【生成AI活用英語教育】英語教師のための生成AI英語授業実践事例

【生成AI活用英語教育】AIでロールプレイ! 場面別・英会話シミュレーション 授業【英語教師のための生成AI英語授業実践事例 VOL.18】

🔥 万バズ英語教育シリーズ

AI × 英語授業 完全攻略 ── Day 18 / 365
AIで英文法の”なぜ?”を解決!
生徒の疑問にAIが答える
質問駆動型文法授業🧠
📅 2026年3月11日
⏱ 読了10分
🎯 対象:中学〜高校英語教師

Day 18
連載
50分
授業時間
¥0
追加コスト
★★☆
AI難易度

SECTION 01

🎯 この授業案の概要
「なんで三単現のsがいるの?」「現在完了と過去形って何が違うの?」──生徒のこんな素朴な疑問に、授業中に全部答えるのは物理的に不可能ですよね。
この授業では、生徒一人ひとりが「自分がモヤモヤしている文法の”なぜ?”」をAIに直接質問し、納得いくまで対話するという活動を行います。AIは「なぜそのルールがあるのか」を歴史的背景・日本語との比較・イメージ図解で説明してくれるので、丸暗記から脱却できます。
🔥 Day 6(AI Grammar Clinic)との違い
Day 6は「AIが弱点を診断→矯正ドリルを生成」する教師主導×演習型。Day 18は「生徒が自分の疑問をAIに質問→”なぜ?”を理解→自分の言葉で説明し直す」生徒主導×探究型。出口も違います──Day 6は「正答率」、Day 18は「自分の言葉で文法ルールを説明できるか」です。
対象学年
中1〜高3(どの文法項目でもOK)
教科・単元
英語・文法全般(既習文法の「なぜ?」深掘り)
使用AI
ChatGPT(無料版でOK)/ Claude / Gemini
必要環境
生徒1人1台端末(タブレット or PC)
準備時間
教師側:約10分 / 生徒側:0分
学習指導要領
「知識及び技能」文法の理解 /「思考力」論理的説明力

SECTION 02

🛠 事前準備:教師用プロンプト
授業前に先生がやることは2つだけ。①「文法の”なぜ?”カード」を用意すること(付箋やGoogle Formsでも代用可)。②以下のプロンプトで、生徒がよく疑問に思う文法項目のリストをAIに出させておくこと。これが授業のウォーミングアップに使えます。
教師用プロンプト①:文法の”なぜ?”リスト生成

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あなたは中学・高校英語のベテラン教師です。

生徒がよく「なんで?」と疑問に思う英文法のポイントを一覧にしてください。

【条件】
- 対象:[中1 / 中2 / 中3 / 高1 / 高2 / 高3](←選択)
- 数:15個
- 出力形式:番号付きリスト

【各項目の書き方】
- 「なぜ〜なの?」という生徒目線の疑問文で書くこと
- 難易度を ★1(基礎)/ ★2(標準)/ ★3(発展)で分類
- カテゴリ(時制・助動詞・受動態・関係詞・仮定法など)を表示

【出力例】
1. ★1【三単現】なぜ he/she のときだけ動詞に s がつくの?
2. ★2【現在完了】have + 過去分詞ってなんで「完了」の意味になるの?
...
💡 プロのTips
このリストを授業冒頭で電子黒板に映すと「あ、これ私も気になってた!」と一気に興味が湧きます。リストから選んでもいいし、自分だけのオリジナル疑問を書いてもOKにすると、主体性がさらにUPします。

SECTION 03

⏱ 50分授業の完全タイムライン
このタイムラインはそのまま授業に使えます。ポイントは「質問→AI対話→自分の言葉で再説明」の3ステップです。

0:00 – 5:00 ──── 導入(5分)
🎬 「英文法の”なぜ?”を解決する日!」

先生の声かけ例:「今日は教科書を閉じてください。みなさんが英文法を勉強していて『なんでこうなるの?』とモヤモヤしていること、ありますよね。今日はそれをAIにぶつけて、スッキリさせます!」

● 電子黒板に「文法の”なぜ?”リスト」(教師用プロンプトで事前生成)を表示
● 「自分も気になるものはある?」と問いかける
● 今日のゴール:「1つの文法の”なぜ?”について、友達に説明できるようになる」

5:00 – 10:00 ──── 疑問の選定(5分)
📝 自分の「文法の”なぜ?”」を1つ決める
リストから選んでもOK、自分で考えてもOK。
「なぜ?カード」(付箋 or Formsの回答欄)に、「なぜ〜なの?」の形で書く。⚠️ ポイント:「正解がすぐわかるような質問」ではなく、「理由やしくみが気になる質問」を選ぼうと声かけ。例:✗「現在完了の形は?」→ ◯「なぜ have + 過去分詞で”経験”の意味になるの?」
10:00 – 25:00 ──── AI対話タイム(15分)
🤖 AIに「なぜ?」をぶつけて対話する

ここが授業のメインパート。生徒がプロンプトに自分の疑問を入力し、AIと対話する。

重要なのは1回の質問で終わらせないこと。AIの回答を読んで「まだわからない部分」を追加質問させる。「もっと簡単に説明して」「日本語で例えると?」「なんで英語だけそうなの?」など、最低3往復を目標にする。

25:00 – 38:00 ──── 「自分の言葉で」まとめ(13分)
✍️ AIの説明を自分の言葉で書き直す

ノートに「AIの説明を見ないで」、以下の3点を手書きでまとめる。

① 自分が疑問に思ったこと(1文)
② AIに教えてもらった「なぜ?」の答え(3〜5文)
③ 友達に教えるとしたらどう説明する?(2〜3文)

これが最大の学びポイント。「AIの説明をコピーする」のではなく「自分の頭で再構築する」ことで、理解が深まる。

38:00 – 50:00 ──── ペア説明+全体共有(12分)
🎤 「ミニ先生タイム」で友達に説明

ペアになって、自分が調べた文法の”なぜ?”を相手に口頭で説明する(各2分×2人=4分)。

聞く側のルール:「なるほど!」か「もうちょっと詳しく!」のどちらかで反応すること。

残り8分で全体共有。「特に面白かった”なぜ?”がある人は?」と挙手を求め、2〜3人が発表。先生が補足・修正を加えて締める。

SECTION 04

🎯 生徒用プロンプト(コピペ用)
これが本記事の目玉です。生徒にそのまま使わせるプロンプト。Google Classroomやロイロノートで配信してください。
生徒用プロンプト:文法の”なぜ?”探究

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あなたは英文法を「なぜそうなるのか」から教えてくれる超わかりやすい先生です。
中高生の私が理解できるように、やさしく・面白く説明してください。

【私の疑問】
(↓ここに自分の「なぜ?」を書いてね)
なぜ ____________ なの?

【説明のルール】
以下の4つの視点から説明してください:

① 🏛 歴史・語源の視点
  (英語の歴史的にどうしてこのルールが生まれたか)

② 🇯🇵 日本語との比較
  (日本語と比べるとどう違う?なぜ違う?)

③ 🎨 イメージ・図解
  (頭の中で絵を描いて理解する方法。テキストで図解して)

④ 💡 「つまりこういうこと!」まとめ
  (中学生でもわかる一言まとめ)

【出力ルール】
- 日本語で説明してね
- 絵文字を使って見やすくして
- 専門用語を使ったら必ず()でかみくだいた説明をつけて
- 最後に「理解度チェック!」として穴埋め問題を3問つけて
- 「もっと詳しく!」と入力したら、さらに深い説明をして
⚡ 超重要:生徒への声かけ
「AIが答えてくれたら、1回で終わりにしないで!『もっと簡単に言うと?』『例文もっとちょうだい』『日本語で例えるとどういうこと?』って、最低3回は追加で聞いてね。AIは聞けば聞くほど詳しく教えてくれるよ!」
追加質問テンプレート(生徒に配布用)

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【追加質問に使えるフレーズ集】
困ったらこれをコピペしてAIに聞いてみよう!

🔄「もっと簡単な言葉で説明して」
🔄「中学1年生でもわかるように言い直して」
🔄「日本語だとどういう感覚?」
🔄「なんで英語だけこのルールがあるの?他の言語は?」
🔄「この文法を使った面白い例文を5つ作って」
🔄「この文法を間違えると、ネイティブにはどう聞こえるの?」
🔄「この文法ルールに例外はある?」
🔄「テストでよく出るひっかけ問題を3つ作って」

SECTION 05

📱 AIの出力実例(実際の画面イメージ)
実際に「なぜ現在完了形は have + 過去分詞なの?」と質問した場合の出力例です。
📝 AIの出力サンプル(一部抜粋)

❓ なぜ現在完了形は have + 過去分詞なの?

① 🏛 歴史・語源の視点
昔の英語(古英語)では、haveは「持っている」という意味だけでした。
“I have a letter written”(書かれた手紙を持っている)
→ だんだん「書いた状態を今持っている」→「書いたことがある」に変化!
つまり「過去にやったことを今、手の中に持っている」イメージなんです。

② 🇯🇵 日本語との比較
日本語:「富士山に登ったことがある
英語:I have climbed Mt. Fuji.
日本語は「ことがある」で”経験”を表すけど、
英語は have(持っている)で「その経験を今も持っている」と表現する。
発想は似てるけど、表し方が違うんだね!

③ 🎨 イメージ図解
過去 ─────────── 今
[climbed]──have──→🧑(今の自分)
過去分詞  持ってる ここにいる
→ 過去の出来事を「今の自分が持っている」のが現在完了!

④ 💡 つまりこういうこと!
「have = 持っている」+「過去分詞 = やったこと」
=「やったことを今持っている」💡
だから「今に関係がある過去の話」に使うんだね!

📝 理解度チェック!
1. I ( ) already ( ) lunch.(もうお昼を食べちゃった)
2. She ( ) never ( ) to Hokkaido.(彼女は北海道に行ったことがない)
3. 「過去形」と「現在完了形」の違いを一言で言うと?

SECTION 06

👀 机間巡視・声かけのポイント
巡視チェックリスト
先生が授業中に確認すべき5つのポイントです。
「なぜ?」が具体的に書けているか(「文法がわからない」だけでは×)
AIと3往復以上対話しているか(1回で終わっていないか)
AIの説明に誤りや不正確な部分がないか(特に歴史的説明に注意)
ノートに「自分の言葉で」書いているか(AIの文章をそのまま写していないか)
疑問が浅すぎないか(「なぜ a がつくの?」→OK、「a って何?」→もう少し深く)
声かけフレーズ集
🗣️「いい質問!それ、先生も昔疑問だったよ」
🗣️「AIの答え、本当に合ってる?もう一回確認してみて」
🗣️「その”なぜ?”、友達に説明するとしたらどう言う?」
🗣️「AIに『もっと簡単に!』って言ってみよう」
🗣️「1回目の答えより、3回目のほうがわかりやすくなってない?」

SECTION 07

📊 評価方法と振り返りシート
この授業は「自分の言葉で説明できるか」を軸に評価します。正答率ではなく思考のプロセスと説明力を見るのがポイントです。
知識・技能
理解度チェック問題の正答率(AIが出力した3問)
思考・判断
「自分の言葉で説明」の内容が論理的か/AIの説明の誤りに気づけたか
主体的態度
AIとの対話回数(3往復以上か)/疑問の深さ・独自性
振り返りシート(配布用テンプレート)

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【振り返りシート】AI×文法の"なぜ?"探究授業

名前:______  クラス:__  出席番号:__

■ 今日の「なぜ?」を書こう
→ なぜ_______________なの?

■ AIに何回質問した?:__ 回

■ AIに教えてもらった答えを「自分の言葉で」まとめよう(3〜5文)
→ 

■ もし友達に教えるなら、どう説明する?(2〜3文)
→ 

■ Q1. AIの説明で「おお!そうだったのか!」と思ったことは?
→ 

■ Q2. AIの説明で「ちょっと違うかも?」「わかりにくいな」と思ったことは?
→ 

■ Q3. 次はどんな文法の"なぜ?"を調べたい?
→ 

■ 今日の授業の満足度(◯をつけよう)
  ★★★★★  とても良かった
  ★★★★☆  良かった
  ★★★☆☆  ふつう
  ★★☆☆☆  あまり良くなかった
  ★☆☆☆☆  良くなかった

SECTION 08

⚠️ よくある失敗と対処法
❌ 失敗1:生徒が「なぜ?」を思いつけない
対処:事前に教師用プロンプトで作った「文法の”なぜ?”リスト」を配布。そこから選べばOK。「自分で考えなきゃ」というプレッシャーを減らすことが大事。リストから選ぶだけでも十分な学びになります。
❌ 失敗2:AIの説明が難しすぎて生徒が固まる
対処:「追加質問テンプレート」を配布しておく。「もっと簡単に!」「中1でもわかるように!」と言い直すだけでAIの回答が劇的に変わることを体験させましょう。これ自体がAIリテラシーの学びです。
❌ 失敗3:AIが文法的に誤った説明をする
対処:特に語源や歴史的説明はAIが「もっともらしいが不正確な情報」を出すことがあります。先生は巡視中に歴史的説明の部分を重点チェック。「AIの説明、先生的にはちょっと違うかも?調べてみて」とフィードバックする。これも批判的思考力を育てる絶好の機会。
❌ 失敗4:「自分の言葉で書き直す」パートでAIをコピペする
対処:①書き直しパートでは端末を裏返させる(画面を見ない状態で書く)。②「友達に説明するとしたら?」の問いかけを使い、カジュアルな口語で書かせる。③ノートをペアで見せ合い「本当に自分の言葉で書いてる?」と相互チェック。


BONUS

🎁 おまけ:発展プロンプト3選
基本の活動が終わった生徒、もっとAIを使いこなしたい先生向けの追加プロンプトです。
発展① 文法ルール対決プロンプト

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以下の2つの文法ルールを「対決」形式で比較してください。

【対決カード】
チャンピオン:現在完了形(have + 過去分詞)
チャレンジャー:過去形(-ed / 不規則変化)

以下の5ラウンドで比較してね:
① 意味の違い(どんな場面で使う?)
② 時間のイメージ(過去のどこに注目してる?)
③ ネイティブの使い分けルール
④ 日本人が間違えやすいポイント
⑤ テストで出る!ひっかけ問題

最後に「結論:こう覚えれば間違えない!」を一言で。
発展② 文法マンガ台本プロンプト

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以下の文法ルールを、4コママンガの台本にしてください。

文法ルール:[ここに自分が調べた文法を入れる]

ルール:
- キャラクターは「英語マスター先輩」と「文法苦手くん」の2人
- 1コマ目:文法苦手くんが間違える
- 2コマ目:英語マスター先輩が「なぜ?」を説明
- 3コマ目:文法苦手くんが「なるほど!」と理解
- 4コマ目:オチ(面白い例文 or 豆知識で締め)
- セリフと場面の説明をつけて
発展③ 文法ルールを外国語と比較プロンプト

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以下の英文法ルールについて、日本語・中国語・韓国語・スペイン語の4言語と比較してください。

文法ルール:[ここに自分が調べた文法を入れる]

各言語について教えてほしいこと:
- その言語では同じ意味をどう表現する?
- 英語と似ている点・違う点は?
- 面白い発見や「へぇ〜」ポイント

最後に「言語って面白い!」と思えるまとめを一言で。

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