アメリカのチップの理由は、時給2.13ドルです
日本の会計はレシートの金額で終わりますが、アメリカのレストランでは会計後にさらに15〜20%のチップを払うのが当然とされています。その裏には、時給そのものの仕組みがあります。
In Japan
日本では、レストランや美容院で会計をすませたら、それで支払いは終わりです。レシートの金額がすべてで、別料金をその場で追加して払うことはまずありません。
In English
アメリカでは、レストランやタクシー、美容院などで会計をすませたあとに、さらに15〜20%ほどの『チップ』を追加で払うのが当たり前とされています。払わないと、店員に対してかなり失礼だと受け取られることもあります。
チップが『当然』な理由は、時給そのものにあります
アメリカの連邦法では、チップをもらう仕事の最低の直接時給は2.13ドルで、1991年からずっと変わっていません(U.S. Senator Bernie Sanders)。これは通常の連邦最低賃金である7.25ドルよりずっと低い金額です。
この差額(最大5.12ドル)を『チップ・クレジット』として、店はチップで埋めてよいことになっています(Patriot Software)。つまりホールで働く店員(英語では server)の時給は、最初からチップをもらう前提で低く設定されているのです。
チップを渡さないと、その日の給料が足りなくなる
もしチップと時給を合計しても7.25ドルに届かなければ、法律上は店側がその差額を埋めなければなりません。しかし実際には、その場にいる客が十分にチップを渡すかどうかで、その店員のその日の手取りが直接変わる仕組みです。日本のように、客の選択とは関係なくスタッフの給料が決まっている国とは、根本の仕組みが違います。
この話で手に入る英語
Keep the change.
和訳 お釣りはとっておいてください。
レストランのテーブル会計だけでなく、タクシーやカフェで少額のチップを渡すときにも使える定番の一言です。
In the U.S., a 15 to 20 percent tip is expected at most restaurants.
Servers rely on tips because their base pay is only $2.13 an hour.
If tips are too low, the restaurant has to make up the difference by law.
- ① アメリカでは、たいていのレストランで15〜20%のチップが期待されている。
- ② 店員の基本時給はわずか2.13ドルなので、チップに頼って生活している。
- ③ チップが少なすぎる場合、店側が法律上その差額を埋めなければならない。
出典: Patriot Software|Federal and State Tipped Minimum Wage Rates for 2026 / U.S. Senator Bernie Sanders|Tipped Minimum Wage
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アメリカの『チップ』について、正しいのはどれ?
よくある質問
なぜアメリカではチップを払うのが当たり前なのですか?
チップをもらう仕事の連邦最低時給は1991年から2.13ドルのままで、通常の連邦最低賃金7.25ドルよりずっと低く設定されています。この差額をチップで埋める前提になっているため、チップを払わないと店員の収入が最低賃金に届かないことがあります。
チップを払わなかったらどうなりますか?
法律上は店側がその日の不足分を埋める義務がありますが、実際には客がチップを十分に払うかどうかで店員の手取りが大きく変わります。マナーとしても、チップを払わないことはかなり失礼だと受け取られることがあります。