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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 標準 ことわざ比較会話表現

A bird in the hand is worth two in the bush.

ア・バード・イン・ザ・ハンド・イズ・ワース・トゥー・イン・ザ・ブッシュ

「いま確実に手にしているものは、不確実な多くのものより価値がある」

記憶フック:手の中のbird(確実)は、藪の中のtwo(不確実)より価値がある。
起源 手に乗せた鷹は確実、藪の中の獲物は不確実

この考え方は中世の鷹狩りに由来する、という説がよく知られています。手に乗せた鷹は、訓練にも時間にもお金にもかけがえのない、確実な財産です。一方で藪の中にいる獲物は、数だけならもっと多いかもしれませんが、捕まえられる保証はどこにもありません。記録に残る最も古い形は1450年ごろの文献で、いまとほぼ同じ形で定着したのは1670年のことわざ集でした。

いま 確実な推薦を蹴って、難しい一般入試に賭けるか迷った日

指定校推薦でほぼ合格が決まっている大学があるのに、もっとレベルの高い大学を一般入試で狙いたくなる。友達にその話をすると『それって賭けだよ』と言われる。それがA bird in the hand is worth two in the bush.の場面です。

なぜこの意味になるのか

この考え方は中世の鷹狩りに由来する、という説がよく知られています。手に乗せた鷹(bird in the hand)は確実な財産ですが、藪の中にいる獲物(two in the bush)は数が多くても捕まえられるとは限りません。記録に残る最も古い形は1450年ごろの『手の中の1羽は、空の3羽より確かだ』という文で、いまとほぼ同じ形になったのは1670年、ジョン・レイの『ことわざ集』でした。

使うときの注意・使い分け

もっと大きい話に賭けて、いま手にしている確かなものを手放そうとしている相手に、立ち止まらせるときに使います。

例文で確かめる

You already have one scholarship offer. A bird in the hand is worth two in the bush, so just accept it.

もう奨学金の内定を1つもらっているじゃない。確実なほうを取ったほうがいいよ、それを受けなよ。

I know the new job sounds exciting, but a bird in the hand is worth two in the bush.

新しい仕事は魅力的に聞こえるけど、いま手にしている確実なもののほうが価値があるよ。

発音・リズム

bushは/bʊʃ/で、日本語の『ブッシュ』よりも短く、口をあまり開けずに発音します。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①会話文で、確実な選択肢を選ぶよう助言する一言として空所に入れる形。②下線部の内容一致で、『数の多さ』ではなく『確実さと不確実さの比較』を説明した選択肢を選ばせる形。
ここで外す
bird(鳥)とbush(藪)という単語につられて、『鳥を捕まえる話』『藪の中に何羽いるか』という文字どおりの意味で読んでしまう誤りが定番です。実際には、確実な1つと不確実な複数のどちらを選ぶかという比較の話です。
決め手
直前の内容が『確実なものを手放して、もっと大きい不確実なものに賭けようとしている』場面ならこのことわざが正解です。

You already have one scholarship offer. A bird in the hand is worth two in the bush, so just accept it.

誤答
藪の中にいる鳥を2羽つかまえたほうが得だから、そちらを狙うべきだ
正答
いますでに手にしている確実な1つ(奨学金)のほうが、不確実な話より価値がある、だからそれを受けるべきだ

読み方が変わる

Before

A bird in the hand is worth two in the bush.を見ると『鳥が1羽と2羽、数の話』としか読めず、何を言いたいのか分からなかった

After

手前のbird(確実な1つ)とbushの中のtwo(不確実な複数)を比べる文だと分かり、同じ場面で使われても文字どおりの意味に引きずられず、確実さと不確実さのどちらの話かをすぐ判断できるようになる

こぼれ話

似た発想のことわざは、古代中東の物語『アヒカル物語』にもすでに出てきます。『手の中に固く握ったスズメ1羽は、空を飛んでいる千羽の鳥より良い』という形です。この物語は、紀元前7世紀の終わりから紀元前6世紀の初めごろに書かれたとされています。国や時代を越えて、人は同じことを考えてきたようです。

似た表現・反対の表現

似た意味
better safe than sorry
反対の意味
nothing ventured, nothing gained
A bird in the hand is worth two in the bush. を教室で使う(6分)

ねらい: 『確実な選択』と『賭け』を比べる場面で、このことわざを使わせる

  1. 先生「確実に1つもらえるものと、当たれば3つもらえるかもしれないもの、どっちを取る?」と問いかける
  2. 「英語にはこの迷いをそのまま表すことわざがある」と伝え、A bird in the hand is worth two in the bush.を板書する
  3. ペアで、自分や友達が『確実な道と、挑戦する道』で迷った経験を1つ挙げさせ、この表現を使って一文にする
  4. 出口チケットで、鳥や藪の話ではなく何の比較をしていることわざかを説明させる

出口チケット: 『合格がほぼ決まっている大学より、憧れの難関大学に賭けたい』という状況を、A bird in the hand is worth two in the bush.を使って英語で書きなさい。

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

以下の条件で、私の英作文を直してください。①A bird in the hand is worth two in the bush.を自然に使う。②鳥や藪の文字どおりの意味になっていないか確認する。③直した文とその理由を日本語で書く。
"""(ここに自分の英文を貼る)"""

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