オックスフォード英語辞典が No worries. の用例としていちばん古く挙げているのは1967年です。1965年のシドニーの雑誌には、sの付かない no worry の形なら出ています。どちらもオーストラリアの記録です。1986年の映画『クロコダイル・ダンディー』が世界的にヒットしたことで、アメリカをはじめ各国にも知られるようになりました。
待ち合わせに遅れて謝ったとき、友達から短く『大丈夫だよ』とだけ返ってくると、それだけでほっとしますよね。英語でその一言を担うのが No worries. です。
なぜこの意味になるのか
オックスフォード英語辞典が No worries. の用例としていちばん古く挙げているのは1967年です。その2年前、1965年のシドニーの雑誌には、sの付かない no worry の形で出ています。どちらもオーストラリアで、この言い方がオーストラリア生まれであることを示しています。映画『クロコダイル・ダンディー』(1986年)がアメリカで大ヒットしたことをきっかけに、世界中に広まったとされています。
使うときの注意・使い分け
Thank you. への返事にも、謝罪への返事にも使える、オーストラリア発の万能フレーズです。
例文で確かめる
"Sorry I'm late!" "No worries, we just got here too."
「遅れてごめん!」「大丈夫、私たちもさっき来たところ」
"Thanks for helping me move." "No worries at all."
「引っ越し手伝ってくれてありがとう」「全然気にしないで」
発音・リズム
最初は『ウォ』ではなく『ワ』の音です。アメリカ英語は『ワーリーズ』、イギリス英語やオーストラリア英語は『ワリーズ』に近く、どちらもrで舌を丸めます。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①会話文の空所補充で、謝罪や感謝への返事として選ばせる形。②Thank you. への応答として不自然な選択肢と見分けさせる形。
- ここで外す
- Never mind.との混同が定番の罠です。謝罪への返事にはどちらも使えますが、Thank you.への返事に使えるのはNo worries.だけ。感謝にNever mind.を返すと『もういいよ、忘れて』と話を打ち切る意味になってしまいます。
- 決め手
- 直前の発言がThank you.(感謝)ならNo worries.一択で、Never mind.は使えません。自分の頼みごとを『やっぱりいいや』と取り下げるときがNever mind.です。
Bさんの返事として自然なのは?
- 誤答
- Never mind.(感謝への返事には使えず、『もういいよ』と聞こえる)
- 正答
- No worries.(どういたしまして、の意味で自然)
読み方が変わる
Before
Never mind. も No worries. も、同じ『気にしないで』としか覚えていなかった
After
相手を安心させたいのか、話を切り上げたいのかで、使う言葉を選べるようになる
こぼれ話
オーストラリアでは『国のモットーのような言葉』と紹介されるほど定着しており、友好的でのんびりした国民性を表す一言として語られます。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- no problemdon't mention it
No worries. を教室で使う(5分)
ねらい: No worries. と Never mind. の使い分けを体感する
- 先生「消しゴム貸してくれてありがとう」に生徒が返す練習を全員でやる
- 先生がわざと Never mind. で返し、生徒に『あれ、少し冷たい?』と気づかせる
- ペアで、謝罪への返事はNo worries.、話題を打ち切りたい場面はNever mind.を、それぞれ演じさせる
- 出口チケットで、指定した場面に合う方を選んで書かせる
出口チケット: 友達が『宿題のノート忘れた、ごめん』と言った。あなたの返事を1文で書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
以下の条件で、私が書いた英語の会話文を直してください。①No worries. を自然に使う。②Never mind. とのニュアンスの違いが正しく出ているか確認する。③直した文とその理由を日本語で書く。 """(ここに自分の会話文を貼る)"""