アメリカの選挙が火曜日の理由は?日曜は教会、水曜は市場の日でした
日本の選挙はほとんど日曜日ですが、アメリカの選挙の日は平日の火曜日です。決まったのは1845年。日曜は教会へ行き、月曜に投票所まで移動し、水曜の市場の日より前に投票を済ませるため、と説明されています。
In Japan
日本の選挙は、ほとんどが日曜日です。国の選挙では、1969年の衆議院選挙が土曜日だったのを最後に、日曜日が慣例になりました。ただ、法律で曜日が決まっているのは一部の補欠選挙だけです(政治山|自治体の懐に優しい平日投票(2016年))。
In English
アメリカの選挙の日(Election Day)は、平日の火曜日です。連邦の法律で「11月の第1月曜日の次の火曜日」と決まっていて、2026年は11月3日です。平日なので、仕事があって投票に行けない人が多いと指摘されています(Wikipedia|Election Day (United States)))。
日曜は教会、月曜は移動、水曜は市場の日
全国で同じ日に選挙をすると決めたのは、1845年の議会です。大統領を選ぶ「選挙人」を選ぶ日を、全国でそろえました。背景には、電信(モールス信号)で情報がすぐ伝わるようになったことがありました。ある州の結果が、ほかの州の選挙に影響するのを防ぐためです(Wikipedia)。
では、なぜ火曜日なのか。Wikipedia には、こう説明されています。
- ① 日曜日は、教会へ行く日
- ② 月曜日は、投票所まで移動する日。投票所は、たいてい郡の中心の町にありました
- ③ 水曜日は、農家が市場で作物を売る日
だから、その間の火曜日です。11月なのは、収穫が終わり、冬の厳しい天気で移動しにくくなる前だったからとされます(Wikipedia)。
11月1日になる年を避けて「第1月曜日の次の火曜日」としたのにも、理由があります。11月1日はキリスト教の諸聖人の日(All Saints' Day)で、商店が前の月の帳簿をつける日でもあったからです(Wikipedia)。
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いまは「火曜日では投票しにくい」という声もあります
NPR(アメリカの公共ラジオ)は2012年、火曜日をやめようと訴える団体「Why Tuesday?」を取り上げました。事務局長のジェイコブ・ソボロフさんは、1845年には火曜日がいちばん都合のよい日だったと話しています。そのうえで、いまは平日の投票は便利ではないと訴えています(NPR|Should Elections Be Held On Weekends?)。
2009年には、選挙を11月の土曜日と日曜日に移す法案(Weekend Voting Act)も出されました。採決まではいきませんでした(NPR)。
いまは、ほとんどの州で、選挙の日より前に投票(early voting)できます。デラウェア、ハワイ、ニューヨークなど、選挙の日を祝日にしている州もあります(Wikipedia)。
日本にも、平日に投票する町があります。北海道の寿都町は、2005年から町長選挙と町議会議員選挙を火曜日に行っています。休日だと職員の休日勤務手当がかかり、平日なら人件費を低く抑えられるからです(政治山)。
この話で手に入る英語
In America, Election Day falls on a Tuesday.
和訳 アメリカでは、選挙の日は火曜日です。
fall on は「(日付や行事が)〜の曜日に当たる」です。My birthday falls on a Sunday this year.(今年の誕生日は日曜日です)のように使えます。
Why do Americans vote on a Tuesday?
I have to work on Tuesday, so I voted early.
- ① アメリカ人は、なぜ火曜日に投票するんですか?
- ② 火曜日は仕事なので、期日前に投票しました。
出典: Wikipedia|Election Day (United States) / NPR|Should Elections Be Held On Weekends?(2012年) / 政治山|自治体の懐に優しい平日投票(2016年)
1問だけ
アメリカの選挙が火曜日になった理由として、説明されている水曜日の予定は何ですか?
よくある質問
アメリカの選挙はなぜ火曜日なのですか?
1845年に全国の選挙の日をそろえたとき、日曜日は教会、月曜日は投票所への移動、水曜日は農家の市場の日だったため、その間の火曜日が選ばれたと説明されています。
日本の選挙が日曜日なのは、法律で決まっているからですか?
いいえ。法律で曜日が決まっているのは一部の補欠選挙だけです。国の選挙では、1969年を最後に日曜日が慣例になりました。