『くつろぐ、力を抜く』という意味では、1804年から記録が残っている表現です。もとは『気を楽にしろ』という指示がそのまま定型句になったもので、力仕事や心配ごとで根を詰めている相手に、まわりからブレーキをかけてあげるときの一言として定着していきました。
模試が終わったばかりの友達が、休み時間もずっと自己採点をして一喜一憂している。そんなとき、隣の席から『そんなに根を詰めなくていいよ』と声をかける。それがTake it easy.の場面です。
なぜこの意味になるのか
『くつろぐ、力を抜く』という意味では、1804年から記録が残っている口語表現です。『気を楽にしろ』という指示がそのまま定型句になり 、いまでは別れ際の『じゃあね』という挨拶としても使われます。
使うときの注意・使い分け
相手に『そんなに根を詰めなくていい』とブレーキをかけてあげるときに使います。励ましの言葉とは向きが逆です。
例文で確かめる
You've been studying for hours. Take it easy and get some rest.
もう何時間も勉強してるじゃない。無理しないで、少し休んで。
"I have to finish this by tonight." "Take it easy — it can wait until tomorrow."
「今夜中にこれを終わらせなきゃ」「そんなに根を詰めないで。明日でも間に合うよ」
発音・リズム
Take itは続けて発音され、テイクイットではなく『テイキッ』のように聞こえます。takeの語尾のkが、itのイの音とつながる、リンキングという現象です。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①会話文で、根を詰めている相手を落ち着かせる一言として空所に入れる形。②別れ際の挨拶として、See you.やTake care.と選択肢で並べ意味を混同させる形。
- ここで外す
- Take it easy.を『気楽に取り組んで』と直訳し、Good luck.やDo your best.のようなこれから頑張れという意味だと取り違える誤りが定番です。向きはまったく逆で、力を抜かせる一言です。
- 決め手
- 直前の内容が『これから何かに挑む』ならGood luck.、『すでに無理をしている・心配しすぎている』ならTake it easy.を選びます。
- 誤答
- Do your best(『もっと頑張って』という意味になり、力を抜かせたい場面には合わない)
- 正答
- Take it easy(『そんなに根を詰めないで』と、力を抜かせる方向に働く)
読み方が変わる
Before
Take it easy.を『気楽にやって』という意味だけで覚え、励ましの場面でも使えると思い込んでいた
After
相手にブレーキをかける表現だと分かり、これから頑張れと言いたい場面ではGood luck.のような別の表現を選べるようになる
こぼれ話
別れ際に Take it easy. とだけ言うこともあります。Goodbye.よりくだけた、友達どうしの挨拶です。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- relaxdon't push yourself too hard
- 反対の意味
- push yourselfgo all out
Take it easy. を教室で使う(5分)
ねらい: 『励ます』表現と『力を抜かせる』表現を場面で区別する
- 先生「試合の前と、試合で頑張りすぎて疲れている人。どちらにTake it easy.を言う?」と問いかける
- 「頑張れの反対、ブレーキの表現です」と伝え、Take it easy.を板書する
- ペアで、疲れている友達を演じ合い、Take it easy.を使って声をかける練習をする
- 出口チケットで、Good luck.とTake it easy.の使い分けを説明させる
出口チケット: 徹夜で勉強しようとしている友達に、Take it easy.を使って声をかける一文を英語で書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
以下の条件で、私が書いた英語の会話文を直してください。①Take it easy.を自然に使う。②Good luck.やDo your best.と意味を混同していないか確認する。③直した文とその理由を日本語で書く。 """(ここに自分の会話文を貼る)"""