SAITAMA UNIVERSITY ENGLISH STRATEGY
埼玉大学の英語を完全攻略
2027年入試の傾向予想と超絶対策法
― マーク式長文×自由英作文のハイブリッド入試を制する全技術 ―
埼玉大学の英語は、国公立の中でもかなり個性的です。長文はマーク式で私大入試そっくり、なのに最後には120〜150語という国公立屈指のボリュームの自由英作文が待ち構える。いわば「私大型リーディング×国公立型ライティング」のハイブリッド入試。しかも1,000語級の長文2本と長い英作文を90分で処理する時間設計は、見た目の標準レベル以上にタフです。この記事では、最新傾向の徹底分析から2027年入試の予想、長文とライティングの技術、AI演習プロンプトまで、埼大英語対策のすべてを一気に解説します。
CONTENTS
CHAPTER 01
まず全体像。埼大英語は「90分・大問3・文系共通問題」
最初に、埼玉大学の前期二次試験(英語)の基本データを押さえましょう。
| 項目 | 内容 |
| 試験時間 | 90分 |
| 大問構成 | 長文読解2題(各900〜1,250語級・マーク式中心)+自由英作文1題(120〜150語・記述式) |
| 対象学部 | 教養・経済・教育の共通問題(理学部・工学部は原則二次英語なし) |
| 問題の言語 | 設問・指示文まで英語で進行 |
| 語彙レベル | 標準〜GMARCH級。ターゲット1900水準をほぼ完成させたい |
注目すべきは配点の重さです。教養学部は二次試験が英語のみの300点。つまり二次は英語一本勝負。教育学部の英語専修などでは500点という超高配点で、経済学部でも選択科目として250点。埼大文系を狙うなら、英語の出来がそのまま合否になると言い切ってよい構造です。
そしてもう1つの特徴が、長文がマーク式中心であること。下線部の言い換え、同意表現、空所補充といった設問はGMARCHの入試とそっくりで、私大併願組には追い風です。ただし最後の自由英作文だけは完全な記述勝負。この「私大型と国公立型の二刀流」が埼大英語の正体です。
CHAPTER 02
最新傾向を超絶分析。埼大が受験生に求めている力とは
過去問を並べて見えてくる埼大英語の「クセ」を4つに整理します。
傾向① 語句の「言い換え」問題が異常に多い
埼大の長文設問の主役は、下線部の言い換え・同意表現選択・空所補充です。つまり問われているのは「同じ意味を別の英語で言えるか」というパラフレーズ力。単語帳の「英語→日本語」の一方通行では対応できず、類義語のネットワーク(例:crucial≒vital≒essential)を持っているかで差がつきます。
傾向② 長文は1,000語級×2本。テーマは社会科学・教養系
素材は社会・経済・環境・文化・教育・テクノロジーといった論説文が中心で、文学的な英文はほぼ出ません。段落ごとの主張と具体例の役割を整理しながら、筆者の立場と根拠を追う「構造読み」が求められます。分量はしっかりあるので、精読力と処理速度の両立が必須です。
傾向③ 自由英作文は120〜150語。国公立屈指の長さ
埼大の英作文は一文和訳ではなく、120〜150語のショートエッセイ。社会問題への賛否、人生観、自分の体験を交えて書くタイプなど、テーマは多彩です。この語数は、80語前後が主流の国公立の中ではかなり長い部類。「主張だけ書いて終わり」では語数が埋まらず、理由・具体例・展開まで設計する構成力が試されます。
傾向④ 過去に英作文テーマの「再出題」実績あり
ここは受験生の間でも話題になったポイントですが、埼大では過去に出た英作文と同系統のテーマが再び出題されたことがあります。つまり埼大は、過去問のテーマを総ざらいしておくことが、そのまま本番の的中につながり得る珍しい大学。英作文の過去テーマ演習は「形式慣れ」ではなく「実弾の仕込み」だと考えてください。
つまり埼大英語の本質はこうです。「標準レベルの英語を、言い換えで理解し、まとまった量の英語で発信できるか」。読みは私大型の情報処理、書きは国公立型の論述力。この2つを同じ90分で切り替えられる受験生を、埼大は待っています。
CHAPTER 03
2027年入試はこう出る。長文&英作文テーマ超絶予想
過去の出題傾向と入試業界全体の潮流から、2027年度入試を大胆予想します。あくまで予想であり的中を保証するものではありませんが、埼大は過去テーマの再登場実績がある大学。「出そうなテーマで書いておく」ことの価値が他大学より高いのです。
長文読解テーマ予想
| 予想テーマ | 注目度 | 予想の根拠 |
| AI・テクノロジーと労働・教育 | ★★★ | 社会科学系を好む埼大と全国的な出題増の合流点 |
| 経済格差・グローバル化と地域社会 | ★★★ | 経済学部を含む共通問題らしい社会制度系の定番 |
| 環境・持続可能性と消費行動 | ★★☆ | 埼大頻出の環境系。データ絡みの論説として出しやすい |
| 教育・学び方の変化 | ★★☆ | 教育学部を含む共通問題との親和性が高い |
| 異文化理解・言語と社会 | ★★☆ | 教養学部らしい文化系テーマの常連枠 |
自由英作文テーマ予想
埼大の英作文は「社会問題への賛否」「人生観・価値観」「自己体験」の3系統。2027年度に向けたネタ帳には、次のあたりを入れておきましょう。
◆ 学びや仕事における生成AIの利用に賛成か反対か
◆ 将来最も価値を持つスキルは何か(創造性・コミュニケーション力など)
◆ 大学で学ぶ意義とは何か
◆ 環境のために個人ができることは何か
◆ 失敗から学んだ経験について
◆ SNSは社会を良くしているか
なお、埼大英作文の徹底解剖は姉妹記事「埼玉大学英作文 完全攻略マニュアル」と「埼玉大学英作文 完全予想問題BEST20」で公開中。予想問題を実際に書き切りたい人はセットでどうぞ。
CHAPTER 04
長文の読み方。埼大型リーディング超絶テクニック
テク① 第1段落を「本文の予告編」として熟読する
埼大の論説文は、第1段落にテーマと筆者の立場が凝縮されていることが多く、ここの理解度がその後の読解速度を決めます。急がば回れで、第1段落だけは2割増しの集中力で読む。以降の段落は「第1段落で宣言された主張の、理由と具体例」という位置づけで読むと、1,000語が構造化されて頭に入ります。
テク② 言い換え問題は「品詞と文脈」の2段構え
下線部言い換え・同意表現問題の解法は決まっています。第1段階:下線部の品詞と文中での役割を確定(動詞なら主語と目的語との関係)。第2段階:下線部を知らない単語だと仮定して、文脈だけで意味を推測し、その推測に合う選択肢を選ぶ。知っている単語でも一度この手順を踏むと、多義語の罠(例:addressの「取り組む」)を回避できます。
テク③ 設問先読みは「疑問詞と固有名詞」だけ拾う
埼大は設問も英語なので、全文先読みは時間を食います。見るのは各設問の疑問詞(What/Why/How)と固有名詞・キーワードのみ。「この長文では原因と人物名が問われる」という照準だけ持って本文へ。マーク式だからこそ、選択肢の吟味は本文の該当箇所に戻ってから行うのが結局最速です。
テク④ 最終手段は「出典タイトル」を見よ
これぞ目から鱗の裏ワザ。埼大の長文は末尾に出典(引用元の本のタイトル)が記載されており、タイトルが本文の主旨をそのまま要約していることがあります。本文の主張を見失ったとき、主旨一致問題で2択に絞り切れないとき、最後のヒントとして出典に目をやる。ただしタイトルが抽象的な場合もあるので、あくまで非常手段としての活用です。
CHAPTER 05
自由英作文。120〜150語で満点を狙う設計図
80語エッセイの感覚で書き始めると、途中で語数が尽きて失速します。120〜150語には専用の設計図が必要です。
135語の黄金比は「1・2・2・1」
① 主張(約20語):I believe that … で立場を宣言し、理由が2つあると予告(for two reasons)
② 理由1+具体例(約45語):First, … For example, … 抽象論で終わらせず必ず具体まで落とす
③ 理由2+具体例(約45語):Second, … In fact, … 理由1とは別角度(個人/社会、短期/長期)から
④ 結論(約25語):Therefore, … 主張を言い換え、一歩先の展望や提案で締める
ポイントは②③の「具体例で語数を稼ぐ」発想です。語数が長い試験ほど、抽象論の水増しではなく具体例の厚みで埋める。体験談型のテーマなら「いつ・どこで・何が起きて・何を学んだか」の4点セットで、それだけで50語は自然に埋まります。
減点されない3つの鉄則
①スペルミスは最大の敵。マーク式中心の埼大で唯一の記述がこの英作文。単語を「書ける」レベルまで仕上げているかが露骨に出ます。普段からノートに書いて覚えること。②語数指定は死守。120〜150語なら125〜145語に収める意識で。③最後の3分で三単現・冠詞・時制を見直す。長い英作文ほど時制のブレが起きやすいので、全文を通しで読み直してから提出しましょう。
CHAPTER 06
AI活用。埼大対策プロンプト4選(コピペOK)
ここからが本記事の目玉です。ChatGPTやClaudeなどのAIに以下のプロンプトを貼り付けるだけで、埼大型の演習問題生成と英作文添削が無限にできるようになります。特に言い換え力の強化と120〜150語エッセイの添削サイクルこそAIの独壇場。右上のボタンでコピーして使ってください。
プロンプト① 埼大型長文問題ジェネレーター
言い換え・同意表現・空所補充を軸にした、埼大そっくりのマーク式長文を自動生成。設問も英語で再現します。
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【仕様】
・テーマ:「AIと労働の未来」(ここを自由に差し替え)
・本文:1,000語程度の論説文。標準〜やや高めの語彙(ターゲット1900レベル)。パラグラフは7〜9個。末尾に架空の出典タイトルをつける
・設問はすべて英語で書き、4択のマーク式にする
・設問1:下線部の語句の言い換え(同意表現選択)を3問。多義語や文脈で意味が決まる語を選ぶ
・設問2:空所補充を2問(文脈と論理マーカーから判断させる)
・設問3:段落の主旨や筆者の主張を問う内容把握問題を3問
・設問4:本文全体の主旨に最も近いものを選ぶ問題を1問
【出力形式】
まず問題のみを出力し、私が「解答」と入力したら、解答・日本語訳・設問の解説(特に言い換え問題は正解と不正解の選択肢のニュアンスの違い)を出力してください。
プロンプト② 自由英作文AI添削(埼大120〜150語仕様)
書いたエッセイを貼るだけで、構成・語数・文法を埼大の観点で添削。週2本の添削サイクルを無料で回せます。
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【採点観点】
①課題への適合(問われたことに正面から答えているか)
②構成(主張→理由2つ+具体例→結論の流れが明確か。具体例が抽象論で終わっていないか)
③語数(120〜150語に収まっているか。実際の語数も数えて示す)
④文法・語法(三単現・冠詞・時制・前置詞・スペルミスをすべて指摘)
⑤語彙と表現(不自然なコロケーションの指摘と、同じ意味のより自然な言い換え案)
【出力形式】
1. 10点満点の点数と一言講評
2. ミスの箇所を「原文→修正→理由」の形で列挙
3. 同じ主張・構成のまま自然にした模範リライト(120〜150語)
4. 具体例の膨らませ方についてのアドバイスを1つ
それでは、お題と私の英作文を貼ります。
お題:(ここに問題文を貼る)
英作文:(ここに自分の答案を貼る)
プロンプト③ 言い換え力(パラフレーズ)特訓ドリル
埼大最頻出の同意表現問題を鍛える語彙ネットワーク・トレーニング。スキマ時間に最適です。
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【条件】
・1問ごとに、短い英文(1〜2文)の中の1語に下線を引き、「文中での意味に最も近い語句」を4択で問う
・ターゲット1900レベルの語彙を中心に、多義語(address、appreciate、subjectなど)や文脈で意味が変わる語を優先的に出題する
・不正解の選択肢には「辞書的には正しいが文脈に合わない意味」を必ず1つ混ぜる
・私が解答したら「正解/解説(文中での役割と、各選択肢のニュアンスの違い)/その単語の類義語ネットワーク(3〜4語)」を示してから次へ進む
・10問終了後、私が間違えた単語の類題を3問追加出題する
プロンプト④ 英作文ネタ帳メーカー(3系統対応)
社会問題型・価値観型・体験談型の3系統すべてに対応したネタ帳を量産。再出題実績のある埼大では直接の実弾になります。
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【出力内容】
1. このテーマの背景知識を日本語で5行以内
2. 賛成の理由2つと反対の理由2つ(それぞれ英語1文+日本語訳)
3. 各理由を膨らませる具体例のアイデア(日本語で簡潔に)
4. このテーマで使えるキーワード英単語10個(日本語訳付き。スペルに注意が必要な語には印をつける)
5. 135語程度の模範解答を1本(「主張20語→理由1と具体例45語→理由2と具体例45語→結論25語」の構成で、高校生が本番で再現できる平易な英語で)
模範解答の後に、体験談型のテーマとして出題された場合の書き換え方針も2行で添えてください。
⚠️ AI活用の注意点:AIが生成した英文や模範解答にもまれに不自然な表現が混ざります。仕上げの時期には必ず本物の過去問(赤本)で答え合わせをし、AIは「演習量と添削回数を増やす道具」と割り切って使うのが正しい距離感です。
CHAPTER 07
90分の時間配分と合格ロードマップ
本番90分の推奨配分
| パート | 時間 | ポイント |
| 大問1(長文) | 28分 | 第1段落を厚めに読み、構造をつかんで一気に |
| 大問2(長文) | 28分 | 重い方の長文にこちらを充てる意識で |
| 大問3(自由英作文) | 28分 | 構成メモ6分→執筆18分→語数調整・通し読み4分 |
| 見直し | 6分 | マークずれ確認と、英作文の三単現・冠詞・時制・スペル |
重要なのは、英作文の28分を長文の残り時間にしないこと。教養学部なら二次300点の相当部分を占める英作文が、疲れ切った頭の残り15分で書かれるのは戦略の失敗です。英作文が得意な人は、開始直後に構成メモだけ先に作る「メモ先行方式」も有効。テーマを頭の片隅に置いたまま長文を解くと、使えるネタが本文中から見つかることさえあります。
学年別ロードマップ
高2まで:ターゲット1900級の単語帳を「書ける」レベルで仕上げ始め、基礎的な英文解釈を固める。高3の春〜夏:800〜1,000語のマーク式長文演習を週2〜3本。GMARCH級の過去問が良い併用素材になります。プロンプト③で言い換え力も並行強化。高3の秋:過去問演習を開始し、英作文はプロンプト②で週2本の添削サイクルへ。直前期:過去の英作文テーマを総ざらいして全テーマ書き切り、プロンプト④でネタ帳を完成させる。再出題実績のある埼大では、この最後の仕込みが本当に火を噴く可能性があります。
TODAY’S ENGLISH
今日の英語表現
言い換え力が命の埼大にちなんで、「別の言葉で言う」にまつわる英語表現を紹介します。
in other words(言い換えれば)
エッセイでも会話でも使える万能の言い換えマーカーです。
例:In other words, vocabulary is not just about memorizing meanings.(言い換えれば、語彙学習は意味の暗記だけではないのです)
put it another way(別の言い方をする)
例:Let me put it another way: reading and writing feed each other.(別の言い方をしましょう。読む力と書く力は互いを育て合うのです)
a rough equivalent of A(Aのおおよその同義語・相当語)
例:”Crucial” is a rough equivalent of “essential.”(crucialはessentialのおおよその同義語です)
CONCLUSION
埼大の英語は「二刀流」の試験。両方磨けば必ず届く
最後にまとめます。埼玉大学の英語は、90分・大問3題・文系学部共通。1,000語級のマーク式長文2本は言い換え問題が主役で、締めくくりは120〜150語の自由英作文という「私大型×国公立型」の二刀流。教養学部では二次が英語一本の300点、教育学部英語系では500点と、英語の配点は極めて重い。2027年入試も社会科学・教養系テーマの長文と、賛否・価値観・体験の3系統エッセイという路線が続くと予想され、過去テーマの再出題実績を考えれば、英作文の仕込みは他大学以上に報われます。
パラフレーズ力、第1段落の構造読み、135語の設計図、そしてAIを使い倒した添削サイクル。どれも今日から積み上げられる技術です。読みと書きの両輪を磨いて、埼大合格を取りに行きましょう。
※本記事は、埼玉大学の過去問(赤本)および公開されている入試情報をもとにした独自分析です。出題形式・配点・試験時間・対象学部は年度により変更される場合がありますので、必ず埼玉大学の最新の学生募集要項でご確認ください。2027年度入試のテーマ予想は本記事独自の見解であり、的中を保証するものではありません。
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