C2形容詞ゲルマン系

glibの語源と意味

/ɡlɪb/グリブ

口達者な、軽薄に流暢な

パーツに分けると

glib元の語すべすべした低地ドイツ語 glibberig

すべすべした → 言葉がすべり出る → 口先だけうまい

コアイメージ
言葉がつるつるすべる

glib の語源ストーリー

glib は16世紀末から使われ、最初は「すべすべした・すべりやすい」という意味でした。低地ドイツ語やオランダ語の glibberig「つるつるすべる」と関係があるとされます。今もオランダ語の glibberig は「ぬるぬるした」です。シェイクスピアの『リア王』では、末娘コーディリアが、口先だけのなめらかな話し方を持たないと語る場面で glib が使われます。言葉がすべるように出てくることは、ほめ言葉ではありません。今の glib は「中身がなく口先だけうまい」という批判の語です。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    低地ドイツ語
    glibberig
    すべりやすい
  2. 2
    英語16世紀末
    glib

例文

Voters grew tired of the candidate's glib promises.
有権者たちは、その候補者の口先だけの約束にうんざりしてきた。

よく使う形:a glib answer(口先だけの答え)

暗記フック

「滑る(slippery)」が原義。言葉が口から滑るように出る=軽薄に流暢

入試・使い方のポイント

a glib answer(口先だけの答え)。fluent・articulate はほめ言葉、glib は「軽薄で誠実さがない」。

受験ミニ情報 fluent(ほめ言葉)と glib(けなし言葉)の違いが英検1級・難関私大で問われる。

派生語・言い換え受験で問われる形

glibly副詞 すらすらと(口先で)
glibness名詞 口のうまさ

言い換え(同じような意味)

slick口のうまい
smooth-talking口先のうまい
superficial表面的な

同じ語源の仲間(3語)

gliblyすらすらと(口先で)
glibness口のうまさ
glibbery(古語)すべりやすい

ほかの言語の兄弟

オランダ語glibberigぬるぬるした

よくある質問

glibの語源は?

低地ドイツ語glibberig(滑りやすい)から派生 glib は16世紀末から使われ、最初は「すべすべした・すべりやすい」という意味でした。低地ドイツ語やオランダ語の glibberig「つるつるすべる」と関係があるとされます。

glibの意味は?

口達者な、軽薄に流暢な(形容詞)。コアイメージは「言葉がつるつるすべる」です。

glibの覚え方は?

「滑る(slippery)」が原義。言葉が口から滑るように出る=軽薄に流暢 同じ語源の glibly・glibness・glibbery とまとめて覚えると効率的です。

glibの発音は?

/ɡlɪb/(グリブ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。