My bad. は、1980年代のアメリカのバスケットボールのストリートコートで生まれたとされる表現です。テンポの速いピックアップゲーム(即席のチームで行う試合)の中で、パスミスやマークの外しといった小さな失敗を、プレーを止めずに一言で詫びる必要がありました。
1986年に出版されたピックアップバスケットボールのガイド本には、すでに『パスミスや守備のミスのあとに口にする、謝罪の言葉』としてMy bad.の説明が載っています。NBA選手のマヌート・ボルが試合中によく使い、広めた人物の1人として知られていますが、彼が最初に作ったという記録はなく、1985年の印刷物にもすでに例が見つかっています。
友達との待ち合わせ時間を聞き間違えて、相手を少し待たせてしまった経験はありませんか。
そんな小さな失敗には、長い謝罪の言葉より、My bad. の一言のほうが早く済みます。その場の空気を重くせずに、次の話に進められます。
なぜこの意味になるのか
1980年代のアメリカのバスケットボールのストリートコートで生まれたとされる表現で、1986年出版のガイド本にはすでに『パスミスやディフェンスの失敗を詫びる言葉』として定義が載っています。
使うときの注意・使い分け
友達同士のくだけた場面で使う表現です。ビジネスの謝罪や重大な失敗には使いません(その場合はI'm sorry.やI apologize.)。
例文で確かめる
You stepped on my foot!
足踏んだよ!
Oh, my bad.
あ、ごめん、私のミス。
I forgot to save the file before closing it — my bad.
ファイルを閉じる前に保存するのを忘れちゃった。私のミスだ。
発音・リズム
My badはひと息で『マイバッド』と短く発音し、badの部分を強く読みます。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①会話文の応答選択で、小さな失敗を軽く詫びる一言を選ばせる形②内容一致で、話し手が何に対して謝っているかを問う形③I'm sorry.との使い分けを問う形
- ここで外す
- My bad. を『私は悪い人間だ』という自己評価の発言だと誤読する誤りが定番です。badを『(性格が)悪い』という形容詞の意味だと思い込んでしまいます。
- 決め手
- badの直前にmyが付き、直後にミスの内容(パス・時間・道順など)が示されていれば、『私のミス』という軽い謝罪だと判断します。深刻な謝罪の場面ではI'm sorry.やI apologize.を使います。
- 誤答
- I'm a bad person./『私は悪い人間だ』という大げさな自己評価で、ちょっとした聞き間違いの場面に合わない
- 正答
- My bad./『あ、ごめん、私のミス』という、ちょっとした失敗を軽く認める正しい返事
読み方が変わる
Before
My bad. を見るたびに、badを『悪い性格』の意味だと思い込み、なぜ自分を責めているのか分からなかった
After
badが『失敗そのもの』を指す名詞だと分かれば、会話文の中の小さな謝罪をI'm sorry.と区別してすぐ読み取れる
こぼれ話
NBA選手のマヌート・ボルがこの表現を試合中によく使い、広めた人物の1人として知られています。ただし彼が最初に作った、という記録は無く、1985年にはすでに印刷物に例が見つかっています。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- Oops, sorry about that.My mistake.
My bad. を教室で使う(5分)
ねらい: My bad. を、badが名詞として使われる軽い謝罪表現だと理解し、I'm sorry.と使い分けられるようにする
- 板書に "My bad." と書き、「badって形容詞じゃないの?」と問いかける
- バスケのストリートコートで生まれたという由来を紹介し、なぜ短い言葉が必要だったのかをペアで考えさせる
- My bad.とI'm sorry.を黒板に並べ、『軽い失敗』か『深刻な謝罪』かで使い分けることを確認する
- ペアで、待ち合わせに少し遅れた場面を想定し、My bad.を使った短い会話を作らせる
出口チケット: 友達との待ち合わせに少し遅れた場面を想定し、My bad. を使った短い会話を書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
あなたは大学入試の英語講師です。My bad. を、badの品詞ごと私が説明できるようにしてください。条件:①badがここでは名詞として使われていることを、形容詞の用法と並べて示す②友達同士の会話でMy bad.が使われる場面(80語程度・日本語訳つき)を作る③My bad.とI'm sorry.のどちらが適切か判断させる問題を5問、各問1行の解説つきで作ってください。