ミスター原田の超絶英語コラム

今日のグーグルロゴ(Google Doodle)は「2026年旧正月」!歴史や由来は?60年に一度の「丙午(ひのえうま)」の年がやってきた!【ミスター原田の超絶英語コラム132-2】

今日のグーグルロゴ(Google Doodle)は「2026年旧正月(Lunar New Year)」!

本日2月17日は、旧暦の元日「旧正月」。英語では “Lunar New Year”、中国語では「春節」と呼ばれ、中国・韓国・ベトナムなどアジア各国で盛大に祝われる祝祭だ▼2026年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」=「火の馬(Fire Horse)」の年。前回は1966年、次回は2086年で、情熱と行動力を象徴する特別な年である▼旧正月の大晦日には家族が集まり「年夜飯」を囲む。餃子や魚などの縁起物が並び、子どもには「紅包」と呼ばれるお年玉が渡される。玄関に縁起の良い「春聯」を貼り、赤い提灯で街が彩られる▼本日のGoogle Doodleは扇形のデザインだ。中央にオレンジ色の背景で力強く駆ける白い馬、周囲にピンクの梅の花、赤いタッセル、餅菓子、菱形の春節飾りが配され、「GOOGLE」の文字は金色と赤の暖色で構成されている。和紙のような質感が温もりを感じさせる美しい仕上がりだ▼馬は中国文化で「馬到成功(馬が到着すれば成功する)」の故事に象徴される勝利のシンボル。火の要素が加わった「火の馬」は、60年に一度のダイナミックなエネルギーを持つとされる▼祝賀は15日間続き、3月3日の元宵節で幕を閉じる。旧正月は家族の絆を再確認し、新年への希望を抱く、アジアの人々にとってかけがえのない一日である。

2026年旧正月 Google Doodle

【英語訳】

Today’s Google Logo (Google Doodle) Celebrates the “2026 Lunar New Year”! Today, February 17th, marks the Lunar New Year — the first day of the traditional lunar calendar.

Known as “Lunar New Year” in English and “Spring Festival” in Chinese, it is a grand celebration observed across Asia, including China, South Korea, and Vietnam.

The year 2026 brings the “Fire Horse,” a once-in-60-years alignment in the Chinese zodiac. The last Fire Horse year was 1966, and the next won’t come until 2086 — making this a special year symbolizing passion and bold action.

On Lunar New Year’s Eve, families gather for a festive reunion dinner called “nian ye fan.” Auspicious dishes such as dumplings and fish fill the table, and children receive red envelopes called “hongbao” filled with money for good luck.Doorways are adorned with “chunlian” couplets, and streets are illuminated with red lanterns.

Today’s Google Doodle features a fan-shaped design with a powerful white horse galloping against an orange background at its center.

Surrounding it are pink plum blossoms, a red tassel, rice cakes, and a diamond-shaped Spring Festival decoration.

The word “GOOGLE” is rendered in warm golds and reds, with a washi paper-like texture that evokes warmth and tradition.

The horse is a symbol of victory in Chinese culture, embodied in the proverb “mǎ dào chéng gōng” — meaning success follows the horse’s arrival.

Combined with the Fire element, the Fire Horse carries a uniquely dynamic energy that appears only once every 60 years. Celebrations continue for 15 days, culminating in the Lantern Festival on March 3rd.

The Lunar New Year is far more than a calendar milestone — it is an irreplaceable day for people across Asia to reaffirm family bonds and embrace hopes for the year ahead.

旧正月(Lunar New Year)豆知識

🌙 旧正月とは?

旧正月は、旧暦(太陰太陽暦)に基づくお正月のこと。太陰暦元日、または元日からの数日間を指す。現代では太陽暦(グレゴリオ暦)を使う国がほとんどだが、中国をはじめとする中華圏やアジア各国では今も旧暦の正月を最も重要な祝日として盛大に祝っている。旧正月の日付は毎年変わり、1月21日から2月20日の間の新月の日にあたる。2026年は2月17日が旧暦の元日だ。起源は紀元前1600年頃にまで遡り、豊作を祈り祖先を祀る行事として始まった。

英語では “Lunar New Year” が最も広く使われる呼称だが、中国に限定する場合は “Chinese New Year” とも言う。中国語では「春節(Spring Festival)」、韓国語では「ソルラル(Seollal)」、ベトナム語では「テト(Tết)」と呼ばれる。

🐴 2026年は「丙午(ひのえうま)」= Fire Horse の年!

中国の干支は、12の動物(十二支)と5つの元素(五行:木・火・土・金・水)を組み合わせた60年周期で構成されている。2026年は天干「丙(bing / Fire)」と地支「午(wu / Horse)」が重なる「丙午」の年だ。この組み合わせは60年に一度しか巡ってこない。前回は1966年、次回は2086年である。

火の馬は、情熱・独立心・大胆な行動力を象徴し、その年は急速な変化やブレークスルーが起こりやすいとされる。Googleも “its dynamic and independent spirit—bringing a year filled with passion, drive, and the momentum to chase your dreams” と紹介している。

馬にまつわる中国の故事成語

  • 馬到成功(mǎ dào chéng gōng):馬が到着すれば成功する=物事が順調に進むこと
  • 老馬識途(lǎo mǎ shí tú):老いた馬は道を知っている=経験と知恵の大切さ
  • 千里馬(qiān lǐ mǎ):千里を走る馬=卓越した才能を持つ人物
  • 龍馬精神(lóng mǎ jīng shén):龍と馬の精神=旺盛な活力と不屈の精神

🌏 世界での呼び名と祝い方

旧正月はアジア各地で祝われる国際的な祝祭だ。国ごとに呼び名も祝い方も異なる。

  • 🇨🇳 中国:「春節(チュンジエ / Spring Festival)」と呼ばれ、赤い提灯や爆竹、獅子舞で盛大に祝う。大晦日の「年夜飯(団欒の食事)」が最も重要。2026年は2月15日〜23日の9連休。
  • 🇰🇷 韓国:「ソルラル(Seollal)」と呼ばれ、先祖への祭祀(チャレ)を行い、トッククク(餅入りスープ)を食べる。子どもたちは年長者にセベ(新年の挨拶)をしてお年玉をもらう。旧暦1月1日前後の3日間が連休。
  • 🇻🇳 ベトナム:「テト(Tết)」と呼ばれ、梅や桃の花を飾って祝う。バインチュン(もち米のちまき)が定番料理。街は金色と赤色で華やかに彩られる。2026年は9連休。
  • 🇸🇬 シンガポール:「チャイニーズ・ニューイヤー」として祝われ、チンゲイ・パレードが有名。ドラゴンダンスやライオンダンスが街を練り歩く。
  • 🇲🇾 マレーシア:街中が赤一色に染まり、赤い提灯が飾られる。赤い服を着て新年を祝う人々であふれかえる。
  • 🇯🇵 日本:明治時代の改暦以降、新暦のお正月が主流となったが、横浜中華街・神戸南京町・長崎新地中華街など「日本三大中華街」では旧正月を盛大に祝うイベントが開催される。沖縄でも旧正月の風習が残っている。

🧧 旧正月の伝統と習慣

  • 大掃除(年末掃除):新年前に家中を徹底的に掃除し、古い年の厄を払い清める。ただし、元日以降は数日間掃除をしないのがルール。新年に入ったばかりの良い運気を掃き出してしまわないようにするためだ。
  • 春聯(しゅんれん):玄関の両側に赤い紙に書かれた縁起の良い対句を貼る。「万事如意(すべてうまくいきますように)」「恭喜発財(お金持ちになれますように)」などが定番。
  • 紅包 / 圧歳銭(お年玉):赤い封筒に入れたお金を年長者が子どもや未婚の若者に渡す。「圧歳(悪霊を鎮める)」の意味が込められている。現代ではデジタル紅包(スマホ送金)も普及している。
  • 爆竹・花火:大きな音で悪霊を追い払う伝統。伝説では「年(ニェン)」という怪物が赤い色と大きな音を嫌うとされ、これが由来となっている。
  • 赤い装飾:赤い提灯や飾りで街全体が彩られる。赤は中国文化において幸運と繁栄の象徴。
  • 元宵節(ランタン・フェスティバル):旧正月の15日目、新年最初の満月の夜に行われる祝祭。色鮮やかなランタンが飾られ、春節の祝いの締めくくりとなる。2026年は3月3日。

🥟 旧正月の縁起物グルメ

旧正月の食卓には、一つひとつに願いが込められた縁起物の料理が並ぶ。

  • 餃子(jiǎozi):北方中国の定番。形が古代の金元宝(お金)に似ていることから「富を招く」縁起物とされる。
  • 魚(yú):「余(余り)」と同音であることから「年年有余(毎年豊かさが続く)」を願って丸ごと一匹供される。
  • 年糕(ニエンガオ / 餅):「糕」が「高」と同音で、向上・成長を願う食べ物。
  • 春巻き(chūn juǎn):「春を巻く」ことから、新しい季節の到来を祝う料理。
  • 長寿麺(cháng shòu miàn):麺を切らずに食べることで長寿を願う。途中で噛み切らないのがルール。
  • トッククク(韓国):餅入りスープ。韓国ではこれを食べて一つ年を取ると考えられている。
  • バインチュン(ベトナム):もち米・豆・豚肉をバナナの葉で包んで茹でた伝統的なちまき。

🇯🇵 日本の「丙午(ひのえうま)」と驚くべき迷信

干支の「丙午」は中国由来の概念だが、実は丙午にまつわる迷信が社会現象を引き起こしたのは世界で日本だけだ。

江戸時代、浄瑠璃や草子で「八百屋お七」という娘が丙午の生まれと描かれたことから、「丙午の年に生まれた女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信が広まった。「丙」も「午」も五行思想では「火」に属することから、”火の性質が強すぎる年” というイメージが定着したとされている。

驚くべきことに、前回の丙午である1966年(昭和41年)、この迷信を怖れた夫婦が出産を避けたため、出生数は前年比で約25%も減少し、約136万人にまで落ち込んだ。前年は182万人、翌年は194万人と急増しており、計画的に出産時期をずらしたことが明らかだ。当時は東京オリンピックの2年後、いざなぎ景気の只中という近代社会であったにもかかわらず、これほど迷信が力を持ったことは世界的にも極めて異例である。

なお、2026年の丙午については、晩婚化・晩産化の進行、SNSによる正確な情報の普及、そして1966年生まれの女性に特段の不利益がないことが広く認知されていることから、出生数への影響は小さいと専門家は予測している。ちなみに、秋篠宮妃紀子さまは1966年(丙午)の生まれだが、ご婚約の際にこのことが問題視されることは一切なかった。

🔥 2026年 Google Doodle のデザインを読み解く

本日のGoogle Doodleは、扇形のフレームの中に旧正月の象徴的な要素を凝縮した美しいデザインだ。

  • 白い馬のシルエット:中央に力強く駆ける馬が描かれ、2026年の干支「午(うま)」と「火」の要素を象徴。オレンジ色の背景が情熱と活力を表現している。
  • 梅の花(ピンク):厳寒の中で最初に咲く梅は、忍耐と再生の象徴。新年の始まりにふさわしい花として配置されている。
  • 赤いタッセル飾り:中国の伝統的な装飾で、幸運と繁栄を招くとされる。
  • 白い餅(もち菓子):年糕を思わせる白い円形の食べ物は、成長と向上を願う縁起物。
  • 赤い菱形の飾り:「福」の文字を逆さに貼る中国の風習を連想させる春節飾り。「倒福(dào fú)」は「福が到来する」という意味を持つ。
  • 全体の質感:和紙やクラフト紙のような温もりのある質感で統一されており、手作りの温かさを感じさせるデザインとなっている。

📅 2026年 旧正月カレンダー

旧正月の祝賀は約2週間にわたって続く。主なイベントの日程は以下の通り。

  • 2月11日(水):祭竈節(かまどの神を祀る日)・餅菓子作り
  • 2月16日(月):大晦日(除夕)・年夜飯(団欒の食事)・爆竹
  • 2月17日(火):旧正月元日(春節)🎉
  • 2月18日〜23日:親族訪問・紅包配布・初詣
  • 3月3日(火):元宵節(ランタン・フェスティバル)🏮
【Mr.原田の英語コラム】このコーナーでは、高校英語教師の原田高志が大学受験英語や、英語学習に役立つ深堀りコラムを執筆&掲載していきます。英検1級や全国通訳案内士の資格に独学&一発合格したノウハウをふんだんに詰め込んで、皆さんに役立つ情報をご提供します。
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