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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
入試に出るイディオム 基礎 ことわざ内容一致要旨把握

A picture is worth a thousand words.

ア・ピクチャー・イズ・ワース・ア・サウザンド・ワーズ

「1枚の絵や写真は、言葉で長く説明するよりも多くのことを伝えられる、という意味のことわざ。「百聞は一見に如かず」に近い場面で使われます。」

記憶フック:『東洋のことわざ』と紹介されて広まったが、実際は1920年代のアメリカの広告業界で生まれた言葉。
起源 『東洋の哲学者の言葉』と紹介されて広まった、実はアメリカ生まれのことわざ

1921年、広告業界誌『プリンターズ・インク』に、フレデリック・R・バーナードが"One look is worth a thousand words."という一文を寄せ、これを『ある日本の哲学者の言葉』として紹介しました。1927年には同じ雑誌が形を変えて『中国のことわざ、一枚の絵は一万語に値する』として掲載します。実際にはそのような哲学者もことわざも見つかっておらず、バーナード自身が『東洋の言葉だとした方が説得力が出る』と考えて作った可能性が高いとされています。それでも『中国のことわざ』という説明は、その後何十年も辞典や記事に引用され続けました。

いま スライド1枚に文字を詰め込みすぎて、結局何も伝わらなかった日

発表の準備で、伝えたいことを全部書こうとしてスライドが文字だらけになった。友達に見せると『何が言いたいのか分からない』と言われる。代わりにグラフを1つだけ貼ったスライドに変えると、一目で数字の変化が伝わった。A picture is worth a thousand words.(絵は言葉より雄弁)とは、まさにこの瞬間のことだ。

なぜこの意味になるのか

1921年、アメリカの広告業界誌『プリンターズ・インク』に、フレデリック・R・バーナードが"One look is worth a thousand words."という一文を寄せ、これを『ある日本の哲学者の言葉』として紹介しました。1927年には同じ雑誌が形を変えて『中国のことわざ』として掲載します。実際にはそのような哲学者もことわざも見つかっておらず、バーナード自身が東洋の言葉だとした方が説得力が出ると考えて作った可能性が高いとされています。それでも『中国のことわざ』という説明は、その後何十年も辞典や記事に引用され続けました。

使うときの注意・使い分け

「絵のほうが美しい」という意味ではありません。複雑な情報や感情を、言葉で説明するよりも一瞬で伝えられるという、伝達の効率の高さを指します。

例文で確かめる

The chart didn't need any explanation. A picture is worth a thousand words.

そのグラフには説明は要らなかった。まさに、絵は言葉より雄弁だ。

Instead of describing the mess, she just sent a photo. A picture is worth a thousand words, after all.

彼女は散らかった部屋の様子を説明する代わりに、写真を1枚送った。結局のところ、絵は言葉より雄弁だから。

発音・リズム

wordsの語尾は/z/の音で終わります。日本語の『ワーズ』よりも、舌先を上の歯につけない濁った音を意識してください。worthのthも忘れずに、舌を軽く歯にはさんで発音します。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①長文の要旨把握で、視覚情報の効果を説明する一文の言い換えとして選ばせる形。②会話文で、写真や図を見せる場面の応答として空所に入れる形。③文字どおりの意味(絵に高い値段が付く)ではなく、比喩の意味を選ばせる形。
ここで外す
worth(〜の価値がある)とword(語)のつづりを混同し、a picture is worth a thousand wordsをa picture is word a thousand wordsのように書いてしまう誤りが定番です。
決め手
worthのあとに数量を表す語(a thousand words)が続いていれば『〜の価値がある』という意味のworthです。wordsの前にworthがあるかを必ず確認します。

Instead of writing three paragraphs, he simply showed a chart, because a picture is worth a thousand words.

誤答
彼は3段落分の文章を書く代わりに、単に高価な絵を見せた。なぜなら、その絵は千語分の値段がしたからだ。
正答
彼は3段落分の文章を書く代わりに、単にグラフを見せた。なぜなら、1枚の絵は千の言葉よりも多くを伝えるからだ。

読み方が変わる

Before

wordを見て、『言葉の代わりに絵を使う』という程度の意味だと思い、なぜthousandという数字が付くのか気にしていなかった

After

情報量の多さを誇張して表す言い方だと分かり、要旨把握の設問で『視覚情報の効果』を述べた一文だとすぐに見抜ける

こぼれ話

似た働きの言葉に"Seeing is believing."(百聞は一見に如かず)があります。あちらは『本当だと納得する』が主題なのに対し、A picture is worth a thousand words.は『伝わる情報量の多さ』が主題という違いがあります。

似た表現・反対の表現

似た意味
Seeing is believing.
A picture is worth a thousand words. を教室で使う(5分)

ねらい: 視覚情報の効果を説明する場面で、この表現を使わせる

  1. 先生「言葉で説明するより、写真や図を見せたほうが伝わった経験は?」と問いかける
  2. 文字だらけのスライドと、グラフ1つだけのスライドを見比べさせ、どちらが伝わるか確認する
  3. ペアで、自分のスマホの写真を1枚見せながら、A picture is worth a thousand words.を使って説明させる
  4. 出口チケットで、この表現を使った1文を書かせる

出口チケット: 『説明を書くより、写真を1枚見せたほうが早かった』という場面を、A picture is worth a thousand words.を使って英語で書きなさい。

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

以下の条件で、A picture is worth a thousand words.を使った会話文を作ってください。①言葉で説明するより、写真や図を見せたほうが伝わる場面にする。②中学・高校生が実際に使いそうな場面にする。③日本語訳も添える。

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