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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 基礎 ことわざ会話表現下線部言い換え

Practice makes perfect.

プラクティス・メイクス・パーフェクト

「練習を重ねれば上達する。「習うより慣れよ」「継続は力なり」にあたる、ことわざ。」

記憶フック:練習(practice)が人を完璧(perfect)に「する(makes)」絵。主語は人ではなく練習
起源 16世紀の弁論術の教科書に、「練習によって完璧になった」と書かれた

1560年、イングランドのトマス・ウィルソンは『Arte of Rhetorique』という弁論術の教科書を書きました。人前で上手に話す方法を教える本です。その中に、through practise made perfect(練習によって完璧になった)という言い方が出てきます。うまく話せる人は生まれつきではなく、練習を重ねてそうなった、という考え方です。同じころには Use makes perfect.(使えば完璧になる)という短い形も記録されていて、それがのちに Practice makes perfect. という、いまの形に落ち着きました。

いま 英検の面接練習で、同じ質問に5回目でようやくすらすら答えられた日

英検の二次試験に向けて、先生と面接の練習をした。最初の2回は途中で言葉が止まり、3回目もつまった。それでも同じ質問を5回くり返したら、5回目は最後まで止まらずに答えられた。Practice makes perfect. は、こういう日のための一言です。

なぜこの意味になるのか

ことわざ辞典によると、1550〜60年代のイングランドで Use makes perfect.(使えば完璧になる)という形で記録されています。1560年のトマス・ウィルソン『Arte of Rhetorique』(弁論術の教科書)には、through practise made perfect(練習によって完璧になった)という言い方が出てきます。いまの Practice makes perfect. の形は、1761年のジョン・アダムズ(のちのアメリカ第2代大統領)の日記に見られるとされています。

使うときの注意・使い分け

才能や運ではなく、繰り返した回数がうまさを決める、という考え方です。失敗した相手を励ますときにも、自分に言い聞かせるときにも使えます。

例文で確かめる

"I still can't play this part without stopping." "Keep at it. Practice makes perfect."

「この部分、まだ止まらずに弾けないよ。」「続けなよ。習うより慣れよ、だよ。」

My coach always says that practice makes perfect, so we run the same drill every morning.

コーチはいつも『練習すれば上達する』と言うので、毎朝同じ練習を繰り返しています。

発音・リズム

practiceの最後は「ティス」で、cは/s/の音です。「プラクティク」と読まないでください。perfectは形容詞なので、前の「パー」を強く読みます。動詞のperfect(完成させる)は後ろを強く読むので、アクセントの位置で品詞が分かります。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①会話文で、失敗して落ち込む相手を励ます一言として空所に入れる形。Better late than never. や Easy come, easy go. と並べられます。②下線部の言い換えで、You will get better if you keep practicing. のような文を選ばせる形。③日本語のことわざ「習うより慣れよ」に当たる英語を選ばせる形。
ここで外す
Practice makes it perfect. や Practices make perfect. のように、it や複数のsを足して書く誤りが定番です。決まり文句なので、Practice makes perfect. の3語から増やしません。もう1つ、practice を動詞と取って『完璧を練習する』と訳す誤りも出ます。
決め手
主語の Practice に冠詞も複数のsも付いていなければ、『練習というもの』を主語にしたことわざです。makes の直後に形容詞 perfect が直接続いていれば、make+形容詞『〜の状態にする』の形なので、『練習が(人を)完璧にする』と読みます。
I messed up the same part of the piece again at today's lesson. 今日のレッスンでも、また曲の同じところで失敗した。
Don't give up. ______ あきらめないで。______
誤答
Easy come, easy go.(『得やすいものは失いやすい』という意味で、励ましにならない)
正答
Practice makes perfect.(『練習すれば上達する』と、続けるよう励ます決まり文句)

読み方が変わる

Before

makes のあとに perfect が来る形を『完璧を作る』と目的語のように読んで、意味が取れずに止まっていた

After

make+形容詞は『〜の状態にする』の形だと分かり、Practice makes perfect. を『練習が人を完璧にする』と一息で読める

こぼれ話

アメリカ英語では名詞も動詞も practice とつづります。イギリス英語では名詞が practice、動詞が practise と、cとsでつづりを分けます。このことわざの practice は名詞なので、どちらの英語でも practice です。

似た表現・反対の表現

似た意味
Use makes mastery.Repetition is the mother of learning.
反対の意味
Easy come, easy go.You can't teach an old dog new tricks.
Practice makes perfect. を教室で使う(5分)

ねらい: 練習を続けて上達した経験を、Practice makes perfect. で言い換えさせる

  1. 先生「最初はできなかったのに、繰り返してできるようになったことは?」と問いかける
  2. Practice makes perfect. の主語が『人』ではなく『練習』であることを板書で確かめる
  3. ペアで、繰り返してできるようになった経験を1つ話し、最後に Practice makes perfect. を付けて言わせる
  4. 出口チケットで、この表現を使った1文を書かせる

出口チケット: 『毎日10分ずつ音読を続けたら、英文を止まらずに読めるようになった』という場面を、Practice makes perfect. を使って英語で書きなさい。

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

以下の条件で、Practice makes perfect. を使った会話文を作ってください。①練習で失敗して落ち込んでいる人と、それを励ます人のやり取りにする。②中学・高校生が実際に使いそうな場面にする。③日本語訳も添える。

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