sure thingという言葉自体は1836年ごろから使われ始め、はじめは『失敗するはずのない、確実なこと』を指す名詞でした。19世紀の賭け事の言葉として、負けようのない賭けをこう呼んでいたのです。19世紀の終わりごろになると、この『確実さ』のイメージがそのまま相づちに転用され、『もちろん、間違いなく』という意味でSure thing.と単独で使われるようになりました。
後輩に『先輩、この動画の英語のところ、あとで教えてもらえますか?』と聞かれた。断る理由もなく、迷う時間もいらない頼みごとだったので、考える間もなくSure thing.と答えた。かしこまったI will help you.よりも、ずっと軽く、友達同士のようなやり取りになる。
なぜこの意味になるのか
1836年ごろのアメリカ英語で、sure thingは『絶対に負けない賭け』を指す名詞として使われ始めました。19世紀の終わりには、その『確実さ』のイメージから『もちろん』という相づちへ意味が広がったとされます。
使うときの注意・使い分け
Of course.より軽く、Sure.より少していねいな響きがあります。友人同士のくだけた場面によく合います。
例文で確かめる
"Can you help me carry these boxes?" "Sure thing."
「この箱、運ぶの手伝ってもらえる?」「もちろん。」
Sure thing, I'll email you the notes tonight.
了解、今夜ノートをメールするね。
発音・リズム
sureは『シュア』、thingのthは舌を上下の歯の間に軽く挟んで発音します。2語をつなげて一息で言うと自然に聞こえます。
入試での出方と、外し方
- こう問われる
- ①電話・対面の会話文で、頼まれごとへの即答として空所に入れる形。②Of course. / No problem. と同じ働きの表現として言い換えさせる形。
- ここで外す
- sureとthingを別々の単語として訳し、『確かなもの』という名詞のまま読んでしまう誤りが定番です。会話の応答としては、この2語で1つの決まり文句だと覚える必要があります。
- 決め手
- 直前が依頼・質問(Could you ~? / Can I ~?)で、直後に依頼された内容へすぐ移るなら、Sure thing.は『もちろん、いいよ』という即答の相づちだと判断します。
- 誤答
- Sure things.(複数形にしてしまい、決まり文句として通じなくなる)
- 正答
- Sure thing.(『もちろん』と即答する自然な相づち)
読み方が変わる
Before
Sure thing.を見ると、名詞のかたまりとして訳そうとして、会話の中でどう使われているか分からなかった
After
依頼のすぐあとに置かれていれば、2語まとめて『もちろん』という相づちだとその場で判断できる
こぼれ話
sure thingは名詞としても今も使われ、a sure thing(確実なこと)のように、賭けに限らず『間違いのない話』全般を指せます。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- of courseno problemyou got it
- 反対の意味
- I'd rather notno way
Sure thing. を教室で使う(5分)
ねらい: 頼まれごとに即答する場面でSure thing.を使わせる
- 先生「Of course.以外に、頼まれごとに答える言い方を知っている?」と問いかける
- 『Sure thing.はもともと賭け事の言葉で、そこから相づちになった』と伝え、板書する
- ペアで、頼みごとを1つ考えさせ、Sure thing.を使って即答する会話を演じさせる
- 出口チケットで、Sure thing.が元は何を指す言葉だったか答えさせる
出口チケット: 『友達にノートを貸してほしいと頼まれ、快く引き受ける』場面を、Sure thing.を使って英語で書きなさい。
AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。
以下の条件で、私が書いた英語の会話文を直してください。①Sure thing.を自然な相づちとして使う。②依頼のすぐあとに置かれているか確認する。③直した文とその理由を日本語で書く。 """(ここに自分の会話文を貼る)"""