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The Fox and the Crow

キツネとカラス
★★★☆☆2分281語朗読 Jill Engle原文そのまま一致率 95.8%

チーズをくわえたカラスを見つけたキツネ。「なんて美しい! 歌も聞かせて」とほめちぎると、カラスはすっかりいい気分になって……。

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The Fox and the Crow の挿絵(Milo Winter)

One bright morning as the Fox was following his sharp nose through the wood in search of a bite to eat, he saw a Crow on the limb of a tree overhead.ある晴れた朝、キツネがするどい鼻をたよりに、食べ物をさがして森を歩いていると、頭の上の木のえだに、カラスがとまっているのが見えました。 This was by no means the first Crow the Fox had ever seen.カラスを見るのは、もちろんこれがはじめてではありません。 What caught his attention this time and made him stop for a second look, was that the lucky Crow held a bit of cheese in her beak.こんどキツネの目にとまって、思わず立ち止まって見なおしたのは、運のいいそのカラスが、チーズを一かけらくちばしにくわえていたからでした。

"No need to search any farther," thought sly Master Fox.「もうこれ以上さがさなくていいぞ」と、ずるいキツネは考えました。 "Here is a dainty bite for my breakfast."「ここに、朝ごはんにぴったりのおいしいものがあるじゃないか。」

Up he trotted to the foot of the tree in which the Crow was sitting, and looking up admiringly, he cried, "Good-morning, beautiful creature!"キツネはカラスがとまっている木の根もとまで、とことこかけていき、うっとりしたように見上げて言いました。「おはようございます、美しいお方!」

The Crow, her head cocked on one side, watched the Fox suspiciously.カラスは首をかしげて、うたがわしそうにキツネを見ていました。 But she kept her beak tightly closed on the cheese and did not return his greeting.でも、くちばしはチーズをしっかりくわえたままで、あいさつは返しませんでした。

"What a charming creature she is!" said the Fox.「なんてすてきなお方だろう!」とキツネは言いました。 "How her feathers shine!「羽がなんとつやつやしていることか! What a beautiful form and what splendid wings!なんてきれいなすがたで、なんてりっぱなつばさだろう! Such a wonderful Bird should have a very lovely voice, since everything else about her is so perfect.こんなにすばらしい鳥なら、声もきっととても美しいにちがいない。ほかのところは、どこもかしこもかんぺきなんだから。 Could she sing just one song, I know I should hail her Queen of Birds."一曲だけでも歌ってくれたら、ぼくはこの方を鳥の女王さまだとたたえるのになあ。」

Listening to these flattering words, the Crow forgot all her suspicion, and also her breakfast.このおせじを聞いているうちに、カラスはうたがう気持ちも、朝ごはんのことも、すっかりわすれてしまいました。 She wanted very much to be called Queen of Birds.カラスは、どうしても鳥の女王さまとよばれたかったのです。

So she opened her beak wide to utter her loudest caw, and down fell the cheese straight into the Fox's open mouth.そこでカラスは、くちばしを大きくあけて、ありったけの大声でカアと鳴きました。すると、チーズがまっすぐ下に落ちて、キツネのあけた口の中にすっぽり入りました。

"Thank you," said Master Fox sweetly, as he walked off.「ありがとう」とキツネはやさしい声で言いながら、行ってしまいました。 "Though it is cracked, you have a voice sure enough.「がらがら声だけど、たしかに声はおもちですね。 But where are your wits?"でも、知恵はどこにおいてきたんですか?」

The flatterer lives at the expense of those who will listen to him.おせじを言う者は、それを聞いて喜ぶ者のおかげでくらしているのです。

さいごまで よめたね!

「よめた!」をおすと、スタンプがもらえて おはなしの森 に木や動物がふえるよ。

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おうちの方・大人の学習者へ
ほめ言葉にのせられないで、という有名なお話。キツネのほめ言葉を、声に出して大げさに読むと盛り上がります。

出典台帳 — このページの「本物」の証明

英文
原文そのまま(1語も書きかえていません)。Project Gutenberg 電子書籍 #19994(Aesop、1919年の本)
挿絵
Milo Winter(同じ本の初版の挿絵。パブリックドメイン)
朗読
Jill Engle(LibriVox のボランティア。Aesop for Children「Fables 129-132: The Fox and the Crow; The Ass and His Shadow; The Miller, His Son, and the Ass; The Ant and the Dove」)。録音はパブリックドメインで、元のファイルをそのまま使っています(音質を落とす加工なし)。
照合
朗読を音声認識(Whisper)で文字起こしし、原文と1語ずつ照らし合わせました。一致率 95.8%
文が光るタイミングはこの照合で決めています。
和訳
和訳はAIと人が作成。AIは3重チェック。人の目でも順次確認しています。英文には一切手を入れていません。