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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 標準 A leopard can't change its spots.人の本質は変わらないということわざ

A leopard can't change its spots.

ア・レパード・キャント・チェンジ・イッツ・スポッツ

「人の本質はそう簡単には変わらない」

記憶フック:豹の斑点は生まれつき、消せない。人の性質もそう簡単には消せない。
起源 変えられなかった、肌の色と斑点

旧約聖書のエレミヤ書に、こんな問いかけがあります。『エチオピア人がその肌の色を、豹がその斑点を、変えることができるだろうか』。

預言者エレミヤは、悪い習慣にどっぷり染まった人々に向けて、この問いを投げかけました。肌の色や斑点が生まれつきのものであるように、染みついた性質もそう簡単には変わらない、という意味です。

記録に残る英語での初出は1546年。シェイクスピアの戯曲『リチャード二世』にも、同じ発想の言い回しが登場します。何百年ものあいだ、形を変えながら使われ続けてきた表現です。

いま 『次からは早起きする』と言った友人が、また寝坊した

部活の朝練に、いつも遅刻してくる友人がいます。『次からは早起きする』と何度も約束するのに、また同じ時間に走って現れる。

そんなとき、口には出さなくても、心の中でこう思うことがあります。A leopard can't change its spots. 悪気があるわけではなく、ただ、その人の癖がそう簡単には変わらないというだけの話です。

なぜこの意味になるのか

豹の斑点は、生まれたときからずっと同じ配置のままで、後から書き換えることができません。この『物理的に変えられない』という事実そのものが、人の性質にそのまま重ねられています。比喩として特別な飛躍がなく、誰の目にも分かりやすいため、何百年も使われ続けてきました。

使うときの注意・使い分け

相手を強く責めるときにも、諦めて受け入れるときにも使えます。ニュースや評論では、『変わったと言っているが、結局この人は変わっていない』と皮肉を込めて使われることも多い表現です。

例文で確かめる

He promised to stop procrastinating, but a leopard can't change its spots.

先延ばしをやめると約束したけれど、人はそう簡単には変わらないものです。

Some critics argue that no matter how much the company rebrands itself, a leopard can't change its spots.

会社がどれだけイメージを変えても、本質は変わらないと主張する評論家もいます。

発音・リズム

leopard は『レパード』、真ん中の o は発音しません。spots の s は前の t とつながって『スポッツ』と鋭く聞こえます。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①長文中の下線部について、内容を最もよく言い換えた選択肢を選ばせる形。②会話文で、誰かの行動パターンについて話している場面の空所補充。③似た形の A tiger can't change its stripes.(虎はその縞模様を変えられない)と混同させる形。
ここで外す
文字どおり『動物園の豹の模様の話』だと取り違える誤りが定番です。文脈に、ある人物が同じ失敗や同じ性格を繰り返しているという話があれば、これは比喩です。また、意味は同じでも表現が違う A tiger can't change its stripes. を『別の格言だ』と思い込み、選択肢で迷うことも起こります。
決め手
直前・直後に、ある人物の性格や行動が『何度言っても変わらない』という内容があるかどうかを見ます。あれば、これは人の本質についてのことわざです。

Even after being caught lying twice, he still tries to talk his way out of trouble. I guess a leopard can't change its spots.

誤答
豹は生まれつき臆病な動物だ、という意味です
正答
人は生まれ持った性質をそう簡単には変えられない、という意味です

読み方が変わる

Before

『変わらない人だな』と感じても、それを英語でどう言えばいいのか分からず、He never changes. としか言えなかった

After

動物の性質を借りたことわざで、もう少し柔らかく、かつ印象に残る形で言えるようになる。長文で似た形の表現に出会っても、比喩だと見抜いて読み進められる

こぼれ話

同じ意味で A tiger can't change its stripes.(虎はその縞模様を変えられない)という言い方もあります。どちらも使われますが、聖書に由来し、より古くから記録が残っているのは豹のほうです。政治のニュースで、『あの政治家は変わったと言っているが』という文脈でもよく登場します。

似た表現・反対の表現

似た意味
A tiger can't change its stripes.Old habits die hard.
反対の意味
It's never too late to turn over a new leaf.
A leopard can't change its spots. を教室で使う(6分)

ねらい: 動物の変わらない特徴を借りて『人の本質』を語る、英語のことわざの作られ方を体感させる

  1. 「動物の特徴を1つ挙げてください」と聞き、黒板に3〜4個書き出します(しま模様、甲羅、長い首など)
  2. 「その特徴は、その動物から取り除けますか?」と聞き、『できない』という答えを引き出します
  3. A leopard can't change its spots. を板書し、「豹の斑点も、取り除けないものの1つです」と説明します
  4. 「日本語にも、生まれ持った性質が変わらないという意味のことわざがありますか?」と聞き、『三つ子の魂百まで』などを引き出します
  5. ペアで、身の回りで『変わらないなあ』と思う場面を1つ挙げ、A leopard can't change its spots. を使って一言添える練習をします

出口チケット: 『三つ子の魂百まで』を、A leopard can't change its spots. を使って英語で表現させる

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

A leopard can't change its spots. を使った例文を3つ作ってください。それぞれ、①友人関係、②仕事、③政治や社会のニュース、という異なる場面で書き、日本語訳も添えてください。

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