提案
🔹 “help sick people” → “help people who are suffering from illness”(ちょっとレベルUP)
🔹 “study hard” → “study as hard as I can”(「できる限り」を加えると◎)
🔹 文の最初に “My dream is to become a doctor.” を加えると、読み手に優しい導入に

④ 📐 構成へのアドバイス
📌 全体的に短い文が続くので、接続詞(so, and, when)でつなぐ練習をするとグッと自然になるよ
📌 最後にもう1文「どんな医者になりたいか」を加えると、もっと説得力が出る!

⑤ ⭐ 総合スコア:★★★☆☆
💬 「伝えたいことがしっかりある、とても良い作文!文法の細かいミスを直すだけで一気にレベルアップするよ。次は不規則動詞の過去形を意識してみよう!」

SECTION 06

👀 机間巡視・声かけのポイント
巡視チェックリスト
ライティング授業ならではの確認ポイントを押さえましょう。
第1稿を自力で書いているか(AIにいきなり「書いて」とお願いしていないか)
添削プロンプトにちゃんと自分の英文を貼っているか(空で送信していないか)
AIの添削を読んでいるか(修正版だけコピーして終わりにしていないか)
ノートに指摘ポイントを書き出しているか(画面を見るだけにしていないか)
2回目の添削にちゃんと進んでいるか(1回で満足して手が止まっていないか)
声かけフレーズ集
🗣️「AIの修正版をコピペして終わりにしちゃダメだよ。なぜそう直されたのかを考えるのが勉強」
🗣️「AIが褒めてくれたところ、嬉しいでしょ? その部分は自信を持っていいよ」
🗣️「AIの提案した表現、ちょっと難しいなと思ったら使わなくてOK。自分で判断するのが大事」
🗣️「2回目の添削でミスが減ってたら、それは君が成長した証拠だよ」
🗣️「AIの指摘に『え、なんで?』って思ったら最高。その疑問を先生にぶつけて」

SECTION 07

📊 評価方法と振り返りシート
この授業では「第1稿と最終稿の変化量」を最も重視します。元の実力ではなく伸びを評価する設計です。
知識・技能
第1稿→最終稿で文法ミスがどれだけ減ったか(変化量を評価)
思考・判断
AIの添削を鵜呑みにせず、自分で取捨選択できたか
主体的態度
2回目の添削まで進めたか/振り返りの記述内容
振り返りシート(配布用テンプレート)

📋 コピー

【振り返りシート】AI×ライティング添削

名前:______  クラス:__  出席番号:__

■ 選んだレベル:A / B / C(丸をつけよう)

■ AIに指摘された文法ミスの数
  → 1回目:__個  → 2回目:__個

■ 一番多かったミスの種類は?
  □ 冠詞(a, the)  □ 時制(過去形など)
  □ 前置詞  □ スペルミス  □ 語順
  □ その他(            )

■ Q1. AIの添削で「そんな表現があるんだ!」と思ったものを1つ書こう
→ 

■ Q2. AIの添削で「これは納得できない」「自分の書き方のほうがいい」と思った部分は?
→ 

■ Q3. 1回目と2回目を比べて、自分の英文はどう変わった?
→ 

■ Q4. 次に英作文を書くとき、何を意識する?
→ 

■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
  ★★★★★  とても良かった
  ★★★★☆  良かった
  ★★★☆☆  ふつう
  ★★☆☆☆  あまり良くなかった
  ★☆☆☆☆  良くなかった

SECTION 08

⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:生徒がAIに「英作文を書いて」と頼んでしまう
対処:これが最大のリスク。対策は3つ。①「第1稿を自力で書く時間」と「AI使用タイム」を明確に分ける ②先生が机間巡視でAIのチャット画面をチェックする ③第1稿をノートに手書きさせる(手書きならコピペできない)。
❌ 失敗2:AIの修正版をそのまま丸写しする生徒がいる
対処:プロンプトの設計上、AIは「修正版フル」と「なぜ直したか」の両方を出す。ここで「なぜ直したかをノートに3つ以上書き出す」というタスクを必須にすれば、丸写しだけでは終われない構造になる。
❌ 失敗3:AIの添削が間違っている(正しい文を「間違い」と指摘する)
対処:これは実際によく起きる。特に「くだけた表現」をフォーマルに直そうとしたり、英米で異なる表現を「間違い」と判定したりする。これこそAIリテラシー教育の核心。「AIは万能じゃない。先生や辞書で裏を取ろう」と伝える絶好の機会。
❌ 失敗4:「AIに添削させるなら、先生いらなくない?」と聞かれる
対処:正面から答えよう。「AIは文法チェックは得意。でも『この生徒が先週何を苦手にしていたか』『この子にはどんな声かけが効くか』はAIには分からない。先生がやるのは、AIを使いこなす方法を教えること。それが令和の英語教師の仕事。」


BONUS

🎁 おまけ:発展プロンプト3選
基本の添削が終わった生徒や、もっとライティング力を伸ばしたい生徒向けの追加プロンプトです。
発展① レベルアップ書き換えプロンプト

📋 コピー

さっき添削してもらった私の英作文を、以下の3段階でレベルアップさせてください。

【レベル1】中学卒業レベル(英検3級程度)
【レベル2】高校中級レベル(英検2級程度)
【レベル3】ネイティブ高校生レベル

ルール:
- 各レベルで「何が変わったか」を日本語で3つずつ箇条書きで説明して
- 使われている文法・表現が私のレベルでも理解できるように注釈をつけて
- 全レベルを並べて表示して、成長の階段が見えるようにして
発展② AIとの英語ディスカッションプロンプト

📋 コピー

さっき私が書いた英作文のテーマについて、英語でディスカッションしよう!

ルール:
- あなたは私と反対の意見を持つクラスメートとして英語で話してね
- 私の英語レベルに合わせた簡単な英語を使って
- 1回のメッセージは3文以内にして
- 文法ミスがあったらさりげなく正しい形で返して(直接指摘はしない)
- 5往復したら、ディスカッションで使った良い表現をまとめて教えて

では始めよう!私のテーマは:
(ここに英作文のテーマを書く)
発展③ 自分の弱点分析プロンプト

📋 コピー

さっき添削してもらった結果を分析して、私のライティングの「弱点レポート」を作ってください。

以下の形式で出力して:

🔍 弱点トップ3
  1位:(一番多かったミスの種類)
  2位:
  3位:

📊 ミスの割合(円グラフをテキストで表現して)

💪 逆に得意なポイント(3つ)

📝 来週までにやるべき練習メニュー
  - 月曜〜日曜の7日間プラン
  - 1日10分でできる内容にして
  - 具体的な練習問題を各日3問ずつつけて

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