「いたずら」と聞いて、あなたは可愛い寝顔への落書きを想像しましたか?
海の外、特にアメリカのティーンが繰り出す「Prank(いたずら)」は、我々の想像を遥かに超える、もはや災害か犯罪か分からないレベルに達しています。
今回は、海外のいたずらをレベル別に分類し、その背景にあるクレイジーな文化と、絶対に真似してはいけない理由を徹底解説します。この記事を読み終えた時、あなたは世界の”悪ふざけ”の深淵を覗き、日本の平和を噛みしめることになるでしょう…。
✅ この記事で分かること
- 【レベル別】海外のヤバすぎるいたずら全14選
- なぜ海外のいたずらはここまで過激化するのか?
- 笑いと犯罪の境界線はどこにあるのか?
【レベル1:初心者向け?】まだ笑える(かもしれない)古典的ないたずら
まずは肩慣らし。古典的で、まだ「かわいい」と思える(かもしれない)レベルから見ていきましょう。
1. ピンポンダッシュ (Ding-Dong Ditch)
日本でもおなじみのアレ。しかし海外では家主が銃を持って追いかけてくる可能性がゼロではないため、危険度は日本と段違いです。
2. プラスチックラップ・オン・トイレ (Plastic Wrap on the Toilet)
便座と便器の間にサランラップを隙間なく張り、便座を下ろしておく古典的なトラップ。次にトイレを使った人は…ご想像にお任せします。視覚的ダメージと、その後の掃除の手間が精神を削ります。
3. シュリンピング (Shrimping)
カーテンレールの中やベッドの裏など、見つけにくい場所に小さなエビ(シュリンプ)を隠す地味な嫌がらせ。数日後、部屋に充満する謎の異臭の原因を探す羽目になります。犯人を見つけ出すのが困難な、陰湿ないたずらです。
4. ペニー・イン・ドア (Pennying a door)
外開きのドアの下の隙間とドアノブの間に、大量の1セント硬貨(ペニー)を詰め込み、ドアを開かなくさせるいたずら。物理的に閉じ込められるため、やられた側はパニック必至です。
【レベル2:後片付けが地獄】友情にヒビが入る中級編
ここからレベルアップ。やられた側の労力と精神的ダメージが跳ね上がります。
5. トイレットペーパリング (TP’ing)
もはやアメリカの青春映画でおなじみの光景。ターゲットの家や庭をトイレットペーパーで埋め尽くす行為です。雨が降ると紙が溶けて悲惨な状態になり、後片付けはまさに地獄。
6. ヤーニング・フォーキング (Forking a Yard)
庭に大量のプラスチックフォークを突き刺す、シュールで悪質なアート。数百本、数千本のフォークを一本ずつ抜く作業は、心を無にしなければやっていられません。
7. エッギング (Egging)
家や車に生卵を投げつける行為。卵のタンパク質は乾燥すると車の塗装を侵食し、シミが取れなくなることも。器物損壊罪に問われる立派な犯罪行為です。
8. カー・ラッピング (Car Wrapping)
ターゲットの車を業務用レベルの巨大なサランラップでぐるぐる巻きにするいたずら。見た目のインパクトは絶大ですが、剥がす手間を想像しただけで目眩がします。
【レベル3:ガチで怒られる】友情崩壊&汚物テロ上級編
警告:このレベルから、笑いは消え失せます。人間関係の破壊、そして衛生観念の崩壊がテーマです。
9. ウェッジー (Wedgie)
相手のパンツを背後から引き上げる、肉体的苦痛を伴ういじめに近い行為。「アトミック・ウェッジー」と呼ばれる、頭までパンツを被せる荒業も存在します。
10. アッパー・デッカー (Upper Decker)
トイレのタンクの中に「ブツ」をするという、常軌を逸した汚物テロ。水を流すたびに便器内に悪夢が広がり、原因に気づくまで精神を蝕み続けます。発見した時の衝撃と絶望は計り知れません。
11. グリッター・ボム (Glitter Bomb)
「掃除の地獄」と名高いラメ(グリッター)を、手紙や小包に仕込んで相手に送りつけるいたずら。開封した瞬間、部屋中にラメが舞い散り、掃除機でも完全には取り切れない粒子が永遠にキラキラし続けます。元NASAのエンジニアであるYouTuberが、詐欺師にハイテクなグリッターボムを送りつける動画で有名になりました。
【レベル4:人生終了】一発逮捕の犯罪行為
もはや「いたずら」の範疇を完全に逸脱した、人の命や人生を奪いかねない危険な犯罪行為です。
12. 燃えるウンチ袋 (Flaming Bag of Poo)
紙袋に入れた犬のフンに火をつけ、玄関先に置く行為。住人が足で踏んで消そうとすることを狙ったものですが、火事や火傷のリスクが極めて高く、放火罪に問われる重大犯罪です。
13. カー・バッシング (Car Bashing)
バットやハンマーで人の車を物理的に破壊する行為。言うまでもなく、完全な器物損壊罪です。
14. スワッティング (Swatting)
最も危険で悪質な犯罪。「家に立てこもり犯がいる」などと虚偽の通報をし、警察の特殊部隊(SWAT)をターゲットの家に突入させる行為。過去には、このスワッティングが原因で、無関係の市民が警官に射殺されるという悲劇的な死亡事件も発生しています。これは人の命を奪うテロ行為に他なりません。
<まとめ>なぜ海外のいたずらはここまで過激なのか?
日本の感覚からすると信じがたいこれらの行為ですが、背景にはいくつかの文化的事情が考えられます。
広大な土地と家: 庭付きの一軒家が多く、いたずらの「舞台」にしやすい。
イベント文化: ハロウィンや卒業シーズンなど、非日常的なお祭りで羽目を外す土壌がある。
SNSの過激化競争: YouTubeやTikTokで「いいね」を稼ぐため、より刺激的で危険ないたずらにエスカレートしていく。
しかし、どんな理由があろうとも、他人を傷つけ、迷惑をかける行為が許されるはずがありません。「いたずら」と「犯罪」は紙一重です。
この記事で紹介したクレイジーな文化は、あくまで「知識」として楽しみ、日本の平和な日常に感謝しましょう。そして、絶対に、絶対に真似しないでください!