海外行事【1月~4月】

【国際女性デーとは?】International Women’s Dayの歴史・由来・意味・なぜミモザ?日本での楽しみ方まで完全解説

3月8日の国際女性デー(International Women’s Day)。日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、世界では100カ国以上で祝われる一大イベントです。イタリアでは男性が女性に黄色いミモザの花を贈り、アメリカでは3月全体が「女性史月間」として盛り上がり、世界各地でパレードやキャンペーンが行われます。

「なぜミモザなの?」「そもそもどうやって始まったの?」「日本ではどう過ごせばいいの?」と疑問に思う方も多いはず。この記事では、International Women’s Dayの由来と歴史から、世界各国の祝い方、シンボルの意味、さらには英語フレーズやおもしろトリビアまで、まるごと解説します。読み終わる頃には「こんなに奥が深い記念日だったのか!」と驚くはずです。

📖 この記事で分かること

  • 国際女性デーの名前の由来と歴史(1900年代初頭〜現代まで)
  • ミモザ・紫色・黄色などシンボルの意味
  • イタリア・アメリカ・日本など世界各国の祝い方
  • ロシア革命のきっかけに?歴史を動かした驚きのエピソード
  • 国際女性デーに使える英語フレーズ&おもしろトリビア

💐 国際女性デーの由来と歴史

国際女性デーはなぜ3月8日なのか?なぜ「ミモザの日」とも呼ばれるのか?その歴史をたどると、20世紀初頭の女性たちの勇気ある行動にさかのぼります。

✊ すべては1908年のニューヨークから始まった

1908年、ニューヨークで約15,000人の女性が街頭を行進しました。彼女たちが求めたのは「労働時間の短縮」「賃金の向上」「選挙権」。当時の女性たちは1日10時間以上の過酷な労働に従事しながら、政治に参加する権利すら認められていなかったのです。

翌1909年2月28日、アメリカ社会党が最初の「全米女性の日(National Woman’s Day)」を開催。提案者は労働活動家のテレサ・マルキールで、彼女自身もウクライナからの移民で、10代の頃から縫製工場で働いた経験を持つ人物でした。この「全米女性の日」が、国際女性デーの原点です。

🌍 ヨーロッパへの広がり(1910〜1911年)

1910年、コペンハーゲンで開催された「国際社会主義女性会議」で、ドイツの社会主義者クララ・ツェトキンが「毎年、国際的な女性の日を設けよう」と提案。これが全会一致で採択されました。

そして1911年3月19日、世界初の「国際女性デー」が実現。オーストリア、デンマーク、ドイツ、スイスで100万人以上が集会やデモに参加しました。オーストリア=ハンガリー帝国だけでも300以上のデモが行われたというから、そのスケールの大きさが想像できます。

💡 つまり

国際女性デーは、20世紀初頭にアメリカとヨーロッパの女性たちが「労働条件の改善」と「選挙権」を求めて立ち上がったことから生まれた記念日。最初は社会主義運動と深く結びついていましたが、やがて世界中の女性のための日へと発展しました。

🔥 ロシア革命のきっかけに!(1917年)

国際女性デーの歴史で最も劇的なエピソードが、1917年のロシアで起きました。3月8日(当時のロシア暦では2月23日)、ペトログラード(現サンクトペテルブルク)の女性たちが「パンと平和を」と叫んでストライキを起こしたのです。

このストライキは瞬く間に大規模なデモに発展し、工場労働者たちも合流。わずか7日後にロシア皇帝ニコライ2世が退位し、ロシア革命の幕が開きました。そしてこの革命の結果、ロシアの女性に選挙権が認められたのです。この歴史的なストライキが行われた3月8日が、国際女性デーの日付として世界的に定着しました。

🇺🇳 国連による正式制定(1975〜1977年)

1975年が「国際婦人年」と定められたのを機に、国連は3月8日を国際女性デーとして正式に採択。1977年の国連総会で議決され、全世界の公式な記念日となりました。以来、毎年テーマが設定され、ジェンダー平等に向けた具体的な行動が呼びかけられています。

ちなみに2026年の国連テーマは「Rights. Justice. Action. For ALL Women and Girls.(権利・正義・行動 すべての女性と少女のために)」。差別的な法律や制度の撤廃、平等な司法へのアクセスなど、具体的な課題に焦点を当てています。

🤔 知ってた?

国際女性デーの6日後の1911年3月25日、ニューヨークのトライアングル・シャツウエスト工場で大火災が発生し、123人の女性を含む146人が亡くなりました。この悲劇をきっかけにアメリカで労働安全法が次々と制定され、労働者の安全を守る専門職も誕生。国際女性デーと労働安全の歴史は深くつながっているのです。

💛 国際女性デーのシンボル一覧

国際女性デーにはいくつかのシンボルが登場します。それぞれの意味を知ると、この記念日がもっと身近に感じられます!

📊 国際女性デー シンボル早見表

シンボル 英語名 意味・由来
💐 ミモザ Mimosa イタリアで女性に贈る「幸せの花」。春の訪れを告げる黄色い花
💛 黄色 Yellow ミモザに由来するシンボルカラー。希望・幸福・春の象徴
💜 紫色 Purple 正義・尊厳を象徴する国際女性デーの公式カラー
💚 緑色 Green 希望を象徴する色。紫・白と組み合わせて使われる
🤍 白色 White 純粋さを象徴する色。イギリスの婦人参政権運動に由来
♀️ 女性のシンボル Venus Symbol 女性を表す天文学由来の記号。フェミニズム運動のアイコン
✊ 拳のモチーフ Raised Fist 連帯・抵抗・エンパワーメントの象徴
💐 なぜ「ミモザ」がシンボルなの?

国際女性デーが「ミモザの日」とも呼ばれる理由は、イタリアの風習に由来します。1946年、イタリアの共産主義政治家テレサ・マッテイが、国際女性デーのシンボルフラワーとしてミモザを提案しました。

フランスではスミレやスズランが国際女性デーの象徴でしたが、当時のイタリアの貧しい農村部では手に入りにくく高価すぎたため、ちょうど開花時期を迎える身近なミモザが代わりに選ばれたのです。以来、イタリアでは3月8日に男性が女性にミモザの花を贈る文化が根付き、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デッラ・ドンナ)=女性の日」として国民的な行事になっています。

ミモザの花言葉は「感謝」「友情」「秘かな愛」。ヨーロッパでは黄色は厳しい冬を乗り越え春の訪れを告げる色であり、ミモザは「幸せの花」として親しまれています。

💡 紫・緑・白の3色について

国際女性デーの公式カラーは「紫・緑・白」の3色。これはイギリスの婦人参政権運動(サフラジェット運動)に由来します。紫は「正義と尊厳」、緑は「希望」、白は「純粋さ」を表しています。一方、ミモザの「黄色」はイタリア発の別系統のシンボルカラーで、現在では両方が使われています。

🌎 世界各国の国際女性デー

国際女性デーは世界100カ国以上で祝われており、25カ国以上で国の祝日に制定されています。それぞれの国のユニークな祝い方を見てみましょう!

🇮🇹 イタリア — ミモザの日の本場

イタリアでは3月8日は「FESTA DELLA DONNA(女性の日)」として国民に広く親しまれています。この日、街の花屋はミモザの花であふれ、男性は妻、母親、同僚、友人など身近なすべての女性にミモザの花束を贈ります。

レストランではミモザをイメージした黄色い特別メニューが登場し、パティスリーではミモザの花をかたどったケーキやお菓子が並びます。女性たちはもらったミモザを胸元や髪に飾ったり、壁に吊るしたりして大切にします。「Auguri!(アウグーリ)=おめでとう!」と声をかけ合うのが習慣です。

🇺🇸 アメリカ — 3月は丸ごと「女性史月間」!

アメリカでは3月8日だけでなく、3月全体が「Women’s History Month(女性史月間)」として制定されています。1987年に議会で正式に決まったもので、全米の学校、図書館、博物館で女性の功績を称えるイベントやワークショップが開催されます。

近年では企業のCSR活動とも結びつき、テクノロジー企業やファッションブランドが女性のエンパワーメントをテーマにしたキャンペーンを展開しています。社会主義運動としての起源を持つ国際女性デーですが、アメリカではより広いジェンダー平等の文脈で受け入れられています。

🇷🇺 ロシア — 国の祝日!お花とチョコレートの日

ロシアでは3月8日は国の祝日で、学校も会社も休み。1917年の革命の起源となった歴史的な日ですが、現在では母の日やバレンタインデーを合わせたような「女性を称える日」として定着しています。男性は母親、妻、娘、女友達、同僚にお花やチョコレートを贈り、感謝を伝えます。

🇮🇳 インド — 女性ライダーのパレード

インドでは国際女性デーに合わせてユニークなイベントが行われます。2024年にはニューデリーで500人以上の女性ライダーがバイクで10kmのパレードを行い、「女性が社会でもっと活躍できるように」と訴えました。力強く走る女性たちの姿は、まさにエンパワーメントの象徴です。

🇰🇷 韓国 — 「韓国女性大会」

韓国では3月8日前後に「韓国女性大会」が開催され、2,000人以上の参加者がジェンダー平等を求めて行進します。「女性有権者の力で変えよう」というスローガンのもと、女性団体が連帯して声を上げる場となっています。

🇫🇷 フランス — 女性偉人の歴史を学ぶ

フランスでは、パリのパンテオンで国に貢献した女性偉人の歴史を学ぶツアーが行われます。マリー・キュリーをはじめ、フランスの歴史を支えた女性たちの功績に光を当てるイベントです。

🇯🇵 日本 — ミモザの黄色が広がり始めた!

日本でも国際女性デーの認知度は年々急上昇中です。HAPPY WOMAN実行委員会が主催する「HAPPY WOMAN FESTA」は全国各地で開催され、「HAPPY WOMAN賞」の表彰式には著名人や有名企業が名を連ねます。

3月8日前後には、伊勢丹新宿店などのデパートでミモザモチーフの限定スイーツが発売されたり、川崎の「ラ チッタデッラ」でイタリア式の「FESTA DELLA DONNA」イベントが開かれたり、花屋にはミモザのブーケやリースが並びます。企業がミモザの花束を無料配布するキャンペーンも増えており、日本でも「ミモザの日」が定着しつつあります。

🤔 知ってた?

国際女性デーは、クリスマスや新年を除けば、世界で最も広く祝われる記念日の一つ。25カ国以上で国の祝日に制定されており、100カ国以上で何らかのイベントが行われています!

🌸 国際女性デーの定番の過ごし方

国際女性デーは具体的にどうやって過ごすのでしょうか?世界共通の定番から、日本でもできるおすすめの楽しみ方まで紹介します。

📊 国際女性デーの定番アクション

アクション 内容
💐 ミモザの花を贈る 妻・母親・同僚・友人など大切な女性に「幸せの花」をプレゼント
💛 黄色を身につける ミモザのシンボルカラーの黄色い服やアクセサリーを着けてみよう
📚 女性の功績を学ぶ 歴史を動かした女性たちについて本やドキュメンタリーで知識を深める
🎪 イベントに参加する 各地のHAPPY WOMAN FESTAやワークショップ、映画上映会に参加
📱 SNSで発信する ハッシュタグ #IWD #InternationalWomensDay で思いを共有
🍰 ミモザスイーツを楽しむ デパートやカフェの期間限定イエロースイーツで気分を盛り上げる

🗣️ 国際女性デーに使える英語フレーズ

国際女性デーには定番の英語フレーズがあります。外国人の友達に使ったり、SNSに投稿したりすると盛り上がること間違いなし!

💬 定番フレーズ集

英語 意味 解説
Happy International Women’s Day! 国際女性デーおめでとう! 一番基本のあいさつ。略してHappy IWD!もOK
Here’s to strong women! 強い女性たちに乾杯! SNSで大人気の定番フレーズ。後に「May we know them, may we be them, may we raise them.(彼女たちを知り、彼女たちのようになり、彼女たちを育てよう)」と続けることも
Empowered women empower women. 力を得た女性は、他の女性に力を与える 女性同士の連帯を表す名言。SNSやイベントでよく引用される
The future is female. 未来は女性のもの 1970年代のフェミニズム運動発祥のスローガン。Tシャツのデザインにも
Each for Equal. 一人ひとりが平等のために IWDの過去テーマから生まれたスローガン。個人の行動の大切さを訴える
Auguri!(アウグーリ) おめでとう! イタリア語の祝福の挨拶。ミモザを贈るときにぜひ!

🎉 おもしろトリビア集

最後に、国際女性デーに関する驚きのトリビアを紹介します。知っていたらちょっと自慢できるかも?

💜 もともとは「社会主義の日」だった

国際女性デーはもともと社会主義運動の中で生まれた記念日。1970年代半ばまでは、主に共産主義・社会主義国で祝われる日でした。国連が1975年に採択したことで、イデオロギーを超えた世界的な記念日に変わりました。冷戦時代には、国際女性デーの起源神話が書き換えられたという研究もあるほど、政治と深く結びついた歴史を持っています。

🌹 国によって贈る花が違う!

イタリアではミモザが定番ですが、ロシアではチューリップやバラ、中国ではカーネーションが贈られることが多いです。花の種類は違っても、「大切な女性に感謝を伝える」という気持ちは万国共通ですね。

🧁 ミモザケーキが存在する

イタリアには「トルタ・ミモザ(Torta Mimosa)」というケーキがあります。スポンジケーキをクリームで覆い、細かくしたスポンジを表面にまぶすことでミモザの花のようなふわふわとした見た目に仕上げるもの。国際女性デーの定番スイーツで、3月8日にはイタリア中のパティスリーに並びます。

📅 毎年テーマが変わる

国際女性デーは毎年異なるテーマが設定されます。過去のテーマには「ジェンダー平等のためのイノベーションとテクノロジー」(2023年)、「すべての女性と少女のために」(2025年)などがあり、2026年のテーマは「Rights. Justice. Action.」。その年ごとのテーマに合わせて、世界中でさまざまな取り組みが行われます。

🇦🇷 アルジェリアでは女性が法曹界を席巻

国際女性デーにちなんだ統計で興味深いのが、アルジェリアでは弁護士の70%、裁判官の60%が女性だということ。国によってジェンダーバランスの状況はまったく異なり、世界は多様な課題と進歩を抱えています。

🛍️ 中国ではショッピングイベントに?

中国にも長い国際女性デーの歴史がありますが、近年ではファッションショーやショッピングイベントとしての側面が強くなっています。Eコマースサイトでは3月8日前後に「女神節」セールが開催され、女性向け商品が大幅値引きされます。商業化を懸念する声もありますが、記念日の楽しみ方が多様化しているとも言えますね。

🗳️ 「Woman’s Day」から「Women’s Day」へ

最初に作られた名称は「National Woman’s Day」(単数形)でした。1945年以降、「Women’s Day」(複数形)に変更されました。すべての女性を包括するという意味合いが込められており、たった一文字の違いに大きな思いが詰まっています。

🤔 知ってた?

世界経済フォーラムの分析によると、女性は世界的に見て男性が持つ法的権利の約64%しか持っていません。現在のペースでは、法的保護のギャップを埋めるのに286年かかるとされています。国際女性デーが今もなお重要である理由が、この数字に表れています。

✅ まとめ

国際女性デーは、20世紀初頭の女性たちの勇気ある行動に根ざした歴史ある記念日でありながら、今では世界中で「女性の功績を称え、ジェンダー平等を考える日」として大切にされています。最後にポイントを振り返ってみましょう。

📝 この記事のまとめ

  • 国際女性デーは3月8日。1908年のニューヨークの女性デモに端を発し、1977年に国連が正式制定
  • 3月8日の日付は、1917年にロシアの女性たちが「パンと平和を」と訴えたストライキに由来
  • ミモザがシンボルなのは、イタリアで1946年に国際女性デーの花として選ばれたから
  • 公式カラーは紫・緑・白(イギリス婦人参政権運動由来)+黄色(ミモザ由来)
  • イタリアでは男性が女性にミモザを贈り、「Auguri!」と祝い合う
  • アメリカでは3月全体が「Women’s History Month(女性史月間)」
  • 日本でもHAPPY WOMAN FESTAやミモザスイーツなど、認知度は年々上昇中
  • 2026年のテーマは「Rights. Justice. Action. For ALL Women and Girls.」

3月8日が近づいたら、ぜひ大切な女性にミモザの花を贈ったり、黄色いアイテムを身につけたりして、「Happy International Women’s Day!」と伝えてみてください。ジェンダーや国籍に関係なく、すべての人が平等に尊重される社会について、一緒に考えるきっかけにしましょう。💐✨