You reap what you sow.
ユー・リープ・ホワット・ユー・ソウ
「自分のまいた種は自分で刈り取ることになる(自分の行動の結果は、良くも悪くも自分に返ってくる)」
新約聖書『ガラテヤの信徒への手紙』6章7節にある、whatsoever a man soweth, that shall he also reap(人は自分のまいたものを、また刈り取ることになる)という一節が由来です。これは1611年に出版された欽定訳聖書(King James Version)の言い方で、この訳を通じて英語の日常表現に定着しました。sow(種をまく)とreap(収穫する、刈り取る)は、もともと農業の言葉で、まいた種の作物を自分で刈り取るという当たり前の光景が、『行動には結果が伴う』という教えのたとえに使われています。
テスト前日に勉強を後回しにして、当日になって『なんでちゃんとやらなかったんだろう』と後悔した経験はありませんか。You reap what you sow.は、そういう『自分の行動の結果が、そのまま自分に返ってきた』場面で使われる表現です。
なぜこの意味になるのか
sow は『種をまく』、reap は『刈り取る』。どちらも農業の語です。畑では、まいた種と同じものしか生えてきません。麦をまけば麦が実り、雑草をまけば雑草が生えます。この当たり前の理屈を、そのまま人の行いに当てはめたのがこの一文です。what が「まいたもの」をひとかたまりにまとめており、良い行いにも悪い行いにも使えます。
使うときの注意・使い分け
努力を怠った・不正をしたなど、好ましくない行動の結果が自分に返ってきた場面で使われることが多い表現です。
例文で確かめる
He never studied for the exam, and now he's failing. You reap what you sow.
彼は試験勉強を一度もしなかった。そして今、単位を落としかけている。自業自得だ。
I helped everyone move last weekend, and now three friends are helping me paint my room.
先週末、みんなの引っ越しを手伝ったんだ。そうしたら今、3人の友達が部屋のペンキ塗りを手伝ってくれている。
See? You reap what you sow.
ほらね、まいた種は自分に返ってくるものだよ。
発音・リズム
sowは/soʊ/で、『ソウ』と伸ばして読みます。同じ綴りで『雌豚』を意味する名詞のsow(サウ、/saʊ/)とは発音が違うので注意してください。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①ことわざの意味を選ばせる読解問題。②長文中で自業自得・因果応報の文脈を要約させる形。③会話文で、努力を怠った人への忠告や指摘として使う形。
- ここで外す
- reap(刈り取る)とsow(種をまく)という農業の単語につられて、実際の農作業の場面の話だと誤読する誤りが定番です。実際には行動とその結果を表す比喩です。
- 決め手
- 努力や行動と、それによって生じた結果が対比されている文脈でこの表現が出てきたら、『自分のしたことが自分に返ってくる』という意味だと読み取ります。
- 誤答
- 蒔いた種は自分で拾うことになる
- 正答
- 自分のしたことは自分に返ってくる
読み方が変わる
Before
reapとsowを見ると、農業の単語だと思い込み、比喩だと気づかないまま読み飛ばしていた
After
行動とその結果が対比された文脈だと分かれば、自業自得の意味だとすぐに見抜ける
こぼれ話
reapとsowは、いまでは農業以外の場面でもセットで使われる語で、『まいた種と同じもの以外は生えてこない』という当たり前の事実が、そのまま因果応報のたとえになっています。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- What goes around comes around.
You reap what you sow. を教室で使う(5分)
ねらい: 行動とその結果を結びつける表現を、身近な場面と結びつけて覚える
- 先生「勉強をさぼって、あとで困った経験はある?」と問いかける
- 聖書のガラテヤの信徒への手紙にある一節が由来だと紹介する
- ペアで、『自分のしたことが自分に返ってきた』経験を1つ話し合う
- 出口チケットで、You reap what you sow.を使った短い1文を書かせる
出口チケット: 『練習をさぼったチームが試合に負けた』という場面を、You reap what you sow.を使って英語で1文書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
以下の条件で、You reap what you sow.を使った例文を3つ作ってください。①勉強・部活・友人関係など、身近な場面を扱う。②中学・高校生にも理解できる語彙にする。③日本語訳も添える。