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The Wolf and the Kid

オオカミと子ヤギ
★★★☆☆2分290語朗読 Bob Neufeld原文そのまま一致率 98.0%

むれからはぐれた子ヤギが、オオカミに見つかってしまいます。たすからないと思った子ヤギは、ある知えをはたらかせて……。

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There was once a little Kid whose growing horns made him think he was a grown-up Billy Goat and able to take care of himself.むかし、1ぴきの小さな子ヤギがいました。つのがのびてきたので、もう大人のおすヤギになったつもりで、自分のことは自分でできると思っていました。 So one evening when the flock started home from the pasture and his mother called, the Kid paid no heed and kept right on nibbling the tender grass.そこで、ある夕方、ヤギのむれが野原から家へ帰りはじめ、お母さんによばれたときも、子ヤギは知らん顔で、やわらかい草をむしゃむしゃ食べつづけました。 A little later when he lifted his head, the flock was gone.しばらくして顔を上げると、むれはいなくなっていました。

He was all alone.ひとりぼっちです。 The sun was sinking.お日さまがしずんでいきます。 Long shadows came creeping over the ground.長いかげが、地面の上をじわじわとのびてきました。 A chilly little wind came creeping with them making scary noises in the grass.かげといっしょに、つめたい風もそっとやってきて、草の中でこわい音をたてました。 The Kid shivered as he thought of the terrible Wolf.おそろしいオオカミのことを思い出して、子ヤギはぶるぶるふるえました。 Then he started wildly over the field, bleating for his mother.そして、メエメエとお母さんをよびながら、野原をむちゅうで走りだしました。 But not half-way, near a clump of trees, there was the Wolf!ところが、まだ半分も行かないうちに、木のしげみのそばに、なんとオオカミがいたのです!

The Kid knew there was little hope for him.子ヤギは、もうたすからないだろうと思いました。

"Please, Mr. Wolf," he said trembling, "I know you are going to eat me.「オオカミさん、おねがいです」と子ヤギはふるえながら言いました。「ぼくを食べるつもりなのはわかっています。 But first please pipe me a tune, for I want to dance and be merry as long as I can."でもその前に、笛を1きょくふいてください。できるだけ長く、楽しくおどっていたいんです。」

The Wolf liked the idea of a little music before eating, so he struck up a merry tune and the Kid leaped and frisked gaily.オオカミは、食べる前にちょっと音楽を聞くのもいいなと思い、楽しい曲をふきはじめました。子ヤギはぴょんぴょんと元気にとびはねました。

Meanwhile, the flock was moving slowly homeward.そのころ、ヤギのむれは、ゆっくりと家へむかっていました。 In the still evening air the Wolf's piping carried far.しずかな夕方の空気の中を、オオカミの笛の音は遠くまでひびきました。 The Shepherd Dogs pricked up their ears.ひつじかいの犬たちが、耳をぴんと立てました。 They recognized the song the Wolf sings before a feast, and in a moment they were racing back to the pasture.それがオオカミがごちそうの前にうたう歌だとわかったので、犬たちはすぐさま野原へかけもどりました。 The Wolf's song ended suddenly, and as he ran, with the Dogs at his heels, he called himself a fool for turning piper to please a Kid, when he should have stuck to his butcher's trade.オオカミの歌はとつぜん止まりました。犬たちにおいかけられてにげながら、オオカミは「子ヤギをよろこばせるために笛ふきなんかになって、ばかだった。いつものえものとりにてっしていればよかったのに」と思いました。

Do not let anything turn you from your purpose.何があっても、自分のやるべきことからそれてはいけません。

The Wolf and the Kid の挿絵(Milo Winter)

THE WOLF AND THE KIDオオカミと子ヤギ

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おうちの方・大人の学習者へ
小さな子ヤギのとっさの知えが見どころ。夕ぐれがせまる場面の、こわさの出し方にも注目です。

出典台帳 — このページの「本物」の証明

英文
原文そのまま(1語も書きかえていません)。Project Gutenberg 電子書籍 #19994(Aesop、1919年の本)
挿絵
Milo Winter(同じ本の初版の挿絵。パブリックドメイン)
朗読
Bob Neufeld(LibriVox のボランティア。Aesop for Children「Fables 1-4: The Wolf and the Kid; The Tortoise and the Ducks; The Young Crab and His Mother; The Frogs and the Ox」)。録音はパブリックドメインで、元のファイルをそのまま使っています(音質を落とす加工なし)。
照合
朗読を音声認識(Whisper)で文字起こしし、原文と1語ずつ照らし合わせました。一致率 98.0%
文が光るタイミングはこの照合で決めています。
和訳
和訳はAIと人が作成。AIは3重チェック。人の目でも順次確認しています。英文には一切手を入れていません。