C2名詞ラテン系

abeyanceの語源と意味

/əˈbeɪəns/アベイアンス

一時停止、保留

パーツに分けると

a接頭辞〜へラテン語 ad
bey語根口を開けて待つ古フランス語 baer
ance接尾辞状態古フランス語 -ance

〜へ+口を開けて待つ+状態 → 待機 → 一時停止・保留

コアイメージ
口を開けて待っている

abeyance の語源ストーリー

イギリスの貴族の称号には、跡継ぎが決まらず「宙に浮く」ことがあります。男子がなく、娘が複数いる場合などです。このとき称号は in abeyance(停止状態)に置かれます。abeyance は、古フランス語 abeance「待ち望むこと」から来ました。元の動詞 baer は「口をぽかんと開ける」という意味でした。持ち主を口を開けて待っている状態、というわけです。16世紀に法律の用語として英語に入り、今は「一時保留」の意味で使われます。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    中世ラテン語
    batare
    口を開ける
  2. 2
    古フランス語
    baer
    口をぽかんと開ける
  3. 3
    古フランス語
    abeance
    待ち望むこと
  4. 4
    アングロ=ノルマン語
    abeiance
    持ち主が決まっていない状態
  5. 5
    英語16世紀
    abeyance

例文

The lawsuit was held in abeyance pending further evidence.
その訴訟はさらなる証拠が出るまで保留にされた。

よく使う形:in abeyance(保留状態で)

暗記フック

「in abeyance」で丸暗記。何かが宙ぶらりんで待機している状態

入試・使い方のポイント

in abeyance(保留中で)、fall into abeyance(停止状態になる)、hold 〜 in abeyance の形でほぼ決まる。

受験ミニ情報 アクセントは第2音節 a-BEY-ance。英検1級・超難関の語彙問題で in abeyance の形で出る。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

suspension一時停止
on hold保留中で
dormancy休止状態

同じ語源の仲間(3語)

bay壁のくぼみ・区画(開いた所)
badinage軽口・からかい
abeyant停止中の・保留の

よくある質問

abeyanceの語源は?

a(方向)+bey(あくびをする、待ち望む ← 古仏語baer)+ance(名詞)→ 口を開けて待つ状態 イギリスの貴族の称号には、跡継ぎが決まらず「宙に浮く」ことがあります。男子がなく、娘が複数いる場合などです。

abeyanceの意味は?

一時停止、保留(名詞)。コアイメージは「口を開けて待っている」です。

abeyanceの覚え方は?

「in abeyance」で丸暗記。何かが宙ぶらりんで待機している状態 同じ語源の bay・badinage・abeyant とまとめて覚えると効率的です。

abeyanceの発音は?

/əˈbeɪəns/(アベイアンス)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。