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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 標準 bury the hatchet下線部言い換え前置詞 with

bury the hatchet

ベリー・ザ・ハチェット

「争いをやめて、仲直りする」

記憶フック:bury the hatchet = 武器の手斧を埋める = 仲直りする。相手は with で。
起源 武器の斧を、地面に埋める

語句の由来を調べるサイト Phrase Finder によると、bury the hatchet は、アメリカ先住民の習わしから生まれた言い方です。部族の長たちは、和平を結ぶときに手斧を地面に埋めました。

Phrase Finder は、1680年に Samuel Sewall が残した記録を紹介しています。先住民の長たちと話がまとまると、2本の斧を地面に埋めた、という内容です。この儀式は、彼らにとってどんな和平の条文よりも重く、手斧は彼らの主な武器だった、とも書かれています。

Phrase Finder が見つけた中で、bury the hatchet という言い方そのものが出てくる最も古い例は、1747年の本 The History of the Five Indian Nations of Canada です。

いま 部活の仲間と、口をきかなくなって3日目

練習のやり方をめぐって、部活の仲間と言い合いになりました。それから3日、あいさつもしていません。

大会は来週です。このままでは、2人ともチームに迷惑をかけます。

言い合いはここで終わりにして、また一緒にやる。

この仲直りを、英語は bury the hatchet と言います。We buried the hatchet before the tournament. と言えます。

なぜこの意味になるのか

bury は「埋める」、hatchet は「手斧(片手で使う小さな斧)」です。つなぐと、「武器の手斧を土の中にしまう」という形になります。the hatchet と the が付き、ふつうは単数形で使います。

使うときの注意・使い分け

争いや仲たがいをやめて、相手とまた仲良くするときの言い方です。Merriam-Webster も「争いを収める」「和解する」と説明しています。

例文で確かめる

The two players buried the hatchet before the final game.

2人の選手は、決勝戦の前に仲直りしました。

It's time to bury the hatchet with your sister.

そろそろ、お姉さんと仲直りしたらどうですか。

発音・リズム

bury は「ベリー」と読みます。「バリー」ではありません。強く読むのは hat の部分で、ベリー・ザ・ハチェットとなります。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①下線部の言い換えで、The two brothers finally buried the hatchet. の下線部を、made peace / started a fight / dug a hole / hid their tools の4つから選ばせる形。②空所補充で、She buried the hatchet ( ) her old friend. に、with と to のどちらが入るかを選ばせる形。③和訳で、bury the hatchet を「斧を埋める」で終わらせず、仲直りの意味まで書けるかを見る形。
ここで外す
「手斧を埋めた」とだけ訳して、仲直りの意味を落とす答案が定番です。もう1つは、「〜と仲直りする」の「〜に」につられて、bury the hatchet to her と書く誤りです。
決め手
主語が人で、目的語が the hatchet なら、斧の話ではなく仲直りの話です。仲直りする相手は with で示します(bury the hatchet with 人)。

After a long argument, Ken finally buried the hatchet ( ) his brother.

長い言い争いのあと、ケンはやっと兄と仲直りした。

誤答
to/to では、仲直りする相手を表せません
正答
with/仲直りする相手は with で示します

読み方が変わる

Before

bury the hatchet を「斧を埋める」と読み、なぜ急に斧が出てくるのか分からず、そこで読むのが止まっていた

After

武器を地面に埋めて、もう使わないと決める絵として読める。主語が人なら仲直りの意味だと決められ、相手を with で続ける形も迷わなくなる

こぼれ話

Wiktionary の訳語の欄を見ると、フランス語には enterrer la hache de guerre、ドイツ語には das Kriegsbeil begraben という言い方があります。どちらも「戦いの斧を埋める」という、英語と同じ形です。

似た表現・反対の表現

似た意味
make peacemake up with
反対の意味
pick a fight
bury the hatchet を教室で使う(5分)

ねらい: bury the hatchet が、武器を埋めて争いを終える絵だと言え、with を使った形で文を作れるようにする

  1. 「けんかのあと、どうやって仲直りしましたか」と聞き、隣の人と1つずつ言わせます
  2. 手斧を地面に埋める絵を板書し、「武器を埋めるのは、もう戦わないという約束です」と伝えます
  3. 黒板に He buried the hatchet ( ) his friend. と書き、with と to のどちらが入るかを理由つきで言わせます
  4. ペアで、I want to bury the hatchet with ___. の空所に、架空の相手(例:my little brother)を入れて言い合わせます

出口チケット: 「私たちは試合の前に仲直りした」を、bury the hatchet を使って英語で書かせる

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

bury the hatchet を使った英語の短い文を4つ作ってください。条件は次のとおりです。①2つは過去形(buried)の文にする。②高校生の生活の場面(部活・家族・友だち)にする。③1つは、仲直りする相手を with で示す文にする。④それぞれに日本語訳を付ける。

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