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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 標準 a blessing in disguisein disguiseの意味

a blessing in disguise

ア・ブレッシング・イン・ディスガイズ

「一見不運に見えるが、実は幸運だったこと(災い転じて福となる)」

記憶フック:恵みは、最初は不運という変装をして現れる。正体に気づくのは、あとになってから。
起源 姿を変えてやってきた、恵み

この表現は、1746年、イギリスの牧師ジェームズ・ハーヴェイが書いた賛美歌の中に、最初に登場したとされています。

ハーヴェイは、一見つらく思えることも、実は神からの恵みが姿を変えて届いたものだ、という考えを歌に込めました。blessing(恵み)が disguise(変装)をまとって届く、という発想です。

宗教的な意味合いは薄れましたが、いまも『不運に見えたことが、あとで幸運だったと分かる』場面で、そのまま使われ続けています。

いま 大会に出られなかった夏が、勉強にあてる時間になった

部活のけがで、楽しみにしていた大会に出られなかった夏があります。その時間を、苦手だった科目の勉強にあてたことで、結果として成績が上がった、ということもあります。

そんな経験を振り返るとき、a blessing in disguise という言葉がぴったりきます。あの時は不運にしか見えなかったことが、あとになって、実は良い方向へのきっかけだったと分かる場面です。

なぜこの意味になるのか

blessing(恩恵)と in disguise(変装した姿で)を組み合わせた形です。本当の姿(恩恵)が、最初は別の姿(不運)に隠されていて、あとになってようやく正体が分かる、という比喩の構造がそのまま表現になっています。

使うときの注意・使い分け

起きた直後よりも、時間が経って振り返るときに使うことが多い表現です。起きたばかりの不運な出来事に対して使うと、相手を励ますつもりでも、軽く受け止めているように聞こえることがあります。

例文で確かめる

Missing that train turned out to be a blessing in disguise; I met an old friend while waiting for the next one.

あの電車を逃したのは、実は幸運なことでした。次の電車を待っている間に、昔の友人に会えたのです。

The factory shutdown seemed like a disaster at first, but it was a blessing in disguise that led the company to modernize.

工場の閉鎖は最初は大打撃に見えましたが、実は会社が設備を近代化するきっかけになった、幸運な出来事でした。

発音・リズム

disguise の gui は『ガイ』と読み、u は発音しません。語末の se は濁って『ズ』になるので、全体では『ディスガイズ』です。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①長文の内容一致問題で、ある出来事についての筆者の評価を問う形。②下線部の言い換えとして、直訳ではなく意味を取れているかを問う選択肢。③turn out to be a blessing in disguise(〜だと判明する)の形で、後半の意味を問う形。
ここで外す
a blessing in disguise を『見せかけだけの幸運』『偽物の恵み』と正反対の意味に取ってしまう誤りが定番です。in disguise(変装した)という語に引っぱられて、『本物ではない』と読んでしまうことが原因です。
決め手
直前に、一見ネガティブな出来事が書かれ、そのあとに『実は良い結果につながった』という展開があるかを見ます。ネガティブ→実はポジティブ、という順番が合図です。

Losing that job turned out to be a blessing in disguise for her, since it pushed her to finally start her own business.

誤答
彼女にとって、それは見せかけだけの幸運だった、という意味です
正答
一見不運に見えたが、実際には良い結果につながった、という意味です

読み方が変わる

Before

つらい出来事が、あとで振り返ると良い方向へのきっかけだったと感じても、それを言い表す英語を持っていなかった

After

a blessing in disguise という1つの言葉で、その感覚をそのまま表せるようになる。長文で in disguise という語に出会っても、『偽物』ではなく『姿を変えた』と正しく読める

こぼれ話

turn out to be a blessing in disguise(結局〜だと判明する)という形で使われることが多い表現です。ニュースや自己啓発系の記事の見出しにも、よく使われます。

似た表現・反対の表現

似た意味
Every cloud has a silver lining.Things happen for a reason.
反対の意味
A wolf in sheep's clothing.
a blessing in disguise を教室で使う(7分)

ねらい: in disguise(変装した)という語のイメージを、blessing(恵み)と結びつけて理解させる

  1. 「仮装した友達を見て、最初は誰か分からなかった経験はありますか?」と聞きます
  2. 「その友達は、姿を変えていただけで、中身は変わっていませんね」と確認します
  3. a blessing in disguise を板書し、「恵みが、不運という姿に化けてやってくる、というイメージです」と説明します
  4. 「自分の経験で、最初は嫌だったのに、あとで良かったと思えたことはありますか?」と聞き、2〜3人に発表させます
  5. 発表してくれた内容を、It turned out to be a blessing in disguise. という1文にまとめて黒板に書きます

出口チケット: 自分の経験を1つ選び、It turned out to be a blessing in disguise because ~ の形で英語にして書かせる

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

a blessing in disguise を使った例文を3つ作ってください。それぞれ、①部活や習い事、②進路や受験、③人間関係、という異なる場面で書き、日本語訳も添えてください。

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