🔥 万バズ英語教育シリーズ
AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 3 / 365
教科書本文を”自分ごと”に変換!
AIパーソナライズド
リーディング授業📖
📅 2026年2月21日
⏱ 読了12分
🎯 対象:中学〜高校英語教師
SECTION 01
🎯 この授業案の概要
「教科書の本文、何回読んでも頭に入ってこない」「登場人物に全然興味が持てない」──生徒がリーディングで挫折する最大の原因は”自分と関係ない”と感じることです。
この授業では、教科書本文の内容・文法・語彙はそのままに、登場人物や場面設定を「生徒自身の日常」に置き換えた”パーソナライズド版”をAIに生成させるという活動を行います。同じ文法構造で「自分の話」になった瞬間、読解の集中力とリテンションが劇的に変わります。
🔥 この授業のキモ
「教科書を捨てる」のではなく「教科書の文法・語彙を”自分の文脈”で再体験する」。原文と自分版を比較することで、読解力と文法理解が同時に深まります。
対象学年
中1〜高3(どの教科書のどの単元でも対応可能)
教科・単元
英語・リーディング指導(本文理解・文法定着)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末(タブレット or PC)+教科書
学習指導要領
「知識及び技能」文構造の理解 /「思考力」概要・要点の把握
SECTION 02
🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に、教科書の本文をAIに読み込ませて「文法構造マップ」を出力させるプロンプトです。これがあると、生徒のパーソナライズ版を先生がチェックする際に「文法の骨格が保たれているか」を瞬時に判断できます。
教師用プロンプト①:文法構造マップ生成
📋 コピー
あなたは英語教育の専門家です。
以下の英文は中学/高校の教科書本文です。この本文を分析して「文法構造マップ」を作成してください。
【教科書本文】
(↓ここに教科書本文を貼り付け)
【出力形式】
各文について以下を表形式で出力してください:
- 文番号
- 原文
- 主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の構造
- 使われている文法事項(例:現在完了、関係代名詞、不定詞の副詞的用法など)
- その文法事項の重要度(★1〜3)
【追加指示】
- 最後に「この本文で押さえるべき文法 TOP3」をまとめて
- 各文法事項について、生徒がつまずきやすいポイントを1行で書いて
- 複文構造がある場合は主節・従属節を分けて示して
💡 プロのTips
教科書本文を手打ちするのが面倒な場合は、教科書のQRコードからデジタル版を開いてコピペするのが最速です。デジタル教科書対応校ならそのまま貼れます。著作権上、AI上での利用は授業目的の範囲内であれば「授業で使用する教師」が行う場合は問題ありません(著作権法第35条)。
SECTION 03
⏱ 50分授業の完全タイムライン
教科書本文を「読んで終わり」から「自分で作り変えて深く理解する」に変える50分間です。
0:00 – 8:00 ──── 導入+原文リーディング(8分)
🎬 「今日は教科書の話を”あなたの話”に変えます」
先生の声かけ例:「教科書○ページを開いて。今からこの本文を1回読みます。でも今日はただ読むだけじゃ終わりません。
この話の主人公を”あなた自身”に変えて、AIに書き換えてもらいます。」
● まず原文を全員で1回音読 or 黙読(3分)
● 先生が要点を簡単に解説:場面設定、主要文法、キーワード(5分)
● 「この話、正直ちょっと遠い話だよね?これを自分の話にしたらどうなるか想像してみて」
8:00 – 13:00 ──── パーソナル情報シートの記入(5分)
📝 「自分ごと」に変換するための素材集め
生徒がプロンプトに入力する
「自分情報」を紙に書き出す時間。
書く内容(例):
● 自分の名前(ニックネームOK)
● 好きなこと・部活・趣味
● 最近あった出来事
● 将来の夢 or 行きたい場所
⚠️ 「個人情報は名前とニックネームだけ。住所や電話番号は絶対に入力しないこと!」と必ず注意。
13:00 – 25:00 ──── AI変換タイム(12分)
🤖 プロンプト入力 → パーソナライズド版が生成される
ここが授業の
メインパート。生徒がプロンプトをコピペし、教科書本文+自分の情報を入力。
AIが「あなたが主人公の英文」を出力した瞬間、教室の空気が変わります。
「え、俺の名前入ってる!」「サッカー部の話になってる!」──この驚きが読む動機になる。
先生は机間巡視で出力をチェック。文法構造が原文と一致しているか確認。
25:00 – 38:00 ──── 比較リーディング(13分)
🔍 原文と自分版を並べて「文法探し」
ここが
学びが深まる瞬間。
● 教科書の原文と自分版を左右に並べてノートに書く(もしくは画面で比較)
● 「同じ文法が使われている部分」にマーカーで色を付ける
● ワークシートの質問に答える:
─「原文の第3文とあなたの版の第3文、同じ文法は何?」
─「意味は変わったのに文の骨組みは同じ。なぜ?」
─「自分版を読んだとき、原文より理解しやすかった文はどれ?」
● ペアで互いのパーソナライズド版を読み合う時間を3分設ける
● 「友達の版を読むと、同じ文法でこんなに違う話になるんだ!」と気づかせる
38:00 – 50:00 ──── 振り返り+まとめ(12分)
🎤 文法の気づきを共有+ミニテスト
● ミニ確認テスト(5分):原文から出題する文法問題5問をAIで事前に用意
● 振り返りシートに記入(3分)
● 2〜3人が「自分版で発見した文法の面白さ」を発表(4分)
振り返りの問い:
①「原文と自分版を比べて、一番面白かった発見は?」
②「自分の話になると読みやすかった?読みにくかった?それはなぜ?」
③「もし自分で英文を書くなら、今日学んだ文法をどう使う?」
SECTION 04
🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
これが本記事の目玉です。教科書本文を「自分の物語」に変換する魔法のプロンプト。Google Classroomやロイロノートで配信してください。
生徒用プロンプト:パーソナライズド・リーディング
📋 コピー
あなたは英語の教材作りの天才です。
以下の英語の教科書本文を、「私の話」に書き換えてください。
【教科書の原文】
(↓ここに教科書の英文を貼り付けてね)
【私の情報】
- 名前(ニックネーム):
- 好きなこと・部活:
- 最近あった出来事:
- 将来の夢 or 行きたい場所:
【書き換えルール ── 超重要!】
1. 文法構造は原文と完全に同じにすること!
(例:原文が現在完了なら書き換え後も現在完了)
2. 原文と同じ数の文にすること(文の数を増やしたり減らしたりしない)
3. 登場人物を「私」や「私の友達」に変える
4. 場面設定を「私の日常」に変える
5. できるだけ原文と同じ単語数にする(±5語まで)
【出力形式】
以下の形で出してね:
📖 原文(1文ずつ)
→ ✨ あなた版(対応する1文)
→ 🔧 この文の文法ポイント
これを全文分やってね。
最後に:
📝 文法まとめ(この本文で使われている重要文法を3つ)
🧠 理解度チェッククイズ(あなた版の内容に基づく質問を5問)
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「
教科書の英文をそのままコピペして、
自分の情報を4つ書くだけ!あとはAIが全部やってくれます。出てきた文を読んで、教科書と見比べてみよう。『同じ文法なのに全然違う話になる』のが面白いよ!」
※ 教科書本文の入力が長い場合は、先生がGoogle Classroomに本文テキストを貼っておき、生徒はそこからコピペするとスムーズ。
SECTION 05
📱 AIの出力実例(実際の画面イメージ)
架空の教科書本文「Tom has lived in Australia for three years. He has learned many things about nature.」を、サッカー部のユウタくんの情報で変換した場合の出力例です。
📝 AIの出力サンプル
📖 原文(第1文)
Tom has lived in Australia for three years.
✨ あなた版
Yuta has played soccer for five years.
(ユウタは5年間サッカーをしてきた。)
🔧 文法ポイント
現在完了(継続用法):have/has + 過去分詞 + for ~
「〜の間ずっと…している」を表す。
原文では「3年間住んでいる」→ あなた版では「5年間サッカーをしている」。
💡 for の後に「期間」が来るのがポイント!
──────────
📖 原文(第2文)
He has learned many things about nature.
✨ あなた版
He has learned many things about teamwork.
(彼はチームワークについてたくさんのことを学んできた。)
🔧 文法ポイント
現在完了(経験・完了のニュアンス):have/has + learned
「学んできた(そして今も知識がある)」という過去→現在のつながり。
原文では about nature → あなた版では about teamwork。
💡 前置詞 about は「〜について」。何を学んだかの対象が変わっただけ!
SECTION 06
👀 机間巡視・声かけのポイント
巡視チェックリスト
今回の授業では「文法構造が保たれているか」が最重要チェック項目です。
✅ 文法構造が原文と一致しているか(現在完了→現在完了になっているか等)
✅ 文の数が原文と同じか(AIが文を増減させていないか)
✅ 個人情報が適切か(住所・電話番号を入力していないか)
✅ 比較リーディングを実際にやっているか(画面だけ見て終わっていないか)
✅ ペアでの読み合いが機能しているか(一方的になっていないか)
声かけフレーズ集
🗣️「自分の名前が英文に入ってると、なんか読む気になるでしょ?」
🗣️「原文の第3文と見比べて。文法、同じになってる?」
🗣️「友達の版を読んでごらん。同じ文法で全然違う話になるのが面白いよね」
🗣️「ここの現在完了、原文ではfor three yearsだけど、あなたの版では何年になってる?」
🗣️「AIが文法を変えちゃってたら、それを見つけた君がすごい。先生に教えて!」
SECTION 07
📊 評価方法と振り返りシート
この授業は「文法構造の理解度」と「比較分析の深さ」を中心に評価します。
知識・技能
ミニ確認テスト5問の正答率(原文の文法事項から出題)
思考・判断
比較リーディングで「文法構造の共通点」を何個見つけられたか
主体的態度
振り返りシートの記述の深さ/ペア活動への参加度
【振り返りシート】AI×パーソナライズド・リーディング
名前:______ クラス:__ 出席番号:__
■ 今日の教科書本文(Lesson / Unit 名):______
■ 原文と自分版の比較で見つけた「同じ文法」を書こう
文法①:______(原文の文:___ / 自分版の文:___)
文法②:______(原文の文:___ / 自分版の文:___)
文法③:______(原文の文:___ / 自分版の文:___)
■ ミニテストの結果:__ / 5問
■ Q1. 原文と自分版を比べて、一番面白かった発見は?
→
■ Q2. 自分の話になると読みやすかった?読みにくかった?その理由は?
→
■ Q3. 友達のパーソナライズド版を読んで気づいたことは?
→
■ Q4. 今日学んだ文法を使って、自分で1文作ってみよう
→
■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
★★★★★ とても良かった
★★★★☆ 良かった
★★★☆☆ ふつう
★★☆☆☆ あまり良くなかった
★☆☆☆☆ 良くなかった
SECTION 08
⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:AIが文法構造を勝手に変えてしまう
対処:これは最頻出の問題。「原文は現在完了なのに自分版は過去形になってる」など。対処法は2つ。①プロンプトに「文法構造は絶対に変えないで」と念押しを追加。②むしろこれを学びに変える──「AIが変えちゃった部分を見つけて!それが正しい文法を見抜く訓練だよ」と伝える。
❌ 失敗2:生徒が個人情報を入力しすぎる
対処:授業冒頭で「入力していいのは、ニックネーム・趣味・部活・好きなことだけ」と明示。黒板にNGリスト(住所・電話番号・LINE ID・パスワード)を書いておく。情報リテラシー教育と組み合わせると一石二鳥。
❌ 失敗3:比較リーディングが「ただ眺めるだけ」になる
対処:「眺める」と「分析する」は全然違う。具体的なタスクを与えることが鍵。①マーカーで色を付ける(文法ごとに色を変える)②ノートに「原文の文 → 自分版の文 → 共通する文法名」を3セット書く ③ペアに「この文法知ってる?」と1つ教える──手を動かすタスクに落とし込むこと。
❌ 失敗4:教科書本文の入力に時間がかかりすぎる
対処:教科書本文は先生がGoogle Classroomに事前にテキストで貼っておくのがベスト。生徒はそこからコピペ→自分の情報だけ入力すればOK。デジタル教科書対応校なら本文データをそのまま使える。紙しかない場合は、先生がスマホで撮影→OCRアプリでテキスト化(3分でできる)。
BONUS
🎁 おまけ:発展プロンプト3選
パーソナライズド・リーディングを終えた生徒向けの追加チャレンジです。
さっきの教科書本文を、以下の時代設定で書き換えてください。
文法構造は完全に同じまま!
時代設定:[選んでね]
A)100年前の日本(大正時代)
B)100年後の未来(2126年の宇宙)
C)戦国時代の日本
書き換え後の英文と、原文との文法比較表を出してね。
以下は、ある生徒のパーソナライズド版の英文です。
この英文から「元の教科書本文はどんな内容だったか」を推理するクイズを5問作ってください。
【パーソナライズド版】
(ここに自分版の英文を貼り付け)
ヒント:文法構造は原文と完全に同じです。
答えは「答え」と入力したら表示してね。
さっき作った「自分版」の続きの物語を、同じ文法構造を使って3文だけ英語で書いてみました。添削してください。
【自分版の最後の文】
(ここに最後の文を貼り付け)
【自分で書いた続き3文】
1.
2.
3.
添削ルール:
- 同じ文法構造が正しく使えているかチェック
- 間違いがあれば「なぜ間違いか」を日本語でやさしく説明
- 良い点も必ず褒めて
- 修正版を提示して
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