起源ははっきりしませんが、有力な説が2つあります。1つは合唱や合奏で、全員が同じ楽譜の同じページを見ていないと演奏がそろわないことに由来するという説。もう1つは教室で、先生が生徒全員に同じ教科書の同じページを開かせてから授業を始めることに由来するという説です。どちらの説でも、『同じものを見ている』という状態が、そのまま『認識が一致している』という意味に育っています。
文化祭のクラス企画で、飾りつけ係と受付係が、それぞれ違う内容を先生から聞いていた。話し合いのたびに『え、そんな話だったの?』となる。そんなとき『まず認識をそろえよう』と声をかける。それがon the same pageの場面です。
なぜこの意味になるのか
起源ははっきりしませんが、有力な説が2つあります。1つは合唱や合奏で、全員が同じ楽譜の同じページを見ていないと演奏がそろわないことに由来するという説。もう1つは教室で、先生が生徒全員に同じ教科書の同じページを開かせてから授業を始めることに由来するという説です。いまの意味での使用例は、1970年代のアメリカの新聞にすでに見られます。
使うときの注意・使い分け
何かを始める前に、みんなが同じ理解をしているかを確認したいときに使います。
例文で確かめる
Before we start the project, let's make sure we're all on the same page.
プロジェクトを始める前に、全員の認識がそろっているか確認しよう。
I don't think we're on the same page about the deadline.
締め切りについて、私たちの認識は一致していないと思う。
発音・リズム
sameは/seɪm/、pageは/peɪdʒ/。どちらも母音は同じ二重母音/eɪ/で、『エイ』と2つの音をつなげて出します。pageの語尾/dʒ/は『ジ』ではなく、舌を上あごにつけてから離す音です。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①下線部言い換えで、agreeやunderstand each otherのような形に置き換えさせる形。②会話文で、認識のズレを確認する一言として空所に入れる形。
- ここで外す
- pageという単語につられて、本や読書の話だと誤読してしまう誤りが定番です。直前に計画や意見のすり合わせの話があれば、比喩だと判断します。
- 決め手
- 直前に会議・計画・意見のすり合わせの話があれば、on the same pageは『認識が一致している』という意味の比喩として読みます。
Before we start the project, let's make sure we're all on the same page.
- 誤答
- プロジェクトを始める前に、全員が同じ本のページを開いているか確かめよう
- 正答
- プロジェクトを始める前に、全員の認識がそろっているか確かめよう
読み方が変わる
Before
on the same pageを見ると、本や教科書の話だと思い込んで文の流れを見失っていた
After
pageが出てきても、直前の話題が計画や意見のすり合わせなら、認識の一致を表す比喩だとすぐ切り替えられる
こぼれ話
反対に『認識がずれている』ことを表すときは、be on different pagesやbe not on the same pageのように否定形にします。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- see eye to eyebe in agreement
- 反対の意味
- be on different pages
on the same page を教室で使う(5分)
ねらい: 認識のズレを確認する場面で、on the same pageを使わせる
- 先生「グループで作業していて、話が食い違っていたこと、最近ある?」と問いかける
- 「英語には『みんな同じページを見ている』という比喩でこれを表す表現がある」と伝え、on the same pageを板書する
- ペアで、認識がずれていた経験を1つ挙げさせ、この表現を使って一文にする
- 出口チケットで、on the same pageが本の話ではないと説明させる
出口チケット: 『グループ発表の前に、担当を確認し合いたい』という状況を、on the same pageを使って英語で書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
以下の条件で、私の英作文を直してください。①on the same pageを比喩として自然に使う。②文字どおりの本のページの話になっていないか確認する。③直した文とその理由を日本語で書く。 """(ここに自分の英文を貼る)"""